2002年石田日記1月〜10月

1月31日★ YAMATO弦楽四重奏団演奏会@津田ホール
3月9日★ 神奈川フィル第184回定期演奏会@MMH
3月14日★ ピアソラ・ナイト・スペシャル@青葉台フィリアフォール
5月17日★ 番外編
7月27日★ シアトリカル・ミュージック・ナイトin湘南台@湘南台文化センタ
9月7日★ 神奈川フィル第189回定期演奏会@MMH
9月15日★ 神奈川フィル埼玉公演@埼玉会館
9月17日★ LOVE CLASSICS@紀尾井ホール
10月19日★ 神奈川フィル第190回定期演奏会@MMH
11月3日★ 神奈川文化賞スポーツ賞贈呈式祝賀音楽会@神奈川県民ホール
11月6日★ 連続講座 ベートーヴェンを考える2002 レクチャーコンサート@国立音大





1月31日YAMATO弦楽四重奏団
コンサート2002


場所:津田ホール
出演者:YAMATO弦楽四重奏団
1st.Violin 浜野考史 2nd.Violin 石田泰尚
Viola 榎戸崇浩 Violincello 阪田宏彰
曲目:J.ハイドン:弦楽四重奏曲 第82番 へ長調 作品77-2
 「雲がゆくまで待とう」
A・ボロディン:弦楽四重奏曲 第2番 ニ長調
C.ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 作品10
+アンコール(なんだかかっちょ良く面白い曲だったがタイトルはよく聞こえなかった。)

★この日は館風が初めて石田氏がオケ以外の場所で弾いているのを聴いた記念すべき日である。 2001年の第九で石田氏の魅力を再確認した館風は次の神奈フィルの舞台はいつだろう?とかのん気なことを考えていたのである。 ところが。神奈フィルのHPをひょっと見ると石田氏のこの演奏会のお知らせが載っているではないか。 この時になってやっと館風は石田氏に会うには演奏会を見に行くのが一番手っ取り早いと気付いたのであった。

 さてさて。コンサートの話。
 なんとこのコンサート、全席自由。これは石田氏が良く見えるところに座らなくては(笑) イスが置いてあったので第二ヴァイオリンが正面から見える位置に陣取りました。入ってきたらきっちり石田氏が正面に見える位置。ラッキィ。

 石田氏はやっぱり大スパークでしたね(笑)。盛り上がってくると立ち上がってるし。そして座った瞬間に「ギシッ!」と言う音が。 更に、なんだか「パタパタ」と言う音が聞こえるなあ?と思って舞台を見ると石田氏の左足が出す音でした。曲にあわせて踏ん張り方が変わるので、足を移動する時の音でした。 いいのか。それ(笑)

 どんな曲だったのかわかりませんねえ(笑)内容が知りたかったらそう言うサイトで調べてください。あしからず。


3月9日第184回神奈川フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会


場所:みなとみらいホール
出演者:神奈川フィルハーモニー管弦楽団。チョー・ヨンチャン(チェロ)
指揮:現田茂夫
曲目:武満徹:弦楽のためのレクイエム
 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調
 リムスキー・コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」


★大好きな神奈フィル〜(笑)現田先生は素敵な詰襟のタキシード。ああいうの、あるんですね。詰襟って萌えませんか?あ、萌えませんね。あたり前です。失礼。
 この日のコンマスは私の大好きな石田氏vv見に行って良かった〜!!しかも!P席の左側だったので、石田氏と現田先生がセットで見えます(石田氏しか見てなかったけど)。 更に、この日は弦楽に力を入れたプログラムだった為、石田氏のソロも盛りだくさん。ヒステリックな高音も、色気のある低音もどちらも素敵。 特に弦楽のためのレクイエムが素晴らしかった。石田氏はどうもソロを弾いている時の方が自由に弾いている感じがします。気のせいかな。
(しまった!曲の感想が全然ないぞ?(笑)。ま、館風は石田氏狂なので諦めてください。)


3月14日ピアソラ ナイト スペシャルU


場所:青葉台フィリアホール
出演者:石田泰尚(ヴァイオリン) 松原孝政(サクソフォン) 中岡太志(ピアノ)
曲目:ピアソラの曲しかやらないコンサート。全部書くのは面倒くさいので省略(爆)
 特に良かったのは「ブエノスアイレスの冬」かな。「ル・グラン・タンゴ」もなかなか。もちろん有名な「リベルタンゴ」もカッコよくて良かった。

★これ、どこで見つけたんだっけなあ?やっぱり神奈フィルだったかな。神奈フィルのHP。ビラがちょろっとリンクしてあったのです。 そう言えば最近、こういう風に楽団員が出るコンサートの案内しなくなりましたね。やってくれると石田氏の出るコンサートを探すのが楽になるのに(笑)

 フィリアホールは初めて行ったのですが、小ぢんまりとしていても響きの良い、いいホールでした。あそこ、少人数の合唱がよく映えそうです。 この日は思い切って5列目に座りました。うっわー。石田氏が大きく見えるー!(笑)

 前半と後半の二部構成だったのですが、石田氏は前半は白地に金の刺繍の入ったドレスシャツ(カフスがカッコイイ。) で、後半は黒い光沢のある生地のドレスシャツ。これ、変わっていて、襟は詰襟になっていて、それでいて胸元は フリルが付いているんですよ。こんなシャツ、見たこと無いです。
 髪形は多少ラフな感じ。バサっと広がっています。クラシックのコンサートじゃないからでしょうか。

 石田氏の演奏が素晴らしかった事は言うまでも無いので(<オイオイ)深くは書きませんが、石田氏の笑顔が最高でした。 弾いている最中、楽しくて仕方ない、と言う風にわくわくしているような表情で弾くのです。特に、サックスの松原氏と顔を見合わせては「にっ」と悪戯っぽく笑うのです。 自分が弾かない時は控えめにして待機しているのですが、 吹いている松原氏を「いいな〜」とでも言いたげな表情で見ているのです。ああ。演奏する事が本当に好きなんですねえ。 弾きだすととっても嬉しそうに弾いているんですよね。 なんていうか、見ている人を幸せにする演奏ですね。

 でも、石田氏、待機中とかに顎や口周りの汗を肩で拭いちゃうんです。かなりガキっぽい仕草でかわいい(<29の男に対してそれは・・・)のですが。それはともかく。 私は「シャツ、絶対シミになっちゃうよ!」(<大きなお世話)と思ったのです。 そう言えば、普通のオケでの演奏会中とか、ヴァイオリンの顎当ての辺りをタキシードの膝の辺りでグイっと拭いてますよね。あれも私、気になって仕方なかったんですよ。 だってシミになっちゃう。。。友人に言った所「ヴァイオリンの方が高いんだからタキシードなんてどうでもいいんだよ。あたり前じゃん」との事。納得。

 ついでに言えば、この日は私が好きなカリガリのファンクラブ限定イベントもあり、そちらは写真撮り放題でミニライブと言うかなりオイシイイベントだったのですが、 石田氏には変えられません。ええ。もちろん石田氏の演奏会を優先させましたとも。 最近私の最優先事項は石田氏です(笑)


5月17日番外編



★この日の「たけしの誰でもピカソ」見ました?千住三兄弟の特集やっていたんですよ。見ました?
 館風は偶然見ていたのですが、千住三兄弟って、お嬢さん、ヴァイオリニストなんですよね。それで、リサイタルの演奏シーンとかも流れたんですが。。。

 あれ?バックのオケのコンマス石田氏じゃない?あれあれ?3秒程しか映らなかった上に、録画なんてしていない為確認のしようが無いのですが、 絶対石田氏でした!私が見間違うはずないっ!(笑)
 もう千住真理子嬢そっちのけで石田氏に盛り上がる館風。しかしその後映るはずも無く(涙)。。。
 再放送しませんか?テレビ東京さん(笑)。


7月27日シアトリカル・ミュージック・ナイトin湘南台


場所:湘南台文化センター市民シアター
出演者:アンサンブル:石田泰尚(ヴァイオリン) 西澤誠治(コントラバス) 草刈麻紀(クラリネット) 大澤昌生(ファゴット)  本間千也(トランペット) 倉田寛(トロンボーン) 稲野珠緒(打楽器) 
 筝独奏:沢井一恵 語り:谷篤(兵士の物語) 新井純(貝の火)
指揮:寺嶋陸也
曲目:I.ストラヴィンスキー:兵士の物語 寺嶋陸也:「貝の火」

★これは石田氏がピン!(と言ってもアンサンブル)と言う事で喜び勇んでチケットを取ったものです。前半が「兵士の物語」で後半が「貝の火」。 本日の石田氏は以前と較べて髪を切ったのか(<勝手なる想像)ばさっと広がっていました。今日も弾くたびに前髪が揺れています。 前半の石田氏は目の醒めるような真っ黄色のシャツ。黒いズボンにサスペンダだったので、とっても鮮やか。 腕がゆったりしているデザインで、ボウイングの邪魔にならないようになっていますね。腕の太さで選んでいるのか、胴回りはシャツがばがばで、カマーバンドでキュッと締めたウエストでシャツ、余ってるんですよね。。。 あれですっごくウエスト細いのがバレてます(笑)。後半の石田氏はピアソラ・ナイトの時と同じドレスシャツ。黒の衣装の時はコレ!って決めているのでしょうか。て言うかあのシャツ何処で売ってるのか教えて欲しいよ。 石田氏、やっぱりセンスいいなあ。。。(と言うか、私のセンスとはまるだけで、一般人のセンスとはまるかどうかは知りません。悪しからず。)
 これ、前年の四月にも同じ内容で演奏会があったらしいですね。ああくやしい。この時はすでに石田氏のファンだったと言うのに。でもまあ、全ての演奏会に行ける訳ではないのである程度は諦めないと。

 さて、演奏の方なんですが、石田氏のヴァイオリンカッコエエー!!兵士の物語はヴァイオリンメイン★って感じでカッコ良いのです。おお〜。石田氏流石。6列目で見ていた私は久々に石田氏が間近でわくわくしてしまいました。 語りの谷篤氏がとっても演技が入っていて、面白い。素敵な衣装と髪形で、出てきて第一声が凛としてカッコ良かったのです。彼の台詞と言うか語りが舞台をキュッと引きしめていましたね。 兵士の物語は後半でアンサンブルの人たちの台詞も一言ずつあって、もちろん石田氏も喋りました。結構いい声です。石田氏がきちんと喋るのを聞いたのは初めて(その以前聞いたと言うのは、 昨年石田氏が就任したばかりのリハかなにかで「よろしく」と言ったのがチラっと聞こえたのみ)なので感動。なんとなく寡黙なイメージがあるので、台詞とは言えああいった言葉を発するイメージは持っていなかったのでちょっと戸惑いました。

 貝の火の方はとにかく語りの新井嬢が良い。単純にストーリーに泣かされてしまいました。流石宮沢賢治は強い。曲も良かったのですが、ヴァイオリンが少なくて・・・(<もーしもーし。館風さーん!) とにかくソロの筝がすごいんです。神がかり的な演奏。やっぱり音楽は見た目もスタイリッシュじゃないとダメですね。うん。ただ音符を並べて演奏しているだけじゃあだめなのです。目でも楽しめないとね。その点この演奏会は たっぷり楽しませてくれました。

追記。 あのホール。ゴキブリがいます。どんなに素敵な球形ホールでもゴキブリがいるのはイヤっ!え?なんで私がそんな事知ってるのかって? 私が真剣に舞台(の上の石田氏)に見入っていた時に、ふっと私の視界の端を横切るものが。虫でもいるのかな?とちょっとそちらを見ましたがとりあえず無視。今は石田氏が大切。そう思って舞台と音楽に集中していたのですが、今思えば そこで気をつけておけばよかったんですよ!何かの拍子に自分の膝が目に入ったのですが、私は膝にピンクのカーディガンをかけていて、そこの真ん中に光らない蛍がっ!!!なにっ?!なにっ?!これっ!!! 瞬間叫びそうになるのを必死に堪え、カーディガンをばさっと払う私。何処かへ飛び去る虫(てか光らない蛍ことゴキちゃん)。もう泣きそうでした。
 とりあえず、あそこで叫ばなかった自分。偉いぞ(笑)。


9月7日 第189回神奈川フィル定期演奏会


場所:みなとみらいホール
出演者:神奈川フィルハーモニー管弦楽団。神奈川フィル合唱団 小田原少年少女合唱隊
 トゥーランドット:サイ・イエングアン カラフ:福井敬 リュー:天羽明惠 ティムール:長谷川顯 ピン:松本進 パン:市川和彦 ポン:牧川修一  アルトゥーム:近藤政伸 官吏:久保和範
指揮:現田茂夫 合唱指揮:堀俊輔
曲目:プッチーニ:トゥーランドット全曲。演奏会方式。

★もちろんコンマスは私の大好きな石田泰尚氏。8月は事情があって演奏会に行けなかったのでまるまる一ヶ月ぶりの石田氏。ああ、感動で涙が・・・(<嘘です。全然出てません。嬉しくて興奮はしましたが)。 そうそう。リハで石田氏、ちょっとボケボケだったんですよね。珍しくミスしていました(しかも二箇所)。片方は現田先生と笑って顔を見合わせて「やっちゃった」って感じ。 もう片方のミスはあまりに失敗したらしく、石田氏がオケを止めていました。現田先生も苦笑い。こういう事もあるんですね。そう言えばリハの日とゲネの日はどちらも時間が長いので疲れたのか、だるそうにしていました。 しかし、その後はその日のリハについても、ゲネについても、もちろん本番についても、 ノーミス。流石プロですね。合唱団もこれくらいやれるといいのですが・・・。

 現田先生は元々は、とても厳しい先生なのですが、いまだにお客さん的な扱いを受けている合唱団にはまだ優しいのです。優しいというか。。。合唱団から変な音が聞こえると 「にかっ」と笑って真っ白な歯を見せて捨てていきます。ああ・・・現田先生、捨てないで(笑)。私も合唱のパートのどこかが間違えるとすぐわかるのですが、もちろん現田先生も分かっていて、そちらをチラっと見て、そのまま突き進みます。 結構恐いです。あの笑顔をなるべく出さないようにするのが目標です。あの笑顔が出るともう「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ!」と言う感じです。後、気付いたのですが、ある時、ソプラノがちょっと変な音を出したんですよね。 その時待機中だった石田氏もちらり、とソプラノの方を見上げていました(ソプラノはP席にいたのです)。ひいいいいい!!!石田氏にあんな目で見られたらもう、あやまるしかありません。ごめんなさいっ!!!! 次からは頑張りますからっ!(笑)

 演奏会は7日だったのですが、リハとゲネは3日と5日にあったのです。ここで注目したいのは(<するな)石田氏の髪形。5日までは髪の毛が降りてるのに、7日になると髪の毛が立っているのです! 短髪になって、髪も多少染め直し、キリっとたっているのです。これがまたカッコイイ!ワイルド石田と命名(<するな)。私、あの髪形好きだなあ。 長いのは長いので前髪が揺れる所がカッコよくて好きなんですが。やっぱり神奈フィルの定期演奏会、石田氏も気合が 入っているのでしょう。プロ意識でしょうか。気合の入れ方がカワイイですね。

 さてさて、本番はどうなったのかと言うと、もちろん大成功!石田氏のソロは見目がかっこいいのは当たり前ですが、音が!音が! 繊細で切なく、涙を誘うのです。リューのアリアのソロは最高だったなあ。リューをかき消す事無く、それでいて自己主張もして、 素晴らしいソロだったと思います。石田氏ファンの欲目でしょうか?私は今回の演奏会、誰が良かったって石田氏だと思うんですけど。現田氏よりカッコ良かったもんなぁ。 なんて言うか、あの迫力あるソロは現田先生を飲んでしまっていましたね。石田氏ファンの館風にしてみれば嬉しい限りなのですが。。。
 リュー役の天羽嬢が良かったですね(実は、元々やるはずだったアンナ・クオ嬢のリハを一度聴いたのですが、彼女の歌を本番で聞きたかったなあ。 あれ、惜しい事をしました。)

 そんなわけで石田氏の演奏に感動して涙してしまった館風は、この日から更に石田氏ファン度に更に加速が・・・。



9月15日コンサート・オペラ トゥーランドット


場所:埼玉会館大ホール
出演者:神奈川フィルハーモニー管弦楽団 神奈川フィル合唱団 小田原少年少女合唱隊
 トゥーランドット:サイ・イエングアン カラフ:福井敬 リュー:天羽明惠 ティムール:長谷川顯 ピン:松本進 パン:市川和彦 ポン:牧川修一  アルトゥーム:近藤政伸 官吏:久保和範
指揮:現田茂夫 合唱指揮:堀俊輔
曲目:ジャコモ・プッチーニ:トゥーランドット全曲(演奏会方式)

★この演奏会のパンフレット。見ました?コンマスの名前が書いてないんですよ!?そりゃ、今回歌のソロの方をメインに照明当てて、 オケはまるでピットの中みたいな薄暗さでしたが、あんなにソロがいっぱいあるのに。。。あんなにいい演奏するのに。。。絶対「あのコンマスの人は誰ですか?」って言う問い合わせがあったと思うんだけどなあ。
 この演奏会、演出が素晴らしく(演出は高島勲氏)、全体が薄暗く、妖艶な夜の雰囲気が良く出ていました。いつの間にか空に月が出ていたりするんですよ!見ました? 私は合唱団なので見ることは出来なかったので、月が出ていることなど知りませんでした。あう。ラストシーンで薄い金色の幕がするすると下りてくるところなどは目の前なので知っていましたが、 ゲネプロまで演出の事は全く知らなかったのでビックリしました。照明も舞台だけじゃなく、客席にまで及んでいて、舞台の上に乗っている私たちも楽しめました。ああいうのっていいかもしれないです。

 演奏の方はなんだか7日にピークが来てしまった感じ。え、私だけ?そんなの。ごめんなさい。館風が本番中上の空だったのには理由があるのですが、それは秘密です♪。演奏会はなんだか あっという間に終ってしまいました。やっぱり一度舞台を踏んでいるからって言うのはあったと思いますけど。
 相変わらず石田氏の演奏は素晴らしく、アリアにからむソロなんか最高!ただ、悲しいかな、今回はオケと合唱団の間にソリストが入ったため、ティムールが歌っている間は私の席から石田氏は全く見えず。 私が一番見たかったリューの死ぬシーンではティムールがばっちり出番なので石田氏が見えない・・・(涙)。まあ、ティムールがいない時でも私の席から見える石田氏は顔だけなんですけどね。ああ、彼は弾く所がカッコ良いのに。

 この日の石田氏は髪の毛がくいっと上がっていました。うーん。やっぱりワイルド石田カッコ良いなあ。この日はダブルのスーツ。そんでもって白いシャツにネクタイ。みんな白か灰色のネクタイをしていたのですが、石田氏は なんと白と黒のツートンのネクタイ。超サイケ。このサイケさが石田氏、って感じ。彼、私服もかなりいいですよね(どうして私の周りにはこの意見に同調してくれる人がいないんだろう?)。

 ゲネプロの時、合唱団も皆スタンバイできているのに、石田氏がまだ来ていませんでした。いつも通り、舞台袖からゆっくり出てきてチューニングするのかしら?と思っていたら、彼はホールの客席口から入ってきました。なので 始めは気付かなかったほど。スーツに柔らかい赤色のシャツを着て、サングラスをかけています。舞台の時に持っているいつものカートはなし。なるほど。シャツを着替えるだけで良いようにして荷物を減らしているのね。賢い。 そしてそのまま客席にヴァイオリンケースを置き、準備して舞台へ。堂々の重役出勤。チューニングの時だけは立っているので弾いている石田氏を見る事が出来ます。やっぱり石田氏の魅力は弾いている時ですよ。






9月17日LOVE CLASSICS 12th


場所:紀尾井ホール
出演者:柴田智子(ソプラノ) 石田泰尚(ヴァイオリン) 村井将(チェロ) 仲田淳也(ピアノ) The Buds(ヴォーカルアンサンブル)
曲目:LIFE of AMERICA
 アメリカの曲が盛り沢山。他のサイトでは細かく書いてあると思うので、知りたい方はそちらへ。

★石田氏が出てる!と言うので無条件でチケットを取った。しかも、ネットで見つけたのが演奏会直前で、私がぴあでチケットを買ったときには 「残りのお席が6席ですので・・・」と言われて耳を疑った。石田氏が舞台のどの辺で弾くのか見当がつかなかったため、つぶしが利きそうな席を選択。 これはかなり成功で、多少譜面台が邪魔でしたが、石田氏が真正面に見える位置でした。しかも、今日の演奏はスタンディング。彼、立って弾いている時ってカッコいいんですよ〜。 すらっと背筋が伸びて足もピンとして、ちょっとあごが上がった感じがちょっと高飛車そう(私の印象です。中身は知りません。ただ、私はそう言うのがめっちゃ好き。)でカッコ良いのです。
 舞台向かって左側にピアノの仲田氏、 その前に柴田智子嬢、真ん中より少し右よりに石田氏、その右にチェロの村井氏でした。私の席は結構後ろの方だったので全体が見渡せたので大満足。 天井の高いホールで、二階席もありました。私から見えた二階席は結構人がいなかったんですけど・・・チケット残り6枚ってのはどうしたわけ?(笑)。

 と言うわけで柴田嬢の歌声を聞いたのは今回が初めてだったのですけれど、なかなかに勉強になりました。第1部、第2部とも柴田嬢は衣装が素敵で、そっちに目が行ってしまって誤魔化されているのですが、 あのお腹、すごいですよ!すっごぼこぼこ動いてて、かなり腹筋使ってしっかり歌っているのがわかります。あの歌唱力はちゃんと肉体の裏づけがあるんですね〜。
 ただ、柴田嬢も始めに言っていましたが、コンサートと言ってもアットホームな雰囲気で、お客さんも普段あまりクラシックを聞かない人が多かったのか、最初のうちはイマイチ乗りが悪かったんですよね。 拍手が微妙・・・。良い演奏だったらもっとちゃんと拍手すればいいのに、と思ってしまいました。

 それにしても、第1部の前半は石田氏が全く出てこなくて「本当に石田氏は出演するのか」と不安になりました(爆)。 なので前半のまんなから辺で石田氏が登場し「シンドラーのリスト」を弾いた時はホッと安心しました。ただ、演奏自体はその曲の特性もあってか、 石田氏は苦しそうな表情で演奏。いっつも楽しそうに、嬉しそうに弾く表情ばかり見ていたので、ああいう表情は新鮮。曲の中に入り込んで弾く人なのですね。ますますファンになりそうです(<これ以上どうなると言うのだ)。

 そう言えば、客席から石田氏を見るのは本当に久し振り。9月は舞台の上からばかりだったから久々に石田氏の顔の右側を見た感じですね。ただ、石田氏は構えの方向がちょっとななめっていて、 私の方にヴァイオリンがまっすぐ向いているので、ほとんど正面から顔を見る事が多かった気もします。オケの時は客席にいても横顔しか見えませんからね。その点では良かったかも★



10月19日神奈川フィル第190回定期演奏会


場所:みなとみらいホール
出演者:神奈川フィルハーモニー管弦楽団 岡坊久美子(ソプラノ) 神奈川フィル合唱団 
曲目:ワーグナー:歌劇「タンホイザー」より チャイコフスキー:交響曲第六番 ロ短調op.74「悲愴」

★今回は合唱団ではなく観客です。でも観客でむしろラッキィ。だって合唱団は舞台袖だから石田氏が全く見えないんだもん★

 しかも、今回は定期会員だけにゲネプロが公開されていたので、それも見てきました(だって定期会員だもん★)。集合時間の少し前に行くと、 神奈フィルファンと思われるオジサマ・オバサマたちが10人ほど。多少楽屋口で待たされたので、ぼーっとしていたら、視界に石田氏が飛び込んできました!堂々の 重役出勤!(と言っても別に遅刻の時間ではありません。他の人も実はギリギリだったりしたし)
 いつもの黒い、膝のゆったりしたズボンに、黒い長袖Tシャツ。上に羽織るは黒のロングコート!お前は殺し屋か(笑)!颯爽と現れてするっとドアを開けて楽屋の方へ。 もちろん石田氏はVIP扱い。舞台のすぐ裏に個人楽屋があるのです(実は一般の団員は男女で分けられているくらいなのです)。まあそんなことはどうでもよく(笑)。

 ゲネプロは今回初めての対抗配置と言う事で、その音響効果の確認とか、舞台裏で歌う合唱団の音量とかの調節がメイン。 音楽をやっている身としては、この時ばかりは石田氏よりこっちの方が面白かったです。こういう音楽作りの場面を 見れるのは良いですね。かなり勉強になりました。現田先生の声が聞こえなかったのが残念(見学は二階のセンターシートのみ)。 それが聞こえると、本番でどう変わっているのか、って言うのが聴けるから面白いと思うんですけどね。

 さて、そのゲネの最中、現田先生が石田氏に対抗配置の音の様子を見て欲しい、と言うようなことを指示したらしく、石田氏がこちらへ向かって大またで歩いて来て客席で様子見をしたりしていました。
 面白かったのは、ある時現田先生が「行って!」と言うので客席に走った石田氏が、音を聴こうと思って舞台を振り返った瞬間に現田先生がオケを止めてしまった時の事です。 「あれ?!」みたいな感じでずっこける石田氏。しかも「せっかく走ったのに!」って言う表情がとてもカワイイ。

 さて本番。席はセンターの辺りで、現田先生は背中しか見れませんが、多少上手寄りなので石田氏はばっちり★。
 タキシードがりりしいです。おお。今まで気付かなかったけど石田氏って舞台の上でもお洒落さん(本日は母の野鳥観測用の双眼鏡を使用)。
 今日の髪の毛はさらっさら!って感じでぺったり寝ていました。髪の毛の寝た石田氏は久し振りかも。前髪は自然に揃っていて、ちょっと優男風。

 ワーグナーは合唱もソロもなかなか上手くいっていて(特に合唱は心配なんだ)、いい感じ。ゲネでドアの調節をしたのがかなり上手くいっています。 ドアはほとんど閉まっている状態で、あれでよく聞こえるな、と言う感じなのだけれど、あまり開けると直線的な声が直で聞こえてしまうのでゲネプロの時に どんどん閉めていったのです。あれ、閉めたの成功ですね。舞台裏では合唱指揮の堀先生が現田先生のモニタを見ながら合唱団に振っていたのだとか。 なかなか大変です。本当に見る側でよかった。。。(笑)。

 実はチャイコフスキーの交響曲第六番。館風は感動してしまいました。もう最後のほうは感動でうるうる。ずっと石田氏を双眼鏡で見ていたのですが、 音楽者としてそんなんで見ている場合じゃない!って感じで、外してしまいました。でも石田氏も見たくて・・・(<馬鹿)。結局最後は双眼鏡なんか下ろしていました。 やっぱり双眼鏡で見るのはちょっと邪道だな・・・反省。









11月3日神奈川文化賞スポーツ賞授賞式祝賀音楽会


場所:神奈川県民ホール
出演者:神奈川フィルハーモニー管弦楽団 神奈川フィル合唱団 鈴木慶江(ソプラノ)
指揮:現田茂夫
曲目:第1部 プッチーニ
 『ラ・ボエーム』から「わたしの名前はミミ」 『ジャンニ・スキッキ』から「私のお父さん」 『マノン・レスコー』から第三幕間奏曲 『トゥーランドット』から「氷のような姫君の心も」 『ヴィッリ』から妖精の踊り
 第2部:ヴェルディ
 『シチリア島の夕べの祈り』序曲 『トロヴァトーレ』から「朝の光がさしてきた(アンヴィル・コーラス)」 『椿姫』から第一幕への前奏曲・「ああ、そは彼の人か〜花から花へ」・「乾杯の歌」
 アンコール:神奈川の合唱曲「ふるさとの風になりたい」

★本番は押しに押して出演予定時間より遅い時間から始まりました。楽団員の皆様はいつもの事なのか、ゆったりと構えてらっしゃいました。 流石。舞台が日常になっているのですね。ああいう風に構えられるといいなあ。とまあ、私事は置いておいて。

 コンマスはもちろん石田泰尚様★
 今日もカッコ良かったわ〜。前日のリハーサルはシンプルに白い長袖Tシャツだったのですが、本日のゲネプロは真っ赤! 真っ赤な長袖Tシャツ!とにかく派手でした。
 そしてココだけの話ですが、石田氏、ゲネで弾き間違えたんですよ!トロヴァトーレの似たような音形の繰り返しのところで、1stヴァイオリンが誰も弾いてないのに 石田氏だけ弾いちゃって、合唱団からちょっとした笑い声が・・・。そりゃそうだ。楽譜見てたら間違えたの一発で分かるもん。 現田先生も一緒に笑いながら指揮をしていて、石田氏は「やっちゃった」と言った表情でちょっと恥ずかしそうに誰も居ない客席の方へ顔を向けていました。く。可愛いぞ石田氏(<馬鹿)。

 本番の石田氏はダブルのスーツに白いネクタイ、チーフは赤。左胸に金色のちっさなヴァイオリンの形をしたバッジのようなクリップのようなもの。今日は1つだけ。
 今日幸運な事に、待機中の私の横を石田様が通り過ぎた為、間近で石田様を見る機会があったので気付いたのですが(しかし、舞い上がりすぎてご尊顔はよく見れなかった。。。<馬鹿)、 あの真っ赤なチーフ、真っ赤だ真っ赤だと思っていたのですが、なんと黒で模様が入ってるんですよ。石田氏ったらそんな細かい所でお洒落さんなんだからっ!

 申し訳ないのですが、館風は合唱団員なため、第1部の曲を会場で聞いていないんですよ。うう。せっかく石田様が弾いているのに最終ダメだしを受けなきゃいけないなんて・・・(涙)。

 そんなこんなで、私が見たのは第2部から。
 合唱団が入場し終わらないうちに、上手に石田氏が現れ、ステージマネージャーに「入っていい?」と言ったような事を聞いていました(聞こえた訳ではない。おそらく。館風の予想。maybe.)。 そしてGOが出るとさっさと入ってきて席へ。そう言えば、石田氏、1部の始めはゆーっくり出てくるのに2部の始めはさっさと出てくる傾向にありますよね。 みなさん、2部の始めは石田氏はさっさと出てきちゃいますからね。早く席に戻りましょうね(笑)
 チューニングの後、石田氏は楽団員をぐるっと見回して、弦がチューニングし終わるのを待つのですが、終ってから「にっ」と笑ったんですよっ! これ、楽団員と合唱団員だけしか知らない石田氏の笑顔ですよねっ!(<馬鹿)もう笑顔がステキっ!

 ソプラノのソロがある曲があるせいで、今回石田氏と現田氏の間はいつもより離れていました。しかも、ソロが入ると石田氏と現田氏の間に鈴木嬢が立つ為、二人のコミュニケーションが出来ないっ! 石田氏はリハの時から鈴木嬢をよけて現田氏を見ていました。ちなみに本番は鈴木嬢の立ち位置が多少後ろになったため、石田氏は鈴木嬢の前を通して現田氏を見ていました。変な風に体を傾けていたでしょ?あれ、 ただ単に鈴木嬢のせいで現田氏が見えなかっただけなんです(笑)。

 アンコールの「ふるさとの風になりたい」はとにかくオケがカッコイイ曲。オケ付きを聞くときは是非とも1stヴァイオリンに注目! あのオブリガードがめちゃめちゃカッコいいんですよっ!
 石田氏は、演奏会も終わりに近付いてさっさと終らせて帰りたかったのか、現田先生が出てくるとサッとヴァイオリンを構えていました。いつもは直前まで構えないのに・・・(爆)。 しかも、他のヴァイオリンのメンバも石田氏につられて構えていました。それなのに現田氏がなかなか振ってくれないから、みんな「じりじりじり」となっていました。それに現田氏がやっと気付いて 慌てて振り出したのが印象的でしたね(笑)。

 そんなこんなで演奏会も無事終了。今日も石田氏はお茶目でカッコ良かったです。まる。(<なんじゃそりゃ!)













11月6日連続講座 ベートーヴェンを考える2002 レクチャーコンサート
 若きルートヴィヒ 気分は第二のモーツァルト?


場所:国立音楽大学 講堂小ホール 出演:ベートーヴェン・オーケストラ くにたち 他
曲目:ベートーヴェン
 ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 作品10の3
 管楽器と弦楽器のための七重奏曲 変ホ長調 作品20より
 ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19

★これは国立音大のベートーヴェン研究室の企画らしい。本当は外国から講師が来て喋るはずだったのだが、体調を崩されて来れなかったとのこと。かわりに礒山雅氏と今井顕氏が「器楽奏者としての ベートーヴェン」と言う内容で二人で喋ったのだが、これがまた面白かった。ベートーヴェンのスタートはピアニストだった、とか、指揮者もやったけどそっちは色んなエピソードがある、とか、キャッチーで面白い話し方だったため、 笑いながら聞く事が出来ました。ああいう講義をするんだったら寝る生徒もいないだろうなぁ。

 本日の石田氏は最後のピアノ協奏曲にベートーヴェン・オーケストラ くにたちとして登場。なんと2ndヴァイオリンです。もちろん1プルトのオモテなのですが、今日はいつものピアノ椅子ではなく、ただのパイプ椅子。 まあ仕方ないのですが、足の長い石田氏はパイプ椅子だと足が余るんですよ!太ももより膝の方が高いの!足長っ!そう言えば、いつものピアノ椅子もめちゃめちゃ高くしてるもんね。くはー。足長いわー。
 1stヴァイオリンのウラの方と2ndヴァイオリンのウラの方に挟まれてちょっと狭かったのか、石田氏は椅子をずずっと後ろへずらして座っていました。今日はいつもより斜だったかも。

 コンマスは読響の小森谷巧氏。7重奏は彼が弾いて、見た目も面白く(ああいうのが国立のスタイルなのか?・笑)、 演奏の方もヴィオラの方と息がぴったり(あ、ヴィオラの方も読響でした。納得。)。チェロの方も見ていて飽きない演奏でした。チェロの方、魅せる演奏を心がけているみたいですね。こういう演奏家が増えるとうれしいな〜。

 さて石田氏なのですが、今日はダブルのスーツに赤いチーフ。先日と同じ金のヴァイオリンのバッジ。タイは黒いクロスタイです。もしかして蝶ネクタイは嫌いなのかな?そう言えば定期演奏会とかで白い蝶ネクタイしてますが、あれ、 あからさまに邪魔みたいですよね。石田氏、ヴァイオリンを弾いていると蝶ネクタイがどんどん右にズレてしまってますものね。

 今回の曲は、どれもベートーヴェンの若い時の曲ということで、あまり聞いた事のない曲ばかりでした。でもやっぱりどこかベートーヴェンらしさはでていて、その中に若さを感じる音がしていたと思います。 礒山氏と今井氏が言っていたのですが、自分の力で成功しよう、と思っているパワーのある時期の 作品なので、どれも上昇しようと言う意識が強く、上昇音型が多いらしいです。確かにそうだったかも。エネルギッシュな中にも繊細さがあったりして、聞いていて飽きない曲でした。

 特に最後のピアノ協奏曲は、ピアノが大迫力で、カッコ良かったです。あ、そう言えば、この曲は作曲された当時のピアノでは演奏が不可能なんじゃないか、と言うくらいの作曲の仕方をされているらしいです。 当時のピアノだと音より雑音とかの方が多くなってしまうと言う話でした。ど、どんな譜面なんだろう。ピアノの能力の限界に挑んだ曲だったのですね。 普通だったら絶対今ある楽器の能力の範囲で作曲しちゃうと思うのに・・・。ベートーヴェンはそんな所でも型破りだったんですね。

 石田氏は自分が待機の時でも、気持ちよさそうに目を閉じて、リズムに乗っていました。こういう風に気持ちよさそうに演奏して下さるとこっちまで幸せになりますね。

 さて余談。
 カッコイイ石田氏を見た国立音大からの帰り道、館風、石田氏に追い抜かれました。え、え??
 どうやらさっさと着替えて出てきたらしいのですが、早過ぎないですか?!だって、館風だってホールでグズグズしていたわけじゃないし、そんなに歩くの遅いとは思ってなかったのに。 あっさりするーって追い抜かれました。はりゃ。
 私服の石田氏も超カッコ良かったです。コートをばさっとなびかせて素早い足捌きで歩いて行くのですが、歩くのがとにかく速い。 プロの演奏家は歩くのが速いって言うけど、本当ですね。しかも石田氏、周りの人と全然違うんですよ!何がってよくわかんないんですけど、なんと言うか、すでにオーラが違いますね。あれは演奏家、と言うか選ばれた人間のオーラです。やっぱり、プロは違う!
 そっれにしても着替えるの早いなあ。コツでもあるんですかね。着替え(笑)。
























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