2003年石田日記1月〜4月

1月1日 ★ TVK・We Love かながわ
1月26日★ シュナイト音楽堂シリーズvol.1@神奈川県立音楽堂
2月11日★ ほどがやクラシックコンサート@かながわアートホール
2月28日★ SWEET SPRING NIGHT@紀尾井ホール
3月8日★ 神奈川フィル特別演奏会ブラームスプロジェクト@埼玉会館
3月17日★ 保険福祉大学校歌録音@AH
4月12日 ★神奈フィル第195回定期演奏会@神奈川県民ホール
4月18日 ★シュナイト音楽堂シリーズvol.U@神奈川県立音楽堂







1月1日神奈川県 新春特別番組
 We Love かながわ


放送:テレビ神奈川
時間:午前9時30分〜10時
出演者:神奈川県知事 岡崎洋
作家・シナリオライター 山田太一
司会:塩野ひろ子
神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者による弦楽四重奏団
1stヴァイオリン:石田泰尚
2ndヴァイオリン:小宮直
ビオラ:秋山俊行
チェロ:山本裕康
曲目:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
童謡メドレー
エルガー/愛のあいさつ
★これはコンサートでは無いのですが、石田氏が出演したし。ということで(笑)。 何故か神奈フィルにお呼びがかかったテレビ番組です。神奈川特集だから当然と言えば当然か?内容は岡崎氏と山田氏と アナウンサの対談。内容は…真剣に見ていないのでよく分からない(笑)。まあ、館風は石田氏しか目にはいっていないので 仕方ないと言っちゃあ仕方無いんですけどね(笑)。冒頭と真ん中、そしてラストに演奏がサンドイッチされます。
 もっと石田氏の演奏が(つーか神奈フィルが紹介される番組だと勝手に思い込んでいた。)はいる物だと思っていた館風は内容を見てがっくり。 でも石田氏にアップで寄るし、演奏はしっかり聴けるし(演奏中に石田氏に被せて「神奈川の風景」が入ったときはどうしてくれようと思ったけど)、とりあえずガマン。 それにしてもやっぱりカッコいいわ〜。神奈フィルの首席奏者たちはカッコ良いですね。みんなすらっとした姿勢で弾いてらっしゃって、 見目も格好良いし、音も格好良い。流石首席。神奈フィルの弦楽は石田氏が入ってから音が格段に良くなったな〜と思うのですが、実際の所はどうなんでしょう? やっぱり石田氏に負けないぞ!って言う気迫は感じますよね。
 かなり唐突な組み合わせの番組でしたが、石田氏ファンとしてはそれでも嬉しいのです。



1月26日 シュナイト音楽堂シリーズ
「古典派の偉人たちvol.1」


場所:神奈川県立音楽堂
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
指揮・チェンバロ:ハンス・マルティン・シュナイト
ヴァイオリン:石田泰尚
フルート:山田恵美子
曲目:

C.P.Eバッハ
「6つのシンフォニアWq.182」から
第6番ホ長調
J.S.バッハ
ブランデンブルク協奏曲
第3番 ト長調 BWV.1048
第5番 ニ長調 BWV.1050
ハイドン
交響曲第101番ニ長調 Job.T,101「時計」
アンコール
ハイドン
交響曲第89番より
第3楽章 メヌエット

★2003年に入って初石田である(笑)。いや、厳密に言うと元旦にジルヴェスタがあったから違うんですけど。 とにかく1月としては館風にとって初の石田様のコンサートなのだ。しかもソリストとしての。

 今日の石田様はまるでNY版CATSのラム・タム・タガーのような髪形。あれで前髪がくるりん★ってしてて猫耳があったらバッチリタガーである。 もちろん館風はラム・タム・タガーが大好きだ(<関係ない)。とにかく前面がばりっと立っていて(しかしよくよく見てるとふわふわ揺れていたので ハードスプレーで立てているわけではないらしい。柔らかめ。)、後ろはキリっと撫で付けている。横の流し方が益々タガー(<しつこい)。
 なんか、いつも髪の毛を立てているよりもずっと長い状態で立てている。もしかして切らなかったのかな?その割にはジルヴェスタよりずっと金色なんですけど。。。 もしかしてライトの加減だろうか。確かに舞台照明は髪の毛が明るく見える傾向にあるし。でも、前に見たのも舞台照明の下だったんだから、同じように見えるはずだよね?(笑)。
 本当の所、どうなのでしょう?>石田様(笑)。
 スーツはダブルでいつぞやのサイケデリックな幾何学模様の入ったモノクロツートンネクタイ。石田様に似合っていてとても好きです。ハンカチは赤で、その脇にちょこんと小さいヴァイオリン型のクリップが留めてありました。今日は1つ。

 さて、演奏の方に入りましょう。
 今日は石田様ファンも多く、石田様が舞台へ登場すると拍手が。いつもこうだといいですね〜。
 「6つのシンフォニア」は小編成で、チェンバロが真ん中にドドン!と構え、その周りに他の楽器が取り囲むように配置されています。館風の席からは石田様がバッチリ★。しかし、残念な事に 第2Vnの小宮氏が見えにゃい。。。石田様との連係プレーを注目していただけに、ちょっと残念。と言うわけでこれは石田様に専念(笑)。こういう古典派はボーイングが忙しくていいですね。 石田氏盛り上がりまくり。ヴァイオリンが無かったらライヴ会場にいるんじゃないかってくらいの頭の振り方。もう曲に入っちゃってます。オッケーです。

 ブランデンブルクの第3番はもっと人数が減って、石田様の隣に小宮氏が。しかもスタンディング!!!ヴァイオリンが3人にビオラが3人にチェロが3人に弦バスが1人、でいいのかな? あ、それでチェンバロね。うっひゃー。チェロ以外は皆スタンディングで演奏。
 やっぱり立って演奏すると個性が出ますね。石田様と小宮氏はポイント、ポイントになる所の動きがピタ!とはまって、見ていて気持ち良いです。 ヴィオラの秋山氏も終始笑顔でよかったですね〜。
 それと、アンサンブル的な人数なので、一人一人の演奏が光る! 個人個人が音楽をしようって姿勢がぶつかり合って、素晴らしい演奏でした。
 石田様がメロディを引き渡す時に、小宮氏の方を見るんですよ。それで「にっ」って笑いあってメロディを引き継いでゆく。それはチェロに引き継がれるまで続いて、見ていて心地よい。一緒に演奏をしているような気分になっていました。 やっぱり音楽を楽しむ時は演奏者と一緒になって音楽しないと損ですよね!

 第5番はそれまでセンターにお尻を向けて置いてあったチェンバロが左に鍵盤を向けて置いて、その後ろにアンサンブル用の椅子。 そしてチェンバロの前に2枚の譜面台。もしかして石田様と山田嬢はスタンディングですか?
 ビンゴ!と言うわけで、ソリストの2人はチェンバロの前に。石田様が左で山田嬢が右。石田様の譜面台が少々低めに設定されていて、先ほどは見えなかった左手がバッチリ!良かった〜。これもファンサービス?(笑)。
 石田様は他のソリスト2人と掛け合いつつの演奏。第2楽章がなんだか緊張したような感じがしたんですけど、気のせいですかね?第3楽章になってバックのアンサンブルが厚くなったらふっと柔らかい感じに変わったのですが。

 演奏の後シュナイト氏と2人が握手したのですが、レディファーストで、と言う事で山田嬢から。でも石田様と譜面台の間から握手したので、石田様はのけぞってました。 石田様も困った表情。チェンバロとシュナイト氏の腕に挟まれてました(笑)。

 「時計」はあまり聴いた事無いな〜と思っていたのですが、有名な曲でしたね(汗)。この演奏会はどれもどこかで聞いた覚えが。。。って曲ばかりですものね。そういう選曲も ファンを喜ばせますよね〜。
 ちなみにこの曲は管楽器も入って結構な編成。まあ、小編成には変わりありませんが。ティンパニも入って結構派手。残念な事に今回も平尾っちの出番は無し。そうか。古典派の曲で打楽器はあんまり入らないよなあ。
 石田様はなんだかソロでやるよりアンサンブルとかオケの中で弾いた方が好きみたい?いや、ソロの時より楽しそうなんですよ。表情が。ソリストの時は 心なしか口がへの字だったりして。。。うーん?。アンサンブルとかだと他の人との掛け合いとかが楽しめるからでしょうか?まあ、ソリストはすっごい責任重大ですからね。 それはそれで大変なんでしょうが。

 このシリーズはどうやらかなり気合を入れているらしく、各パートの首席奏者が勢ぞろいしています。これは石田様が出なくても(いや、石田様はソロコンマスだから絶対出るんですけど)見に行くべきです。 いや、言い方を変えましょう。石田様ファンじゃなくても・見に行った方が良いです。
 そう言えば、親子連れで来ている人がいましたね。小さい頃から良い音楽に触れられて、あの子どもたちは本当に幸せ者です。
 しかもシュナイト氏がそのちっちゃい子ども2人に手を振るんですよ!入退場の際に。で、その仕草に会場も笑いで満たされて、あったかーい感じでした。
 ある時その2人に手を振ったシュナイト氏を見て石田様が?と首をかしげてシュナイト氏の視線を追って、子どもを見つけて石田様もにんまり。いやー。癒されますね(<何に。。。?)

 それにしてもシュナイト氏サービス精神満載すぎ!いや、好きだけど!(笑)。
 アンコールで出てきたシュナイト氏、通路にはみ出ていた石田様の足に気付いた模様で、石田様の肩に手を置いて、石田様が振り返るとやわーく石田様の足を踏む。甘踏み?(笑)。出すぎ、って事なんでしょうか?(笑)。
 更に出てきたときに、弓を振って足をパタパタさせて拍手(の代わり)をしていた石田様の足の下に足を突っ込む。石田様はシュナイト氏がそばまで来ていたのに気付いていなかった模様で、シュナイト氏の足を思いっきり踏んでしまいました(笑)。 シュナイト氏、悪戯心ありすぎです。素敵★

ともかくこのシリーズは演奏が良い。石田様ファンじゃなくても大満足な内容。
 帰り道、後ろを歩いていた奥様の会話。
 「神奈フィルなんて、って思ってお付き合いのつもりで来たんですけどね、演奏聴いたら結構いいじゃないですか。これならこれからも聴きに来ようかしら。」
 神奈フィルだって結構良い演奏するんですよ!注目して下さいな!石田様がソロコンマスになってから弦楽器のレベル、ぐんと上がったでしょ?(<実はそれまでの神奈フィルの弦をよく知らないのだが、 石田様がソロコンマスになった当初、石田様の音だけが上手すぎて浮いていた)。これからも石田様効果は期待できるんで、是非とも聞きに来て欲しいなあと思う限り。これからも神奈フィルを宜しく!(ってお前は神奈フィルの回しもんか!笑)

 は。なんか盛り上がりすぎですな〜自分。久々の石田様のコンサートだったので盛り上がってしまった。。。
 でもこれくらい盛り上がるほど石田氏(の演奏)が好きって事で(苦笑)。



2月11日
 ほどがやクラシックコンサート


場所:かながわアートホール
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
指揮:平井秀明
ヴァイオリン:石田泰尚
曲目

メンデルスゾーン
序曲「フィンガルの洞窟」 作品26
サラサーテ
ツィゴイネルワイゼン 作品20
ベートーヴェン
交響曲 第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
アンコール シュトラウス
ピチカート・ポルカ

★アートホールでコンサートを聴くのは初めて。いつもリハをやっている所だけど、どう言う聴こえ方をするのかちょっと楽しみだった。

 メンデルスゾーンの曲は、コンマスの席に石田氏がいない事が石田ファンをパニックに陥らせた(笑)。私の頭の中には一瞬「まさかソロだけ弾いて 後は出ないんじゃあ・・・」と言う思考がよぎる。隣の奥さん2人は「ねえっ!石田君いないわよっ!」と興奮気味。そんなこんなで曲が始まる。
 館風の座った位置はセンターだったので、ティンパニの藤本氏が指揮者の影になってしまい、カケラしか見えず。ちょっと残念。でもコンマス席が良く見えるので文句は言えません。
 この曲は初めて聴いたのだけれど、不思議な曲でした。幻想的って言うのだろうか。

 それよりもびっくりしたのは、チェロのハプニングでしょう。弾いているうちに1プルの女性の弓がバサっと外れたのです。 たまたまそのシーンを目撃してしまい、ど、どうするんだろう、と思っていたら隣の山本氏がひょいと弓を交換し、それを更に後ろの人と交換。最終的に一番後ろの方が外れた弓を持って一時退場。
 何かのCMで弦が切れたヴァイオリンをどんどん後ろの人に回していくのを観た事があったけど、本当なんですね〜。 こんなのを見たのは初めて。なんか、珍しいものを見た感じ(笑)。

 サラサーテはとうとう石田氏登場。1stヴァイオリンが一度退場して椅子が下げられます。 指揮台の脇にスペースが。おお。スタンディングですね!石田氏のスタンディング演奏は見ていてもカッコいいので大好きです。
 石田氏が登場すると、心なしか(いや、絶対)それまでよりも拍手が大きい。みなさま、ステキです。石田氏ファンはみんな保土ヶ谷在住なんでしょうか(笑)。

 最初の一音を石田氏が弾いた瞬間、ピッと演奏が締まったんですよね。石田パワー全開です。
 ツィゴイネルワイゼンは速弾きあり、情緒的メロディありのバラエティの富んだ曲。その両方のそれぞれの特徴を最大限に引き出しての演奏。
 とにかく、すごいのだ。もう、うまい、以上何も言えません。こっちははじめっから最後までドキドキしっぱなし。

 石田氏の演奏で私が好きなのは、高音部。ヒステリックになりがちなのに、とっても優しい音がするんですよ。どんなに高くなっても落ち着いて優しい。 いや、石田氏の演奏は全体を通してとっても優しいのですが。
 正確な演奏と安定したピッチ、って言うのは当たり前なのですが、それ以上の何かを伝えてくる演奏でした。その何かは受け取る人それぞれだと思うのだけれど、 石田氏の発する「音楽」はきっと聴衆に届いたと思う。

 毎回思うのだが、石田氏は見せ方が上手い。コンサートと言う形式で演奏を聴く以上、聴覚以上に視覚の影響はすごいと思うんですよね。 そして、石田氏はそれを知っている。聴衆が何を見たいのか(何を期待しているのか)、も知っている。 それを意識して演奏しているわけだから、館風みたいなファンにはもうツボなわけです。
 今日の演奏では速弾きの部分は演出過剰にならないように気が遣われていたし、感傷的なメロディは 表情も一緒に変化して、微妙な音楽を伝えるのをサポート。
 でも、その向うになんか嬉しそうな石田氏が見えるのですよ。物悲しいメロディを弾いている表情のはずなのになんだか とっても楽しそう。楽しんで弾いているのが演奏から伝わってくるんですね。

 ツィゴイネルワイゼンが終了した時に、石田氏はなんだか嬉しそうな笑顔を見せて、パッと派手にヴァイオリンを回しました。 先日のトリオ・アパッショナートなんて比じゃないくらいに回ってました。おそらく石田氏自身でも納得の行く演奏が出来たのでしょう。 観客は大満足ですよ。本当に。こんなにいい演奏が聴けるなんて、感激です。

 聴衆の拍手に応えて何度か引っ込んだ石田氏が登場するのだけれど、その表情がなんだか恥ずかしそうな、嬉しそうな、微妙な表情。 ま、これだけ「石田氏ファンです!」みたいな人がいっぱいいるところに出てくるのは恥ずかしいかもしれないけど(笑)。
 そう言えば、パーカッションの平尾氏が石田氏に盛大な拍手(頭の上で拍手でした)を贈っていました。 平尾氏は正直ですからね。演奏のクオリティはやっぱり高かったのでしょう(館風は素人なんで・・・)。

 休憩の後の「英雄」は館風が懸念していたような事は無く(笑)石田氏がコンマス席へ。いつも通り真っ先に出てきます。 休憩後は一番に出るぞ!みたいなのがあるんでしょうか。なんだろう?(笑)。
 おっと、シャツとネクタイが替わってますね。クロスタイから例の派手なツートンネクタイに。昼間の演奏会ですからダブルのスーツでした。 左胸に金色のヴァイオリンが2本付いています。ハンカチはもちろん赤。

 「英雄」はコンマスらしいハデハデ!な弾き方。初っ端から立ち上がり気味の激しい演奏。 ああいう盛り上がりの激しい曲は好きなのでしょうか。もう50分間乗りまくり。2楽章の葬送行進曲が とても印象的でした。楽章ごとの曲のイメージが明確にあった演奏だったと思います。

 アンコールはシュトラウス兄弟によって仲良く作曲された(<平井氏談)ピチカートポルカ。
 弓を置いての演奏。なんか、石田氏のピチカートって、他の人と違いません?石田氏の方が弾き方がカッコいいんですけど?どうなのだろう。。。
 人差し指で弾いていたかと思うと親指だけで弾いたりとか、多少音色に違いがあるみたいですが、そこまでわかりません(爆)。
 平井氏は、途中で鳴ったトライアングル(?)の音に「何処何処?!」って表情で周りを見回す。ちなみに館風は始めその仕草に気付かず、 石田氏が下を向いて笑いをかみ殺した事で気付きました(爆)。もう、平井氏ったらお茶目さんですね。楽団員わらかしてどうすんですか。 ま、もちろん聴衆も楽しみましたけど。
 ピチカートポルカは可愛らしくていいですね〜。ただ、惜しむらくは最後の演奏なのに、舞台上の全員が参加できない事ですかね。

 それにしても本日は石田氏がとても素晴らしい演奏でした。益々ファンになってしまいそうです(<これ以上どうやって?・笑)



































2月28日
 羽田健太郎の室内楽
 1 Sweet Spring Night


場所:紀尾井ホール
出演者:Trio Appassionato
 1  羽田健太郎(pf.)
 1  石田泰尚(Vn.)
 1  村井 將(Vc.)
曲目:
★第1部
シューマン
 ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調Op.63
ストラヴィンスキー
 イタリア組曲より(チェロ&ピアノ版)
ピアソラ
 受胎告知のミロンガ
★第2部
クライスラー(ラフマニノフ編曲)
 愛の悲しみ
メンデルスゾーン
 ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調Op.49
★アンコール
ショパン/別れの曲
羽田健太郎/風子のラーメン

★久々のコンサート。しかし今日のコンサートプログラムは石田様よりも村井氏がメイン。よって 聴いた後も「もっと石田様の演奏を聞きたかった」と言う気持ちでいっぱいに。。。(爆)。
 しかし、ピアノ三重奏曲を2曲聞けたのだし、まぁ良いとするか。

 本日の石田様は髪の毛を切って短めの髪をパリっと立ててらっしゃいました。色はブロンズって感じかな? タキシードはいつも通りで、カマーバンドは黒。ネクタイは白だったので久々の組み合わせ?そう言えば羽田氏のハンカチが第1部と第2部で変わっていたのは何故?(笑)。 石田様のハンカチは良く見えず。いや、遠いからわかりませんて(笑)。
 今回は音重視の席取りでしたのでめちゃめちゃいい音で鑑賞する事が出来ました。音が降ってくるんですよー。最高でした。

 シューマンのピアノトリオはいつもよりギシギシした感じの音。やっぱりトリオはこうでなくっちゃ。勿論石田様が得意な泣きはいつも通り泣かせる音をしっかり鳴らして。 この使い分けと言うかギャップが曲を面白くするんですよ〜。3人の音楽が絡み合って紡ぎだされる音楽の多彩さに圧倒されました。

 ストラヴィンスキーとピアソラはやっぱり羽田氏が迫力で圧倒。村井氏はピアソラが一番楽しそうでしたね。やっぱり三度のメシよりピアソラが好き★と言うのは本当なんでしょうか(笑)。

 クライスラーはヴァイオリンの名曲をピアノアレンジで。石田ファンの館風的には「わざわざピアノ版じゃなくても・・・」と思う限り。いいじゃん。石田様に弾かせてよ(笑)。
 それはともかく、なんというか、やっぱりラフマニノフ編曲だな、って言う編曲で、超絶技巧のオンパレード。それでも羽田氏の手が鍵盤の上を滑るように転がるように動くだけで信じられないほどの音が紡ぎだされる。 羽田氏ってやっぱりすごいんだなぁ。。。(<今更再確認)

 そして本日のメイン!メンデルスゾーン!くぅう。これを楽しみにしてきたんですよぅ。
 なんだか石田様の音がシューマンと違う?こちらの方が柔らかい音になっていた気がしました。聴かせるメロディが多いからでしょうか。
 石田様と村井氏が肝々でコンタクトを取り合う様が、とっても素敵なんですよ。石田様は左手をぐいっと下げて、身体ごと村井氏の方へ傾けてとっても積極的。 村井氏は(つってもあんま見てないんだけど)ちらり、と顔を向けて確認。クールです。意外です。そして羽田氏は時折前の2人へ余裕の表情で顔を向けます。 さすが最年長(笑)。余裕綽々です。ちなみに石田様30歳、村井氏34歳、羽田氏54歳らしいです。
 何楽章だか忘れたのだけれど、ピチカートがとってもステキでした。いつもゆったりとピチカートを弾く石田様ですが、今回は曲の関係もあって クールな指捌き。指版の上で左手がクリアに動いて、右手は弓を持ったまま弦を弾いていくのですが、それがまた綺麗。ほんの1フレーズしか無かったのですが、 なんか妙に印象的だったので。。。今日は華麗って言うよりも迫力の演奏が多かったからかな?いや、迫力の演奏もめちゃめちゃ格好良いんですけどね。
 演奏終了後には会場内から「ブラボー!」の声。そうでしょうそうでしょう。今日の演奏は良かったよねぇ。いつかブラボーって声をかけられるようになりたいなぁ。

 アンコール2曲は羽田氏がソロで。良かったんだけど、良かったんだけど・・・!!!
 やっぱり石田様と村井氏にも参加してほしいですよねぇ。軽い曲でいいんで。そりゃ忙しい三人ですからあと1曲増やすって言うのが大変だとは思うんですけどね。 ま、これは我儘ってもんでしょう。

 やっぱりこういう風な少人数アンサンブルはいいですね。音が少ないから石田様の演奏を思う存分聴けるし(笑)。 それに石田様、ピンで弾いてる時の方が妙に活き活きしてるし。次の少人数編成はいつだろう?今から楽しみデス。



















3月8日 ブラームス・プロV


場所:埼玉会館
指揮:現田茂夫
pf:園田高弘
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
曲目:ブラームス
 1 交響曲 第3番 ヘ長調 Op.90
 1 ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.83
アンコール ワルツ(pf)

★これは彩の国ブラームス(管弦楽)・プロジェクトの一環で、その名の通りオール・ブラームスプログラム。
 えーと、行こうと決めた時にビラは無かったので予習無し!(爆)。結構聞きやすい曲だったので予習ナシでも十分楽しめました。

 交響曲の方は、もう、第1楽章の石田様と現田氏の大暴れが印象的でした。始め、石田様がちょっとスパークして来たかな?って所で、 現田先生大爆発!(笑)。あの指揮でよく演奏できるなあ(笑)。現田先生、あからさまに動き変な所ありましたが・・・いいんでしょうか??(笑) 館風あれで歌えって言われたら絶対ムリ!(笑)これぞ現田先生と神奈フィルのコンビネーションの成せる 技って事でしょうか。ああ、もしかしたら石田様が現田先生の意思をピピッと受け取って皆に伝えてるのかもね(笑)。
 で、現田先生が大暴れすると石田様も負けじと大暴れ!いつになく激しい演奏でした。おかげで後ろの楽章とのギャップが面白かったですけどね(笑)。
 2楽章の切ないメロディもいいですが、3楽章の悲しいんだか明るいんだか良く分からないような(苦笑)メロディが好きですね。 低い弦楽器とピアノの主旋律に対してオブリガードのようなヴァイオリンが素敵でした。ああいう対旋律みたいなのが好きなんですよね。 主役より脇役が好き、みたいな。その割りに好きな演奏家は石田様ですが・・・(だって石田様って主役意外有りえないでしょ?)。

 ピアノ協奏曲の方は、今回センター寄りに席を取ったので、園田氏の手もバッチリ★転がるように滑る手から生み出されるトリルが凄かったです。 ほとんど動いていないように見えるのに音が絶える事無く生み出されるんですよ!それがもう、さりげない感じでとってもカッコイイのです。
 ピアノ協奏曲のチューニングはピアノのピッチに合わせる為に(…だと思う。442?かな?)始めに石田様がオーボエの方を向きつつピアノのAを弾く。 うーん。石田様、ピアノ弾いても絵になるなぁ…。で、オーボエがピアノに合わせると石田様もヴァイオリンでチューニング。その後はいつもと同じ。 関係ないが、石田様、ピアノ弾いたらめちゃめちゃカッコいいんだろうなぁ…。あ、でも音感壊れそうですよね。ヴァイオリニストがピアノ弾いたりすると。
 3楽章のチェロ独奏は、もちろん首席の山本氏。めっちゃ音がシブイ!カッコイイ!あのチェロは最高でした。ホントに!もしかしたら今日のナンバーワンかも。。。 心なしか拍手が一番大きかった気もしますし・・・(なにより石田様が足付きで拍手してましたから!) こうなると俄然次のシュナイト音楽堂シリーズが楽しみになってくる所です。来月が楽しみデス。
 第3楽章から第4楽章へは間髪入れず。ヴァイオリンパート冒頭の石田様のパフォーマンスが可愛いですね。動きが可愛いんですよ。きびきび弾いてる感じ。
 石田様の弾き方って、なんか他の人とちょっと違って、弓のお尻が円を描くように滑らかーに動くのですが、この時はストップモーションを交えていつもと ちょっと印象が違いました。なんか音の響き方もちょっと違う?うーん。そこまでは分からん。しかし、演出効果はあったと思います。 曲の感じによく合ってましたから。

 そう言えば今日の石田様は2回ほど千切れた弓の毛をむしってました。そんなに力を入れてないような流れるような動作でぷちっと。 やっぱり手が綺麗ですね〜(<何処を見てるんだ)。

 ブラームスってあまりしっかり聞いた事が無かったのだけど、かなり聞きやすいんじゃないかなーと言う印象を受けました。 なんか、親しみやすいメロディが多いんですよ。ふーん。色々勉強になるなぁ。







3月17日 保健福祉大学校歌録音


場所:かながわアートホール
曲目:保健福祉大学校歌
 作曲:一柳慧
 作詞:大岡信
指揮:藤野浩一
管弦楽:神奈川フィルハーモニ―管弦楽団

★これは、本来ならノーマル日記行きだったのだが、あえてこちらで書かせていただく。
 え、何かって?コンマスが石田様だったんですよ!これ!もう、わけがわかりません。何故にこの 仕事に御大が出てきたのでしょうか?曲が一柳氏だったからか?もうこれは事務方の館風へのサーヴィスとしか思えません(笑←注:勿論冗談です。思ってません。)
 そんなこんなで、AHに入る40mも前から「もしやあの青くて茶髪なのは石田様?!」と気付き、 勝手に心臓バクバクさせていた館風ですが、今日は合唱団としてのお仕事もきちんとこなします。

 この保健福祉大学と言うのは今度できる大学らしく、それを神奈フィルに弾いてもらって、歌も合唱団に、と言う事らしい。 中々粋な事しますね。こういうお仕事があるのは合唱団員としても嬉しい限りです。

 そして!念願の藤野先生と御対面!丁度2年ぶりになるでしょうか?嬉しくて、相方は舞い上がってました。 館風は思い余って(笑)手を振ってしまい、そうしたらなんと!藤野先生は気さくに声をかけてくれるじゃないですか!やっぱいい人だ〜(嬉) おかげで相方は藤野先生に覚えてもらえたっぽいし、手も振ってみるもんですね(笑)。

 お仕事は1回合唱だけで歌って、その後合わせ。いきなり録音開始です。 藤野先生は「○○の所がちょっと低いから高めにね。」と注意した次の合せでは、律儀にその所に来ると手でOKの形を作るのです。 きちんと聴いていてくれると言う安心感が歌いやすかったです。

 それにしても、石田様が出張ってくるって知ってたら、気合入れて服も選んだし、化粧もしたのに。。。 普段着すっぴんだったよ。。。(涙)。まあ別にどーせ見てないからどうでもいいんですけど(笑)。

 今日の石田様は短めの髪の毛をババッと立てて、エネルギッシュ。青と黒で切り替えの効いたトレーナに、いつも通りの黒ジャージでした。 きっとこれは仕事着って決めてるんですね。
 今日休憩時間の石田様は絶えず煙草を吸っていたと思うんですが、演奏直前にはガムかんでるんですよね。。。いや、勿論演奏する直前に出してるんですけど。 問題は(<別に問題でもなんでもない)「いつガムを口に入れたのか?」って事で(笑)。
 それにしても石田様、煙草吸いすぎです。健康には気をつけて下さいね。(<超絶おせっかい)





4月12日 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
 第195回定期演奏会
 『R.シュトラウスの光と影』


場所:神奈川県民ホール
指揮:現田茂夫
ホルン:ラルス・ミヒャエル・ストランスキー
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
曲目:R.シュトラウス
交響詩「ドン・ファン」作品20
ホルン協奏曲第1番 変ホ長調 作品11
楽劇「サロメ」より
 ”7つのヴェールの踊り”
交響詩「死と浄化」作品24

★神奈川フィルの2003年度のシーズンの幕開けである。今年から館風は定期会員になったので 毎回見に行く事が出来る。残念ながらS席ではなく学生席なのだけれど、今日みたいにゲネプロ見学が 出来るから定期会員になる価値はかなりあると思う。
 ゲネプロを見る面白さってのは、やっぱり音楽が出来上がっていく過程を見ることにあると思う。と言っても、 ゲネプロの頃には殆ど音楽なんて出来上がっているからあまりそう言うのを観る事が出来ないのだけれど。 それでも、神奈フィルの面白いところは、ゲネプロと本番では気合の入り方が全く違う、と言う所。ゲネプロを聴いて 分かった気になっていると本番で衝撃を受ける事請け合いです。ええ。本当に。今日もやってくれました。本番、大迫力でした。
 それに、ゲネプロは楽団員もリラックスしているのか、結構お茶目な面も見れたり。パーカスの平尾氏は暇な時にティンパニの藤本氏を真似したりしていましたし、 石田様は弓を空中に放り投げて半回転させてキャッチ!とかしていましたし、普段見れない楽団員の顔も見れるかも?!

 さて、今日のコンマスは待ってました!石田泰尚様vv
 そうですよーう。ファンはこれを待ってたんですよーう。シーズン最初だから絶対石田様だとは思っていたけれど、やっぱり嬉しい。 しっかっも!ちょぴっととは言え、ソロがあるじゃないっすかー!!!繊細で儚げ、それでいて芯のある音色が聴けました〜。うーん、やっぱり 石田様のヴァイオリンはいいなぁ。。。(最近他の人のヴァイオリンも聴いたけど、あんまり満足できなかったのだ)

 今日の石田様★
 ゲネプロは白で模様が入った赤いダンガリー地(?)の大き目のシャツに、下にはVネックの黒いトレーナっぽいのに、その下に更に白の丸首のTシャツ???みたいのを着ていました。 シャツ裾から真っ赤な服が覗いていたのですが、下に着ているどの服かはわからず(苦笑)。
 あ!髪の毛切ってましたね。短めの髪の毛を立てるでもなく、撫で付けるでもなく、絵にするのが難しい髪形でした(<いえ。。。いつもです。)
 本番はいつも通り。特筆すべき点はありません。うん。イラストを参考にして下さいね(笑)。

 今日の曲目は大編成の「サロメ」アリ、珍しいホルン協奏曲アリ、で、中々に面白いプログラム。ホルン協奏曲はやっぱり中々 演奏されないのか、今日の会場にはホルンを持ったホルン奏者らしき人がいっぱい。館風の近くに座った大学生らしき人たちもホルン奏者らしく、 ホルンについて話していました。

 「ドン・ファン」はまるで一本の映画を見ているような色彩に富んだ曲でした。なんというか、映画音楽みたいな 感じなんですよ。解説を読んでから聴いたので色んな場面が展開するような感じを楽しめました。

 注目のホルン協奏曲は、ウィーン・フィル首席ホルン奏者のミヒャエル・ストランスキー氏を迎えて。 音がやーらかくて、ほわ〜んって感じの優しい雰囲気でした。曲自体も結構変わっててかなり楽しめました。

 「サロメ」は打楽器と管楽器が増強された大編成。出だしが打楽器のエキセントリックなリズムから始まりで、ティンパニの藤本氏が めちゃめちゃ楽しそう!動きがもう、楽しくて仕方ないって感じなのです。ええ。見ていて楽しい〜。もう、曲の始めにウキウキして引き込まれました。
 この曲、踊りを踊っている曲らしいんですけど、正に!って感じですよね。今日聴いたR.シュトラウスの曲は音を聴いて映像が見えるような曲でしたね。 色彩感豊かな曲は聴いていて楽しいので大好きです。

 最後の「死と浄化」は、タイトルからもわかるように他の3曲とちょっと雰囲気が違って、静かな滑り出し。 曲の終りも、いつ終ったのか分からないような、何時の間にか死んでしまったみたいな終り方。現田先生とオケがビシッ!と ストップモーションを決めた所は私も息が止まってしまいました。なんか、曲の終りに一緒に死んでしまった感じ。
 この曲、途中で石田様の繊細で儚げなソロがあるのですよ。それがまた、曲の雰囲気に馴染んだいい音してるんですよね〜。 石田様の凄い所は曲に合わせた音色をどんな曲でも出せる所ですよね〜。どんなに上手くても曲の雰囲気に合ってない音色だとがっかりしちゃいますもんね。 その点石田様はそういう事が無いから安心して聴けます。今日も曲のイメージとピッタリ!
 久々に聴いた石田様のソロはやっぱり格好良かった・・・!!!

 演奏終了後、現田先生がソリストを次々と紹介して行ったのですが、最後に石田様を紹介しようと手を差し出しているのに、石田様はそれに気付かない!! 視界に入っているのに気付いてないんですよ。自分が紹介されると思ってないっていうか、そんな事考えてもなかった、っていう顔で立ち上がってお辞儀してました。 いや〜、クールでいいですね。そんな所も石田様の魅力なんです。

 演奏が全て終了し、今日は来て良かったわvvとウキウキしつつ帰ろうとしたところ、出口付近に見慣れた金髪が!!!はい?!何故に石田様が 出口にいるんですか?!よくよく見るとそのすぐ横には現田先生が。現田氏はお客さんとなにやら話したり握手したりしているじゃないですか。うわお! これを逃す手は無いでしょう?!!!(笑)
 勿論館風は素早く石田様の所へ寄っていき、幸い握手を求める人とかは切れていたので早速石田様へ声をかけました。今日の感想を述べると 石田様は「あ・・」みたいな感じでにこっと笑ってちょっとお辞儀。素早く手を出して握手を求めると手を握り返してくれました。今日この幸運を見つけて 握手してもらった石田ファンはどれくらいいるかな〜?(笑)。
 石田様、有難う御座いました〜vv(そして現田先生有難う!何故ならおそらく現田先生が石田様を引っ張り出してくれたんだと思うから!笑)

 そんな訳で今日の帰りの館風は熱に浮かされたみたいにフラフラしてました(笑)。あまりに幸せすぎてフラッフラ(笑)。
 次回の定期はシュナイト氏でブルックナーでしたよね?って事はコンマスが石田様である可能性大?とか思うと今から楽しみでしかたありません★

























4月18日 神奈川フィルハーモニー管弦楽団特別演奏会
 シュナイト音楽堂シリーズ
 「古典派の偉人たちVol.U」


場所:神奈川県立音楽堂
指揮:ハンス・マルティン・シュナイト
チェロ:山本裕康
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
曲目:
J.C.バッハ
 「6つのシンフォニア」から
 第1番 変ホ長調
ハイドン
 チェロ協奏曲 第1番ハ長調 Hob.Vllb,1
 交響曲 第104番 ニ長調 Hob.T,104「ロンドン」
アンコール
 ハイドン
 交響曲 第100番「軍隊」より 第3楽章

 ソリストを団内から出して行なうこのシリーズは、神奈フィルの地力のすごさって言うのを見せ付けてくれる。 今回の山本氏のソロも、かなり良かったと思う。

 さて、本日の石田様は髪の毛を立てて(私の目には最早ラム・タム・タガーにしか見えない)、ちょっとワイルド。 ふわふわっと立てていて、とってもエアリィで弾くたびに髪の毛がふぁさふぁさ揺れてました。相変わらず イラストにするのが難しいです(涙)。
 えーと後は。。。ま、こんな感じ→(笑)。

 はい。とっとと曲の方へ行きましょう。今回はサボってしまって予習なし。でもどれも面白く聞けましたね。

 始めのバッハはドッペルオーケストラで、左右にそれぞれ第1Vn、第2Vn、ヴィオラ、チェロ、コンバスと配置されていました。 ドッペルオーケストラって初めて聴いた(ドッペルコーラスなら掃いて捨てるほど聞いた)のですが、面白いですね。配置に凝ったのは正解だったと思います。とても聴きやすかった。

 そして山本氏のソロ!始めの方は緊張している感じがこちらにも伝わってきてしまったのですが、後半になればなるほど乗ってきていい音になっていきました。 なんか、いつもオケの中で弾いているので音とか良く分からなかったのですが、こう、ソリストとして聴いてみると、バッチリ音が立ってていいですね。 「ここは俺が目立つんだよ!」って言う自己主張が心地よいくらいでした。
 そう、この時ばかりは石田様もサポートに回っていて、それがまた良いのですよ。うん。なんか土台はしっかり支えておくぜ!みたいな感じでしょうか。 土台がしっかりしてるからソリストがいろいろ出来るわけです。今日の山本氏も後半はノリノリでやりたい事はやったんじゃないでしょうか。
 そう言えば、チェロ協奏曲の後、何度か山本氏とシュナイト氏が出てきなおしたりしたのですが、山本氏はあまり表へ出たがらないのか、 いいよいいよって感じで後ろに引いてしまうのです。それをシュナイト氏や周りが出ろ出ろって押すものですから、出てきたものの、そのままちょっと礼して 帰っちゃう、なんて事も起こりました。この時には楽団員も声をあげて笑っていましたね。石田様も笑顔でした。

 最後の「ロンドン」はかなり面白かったです。なんていうか、前2曲と曲の重さが全然違う事もあって全く飽きませんでした。いやー、重いままでも無いんですけれどもね。
 個人的には第4楽章のメロディが好きですね。そう言えば第4楽章の石田様は終始立ち上がりっぱなしだった気が。。。(笑)。あまりの 勢いにイスから離れている時の方が多かったと思います。

 後半の石田様はしきりに顎の汗を肩でぬぐったり、ヴァイオリンに付いた汗をズボンの膝でぬぐったり、眼鏡に溜まった汗を取ったりしていました。 きっとライトが暑かったんでしょう。ただでさえ今日は暖かいのに、舞台の上、しかも一番ライトが当たる位置に居る石田様、そりゃ汗もかくってもんです。 演奏の方も白熱していましたからね。そう言うのもあったのでしょう。それにしても、燕尾服で汗拭いちゃいますか。。。ま、ヴァイオリンの方が高いから全くもって正しい理屈なんですけど(笑)。

 今回も石田様は通路に出していた足でシュナイト氏にいじられていました(笑)。ああ〜。
 始めは出していた足をとっても大げさに避けられて、石田様は苦笑い。その次は、シュナイト氏が大げさに遠回りしようとしたのを受けて 石田様も大げさに足をしましました。ま、シュナイト氏が通り過ぎたら石田様は律儀に足を戻したんですけど(笑)。
 シュナイト氏がコンダクタだと、こういうちょっとしたサーヴィスがあるからいいですね。なんというか、演奏者との距離が埋まるっていうか。そういう感じ。 そう言うのってやっぱり嬉しいのです。

 そうそう。プログラムの一番後ろに、前回のシュナイト音楽堂シリーズの新聞記事が載っていました。えっと神奈川新聞ですね。 館風は神奈川新聞を取っていないのでこういう記事があったんだよ、と言うのがわかって嬉しかったです。 実は神奈フィル関連の記事って結構神奈川新聞は取り上げてくれるんですよね。ちょっと注意してチェックしようかなぁ。と思いました。

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