マナー講座

コンサートマナーを考えよう

 ここはクラシックのコンサートマナーを考えてみようと言うページです。
 初めてコンサートに行く人にはここを参考にしてもらえたらなぁ、と思います。
 割と普通の事しか書いてませんが、コンサートに行けばコンサート会場の現実が実感できるはず。 自分の演奏に向かう姿勢を考えてみて下さい。
 また、これは必ずしもこうしなきゃいけない!と言うものでは有りません。 こう思っている人も居る、と言う程度に受け取っていただければ幸いです。



ホールに行く。
座席に着く。
演奏を聴く。
拍手をする。
その他。

ホールに行く。


 会場時間をチェックして、丁度その頃ホールに到着するように余裕を持つとグッド。
 こうするとホールに入ってから演奏が始まる前にパンフレットの曲目解説を読む事が出来ますし、 演奏者のプロフィールを見る時間も持てます。入口で貰ったビラをチェックするのも良いでしょう。




座席に着く。


 何でこんな項が、と思われるかもしれませんが、結構重要です。
 列の真ん中ら辺(下図参照)の人は早く来てさっさと座るのが吉。逆に外側の人は早く来ていても 開演ベルが鳴るまでホワイエに居るくらいの勢いで構わないでしょう。

 内側の人は遅く座ると座席幅が狭いホールではお互いに煩わしい思いをしますし、外側の人はくつろいでいる所に 内側の人が通るので気を使って面倒です。
 たまに凶悪な程に座席の前後の幅が無いホール(某県立音楽堂等)が存在するのでそういう時は気をつけると良いかもしれません。 逆にみなとみらいやタケミツメモリアルの様なゆったりホールはこんな事を気にする必要は全く有りません

 また、階段状になっている席(2階席、3階席に多い)の場合、舞台をよく見ようと身を乗り出してはいけません。 特にオペラ等の場合、身を乗り出すと、後ろの人が見えなくなってしまいます。舞台を見たいのはみんな一緒です。
 裏技として、どうしても身を乗り出したいのなら一番後ろの席を取ると言う手があります。みなとみらいの 3階席なんてどーです?(笑)。




演奏を聴く。


 演奏者が舞台に出てきたら、拍手以外の音を出してはいけません(笑)。個人的には 息もするな!と言う感じですが、そんな事をすると死んでしまうので以下の注意事項を守ってみましょう。 割と常識的なことばかりでがっかりするかも(笑)。

・喋らない。
・携帯電話はホール内に入ったら電源から切る。
・身じろぎした程度で音が出る衣服は着ていかない(ウィンドブレーカとか)。
・パンフは開演前にチェックし、演奏中はページをめくらない。めくっても音が出ないようにする。
・くしゃみや咳はなるべくしない。どうしてもしたい時はオケが大音量になるまで我慢。
・音を出す行為をしない。

 コンサート中に携帯電話が鳴った経験がある人は少なくないはず。アレ、切れってアナウンス入ってるのにどうして あんなに鳴るんでしょうね。
 気をつけたいのは、東京オペラシティ。タケミツメモリアルのシートはどんな服を着ていてもシャカシャカ音がするので 身じろぎもできません。




拍手をする。


 演奏が終わった!拍手をしよう!
 本当に終りですか?たまに終わったと見せかけてまだまだ続く場合があります(笑)。曲を知らない場合は曲が止まっても 拍手をしないのが賢明かも。
 また、逆に曲を良く知っていても終わった瞬間に拍手をするのはいただけません。 指揮者が腕を下ろし、振り返った所で拍手するのが良いかも。余韻に浸りたい人も居ます。 早すぎる拍手に苦笑いする指揮者を見るのは切ないものです……。

 個人的に素晴らしい演奏には大きな拍手で応えてあげたいです。私は いい演奏をありがとうという気持ちを込めて叩いてます。




その他。


・クロークって何?
・うっかり寝ちゃった!
・これはやめて!!

クロークって何?

 大きな荷物を預かってくれる所です。冬場は邪魔なコート等も預かってくれます。貴重品は自分で管理しましょう。
 荷物を預けて代わりに番号札を貰ったら手続き完了。帰りに荷物を受け取るのを忘れないように。
 大抵の大きなホールにはあります。小さなホールでもちょっと小洒落たホールならあったりします。 ライヴハウスでは外にロッカーがあったりします。ただ、そのロッカーより大きい物は預けられないのでライヴはやっぱり身軽な格好で行くのが吉。

うっかり寝ちゃった!

 仕方有りません。大好きなクラシックを聴きながら 昼寝なんて素敵すぎます。しかも生演奏!なんて贅沢!
 しかし、自分が鼾をかいたり、寝息が大きいタイプかどうかはチェックしておきましょう。そう言う場合、 足に針でも何でも刺して何が何でも起きていて下さい(冗談です)。
 後、演奏者がかわいそうなので前の方の人は寝ないであげて下さい。

これはやめて!!

 (この項は冗談ですが実話です)
 足がダルいからと言って靴を脱ぐのはなるべくやめましょう。使うのは聴覚と視覚だけで充分なんです……。



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