2006年5月19日 区民感謝祭
リリスフェスティバル2006春
場所:栄区民文化センター「リリス」
ヴァイオリン:石田泰尚
ピアノ(司会):中岡太志
曲目
G線上のアリア/バッハ
美しきロスマリン/クライスラー
愛の悲しみ/クライスラー
愛の喜び/クライスラー
intermezzo/坂本龍一(ピアノソロ)
Merry Christmas Mr.Lawrence/坂本龍一(ピアノソロ)
Peace/渡辺雄一
懐かしい浜辺/渡辺雄一
情熱のヴァイオリン/渡辺雄一
日本民謡より「そうらん節」
ラ・クンパルシータ/ロドリゲス
オブリビオン(忘却)/ピアソラ
鮫/ピアソラ
タイスの瞑想曲/マスネ
チャルダッシュ/モンティ
アンコール
リベルタンゴ/ピアソラ
情熱のヴァイオリン/渡辺雄一
★本日のコンサートは栄区文化センター「リリス」にて。区民感謝祭なのだけれど、
全然区民じゃないんだけど。。。いいのかしら。
5月にはチケットが売り切れたみたいだし、情報を掲載したりした自分としてはお客さんがいっぱい入って
一安心でした。
本日のコンサートは御馴染みになった感のある石田様の小品曲集的プログラム。クライスラーから民謡まで
幅が広い!!
始めはバッハのG線上のアリアでスタンダードに。続くクライスラーも石田様の特色である高音の
美しいメロディが惜しみなく披露された。愛の喜びでは石田様の遊び心溢れるトリック(技)が織り込まれたり
して、後ろのおば様方から感嘆の声が漏れておりました。
ここで中岡氏による坂本龍一の曲でソロを。どうしてもリゲインのCM(だよね?)しか思い出せないんですけど(笑)。
そう言えば、あの曲は所謂癒し系の走りでしたね。折角癒し系の王子・渡辺雄一氏の曲をやるので、そう言う繋がりも
アリかな〜と(笑)。
そしてその次に石田様のアルバムから3曲。初披露のピアノデュオバージョンの「情熱のヴァイオリン」は
やはり低音とリズム系をピアノが受け持たなければいけないのでちょっと音が密集しすぎていた気も。これは
元曲もそうだから仕方ないかなぁ。。。
個人的に懐かしい浜辺より「少年の9月の歌」が好きだったのでそっちも聴きたかったなぁ(魅せ場がカッコいいんですvv)。
久々に渡辺氏の曲を生で聴いたが、思っていたよりもずっと人間っぽいと言うか、タダの癒し系で終わらない曲だった。
これはやはり石田様の演奏あってこそかしら。
そして「そうらん節」を挟んでタンゴパートへ。ラ・クンパルシータはタンゴの代名詞ともなっている曲で、
どんなアレンジになっていても解りやすく面白い。
鮫もリベルタの十八番だけに、2人だとちと寂しい感は否めないが、石田様の音色を堪能できた。
最後はクラシックパート。モンティのチャルダッシュはいつも通り(笑)更なるアレンジがされていた。
石田様のこう言う曲のアレンジはデコラティヴでゴチックで好きです。こう言う曲は派手好きでもいいじゃない。
そろはこう言う風にガシガシ弾くのが好きです。ソロっぽくて。石田様の特色はなんといってもこの前の曲のマスネみたいな
美しい高音なのですが、それプラス、骨太な低音部と言うのも聴きたいですね。
アンコールはジョン・ウィリアムズの「シンドラーのリスト」が予定されていたらしいのですが、
石田様曰く中岡氏が譜面を忘れてきてしまって断念したのだとか。私の中でベスト・オブ石田様の小品の位置付けの
「シンドラーのリスト」が聴けなかったのはとても残念です。因みに変わりの曲は「リベルタンゴ」。
時折ズレたり遅れたりって言うのはまあ、御愛敬。リベルタンゴはそう言うのを気にしなくさせるパワーがある
曲だと思います。
そして、更なるアンコールに応えもう一度情熱のヴァイオリンを。石田様はこの時「本当はシンドラーのリストを…」と
2度目のツッコミを入れ、会場を笑わせていました。石田様ったらオチャメさん★
今日は久々に石田様の魅力だけで攻めたコンサートでした。CDの売れ行きも中々だった様です。こうして石田ファンがどんどん
増えていって欲しいなと思いました。
それにしても、今日CDを買うと貰えたポストカード、欲しかったなぁ……orz