場所:横浜みなとみらいホール
司会:朝岡聡
指揮:飯森範親
オーケストラ:横浜みなとみらいホール・ジルヴェスター・オーケストラ
合唱:横浜みなとみらいホール・ジルヴェスター合唱団
合唱指揮:宇野徹哉
モダンダンス:TOMS FACTORY
振付:杉原ともじ
曲目:第1部(コンサートマスタ:石田泰尚)
池辺晋一郎:ヨコハマ・ファンファーレ
バルトーク:管弦楽のための協奏曲より 第2楽章
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104より 第1楽章
チェロ:堤剛
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト短調より 第1楽章
ピアノ:伊藤恵
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
ヴァイオリン:徳永二男
カバレフスキー:組曲「道化師」 Op.26より
ギャロップ、エピローグ
第2部(コンサートマスタ:小森谷 巧)
クライスラー
愛の喜び(ヴァイオリン:漆原啓子)
愛の悲しみ(ヴァイオリン:漆原朝子)
美しきロスマリン(ヴァイオリン:石田泰尚)
ウィーン奇相曲(ヴァイオリン:梅津美葉)
中国の太鼓(ヴァイオリン:藤原浜雄)
プッチーニ:オペラ「蝶々夫人」より
"ある晴れた日に"(ソプラノ:澤畑恵美)
"さらば愛の巣"(テノール:佐野成広)
カウントダウン〜新年へ(コンサートマスタ:三浦章弘)
オルフ:「カルミナ・ブラーナ」より
No.24"ああ、こよなく美しいものよ"
No.25"おお、フォルトルナ"
第3部(コンサートマスタ:藤原浜雄)
オッフェンバック:オペレッタ「天国と地獄」序曲
レハール:オペレッタ「微笑みの国」より
"君こそわが心"(テノール:佐野成広)
レハール:オペレッタ「メリー・ウィドウ」より
"ヴィリアの歌"(ソプラノ:澤畑恵美)
フィナーレへ(コンサートマスタ:藤原浜雄)
レハール:オペレッタ「メリー・ウィドウ」より
"ワルツ"
会場の皆様とご一緒に
アンコール
ラデツキー行進曲
★今年は色々あったなぁ、と思いながら聴くジルヴェスタコンサートが最近の館風のスタンダードになりつつあります。
04年は石田様のソロ活動も増えてきたし、石田ファンとしても益々応援していかなければ!と思う今日この頃なのです。
昨年はハチャトゥリアンの様な大作のソロも有りましたね。
だからでしょうか、本日のプログラムでは石田様がソリストの作品も!!こう言う所でも一歩一歩石田様がメジャになっていっているな・
と言うのを実感して嬉しいです。
第1部は石田様がコンマス。曲目が濃ゆいだけにコンマスも中々大変そう。
今年もオープニングは池辺晋一郎作曲のヨコハマ・ファンファーレ。金管楽器をずらっと並べてのオープニングは
壮麗。いよいよこれから始まると思って聴くのでドキドキしてしまいますね。
バルトークは色々なパートがソロの様に扱われる曲で、司会の朝岡氏が曲を聴く前にどんな順番でどの楽器が出て来るかを
解説してくれたので聞きやすかったです。普通の演奏会ではパンフレットに書いてある事が多いですし、その解説すらない事もあります。
たまにはこう言う至れり尽せり系コンサートも良いかもしれません。しかも演奏者まで紹介があるし♪そこで久々に藤本氏が居るのを発見して嬉しかったですvv
藤本氏、神奈川フィルを辞めてしまったのでこう言うところでしか見られないんですよね。相変わらずカッコイイ演奏姿でした(残念ながら今年はティンパニじゃありませんでしたけど……)。
個人的には藤本氏のスネアの次に出てきたファゴットが素敵でした。今日の管楽器は素晴らしかったなぁ。
ドヴォルザークは神奈川フィルでも聴いた堤氏のソロで。相変わらずカッコ良いですね。チェロの音が違います。
この曲では石田様がノって来たのか凄いノリノリで、頭振りまくりの演奏でした。オケのボルテージも上がってきた模様。
ラヴェルでは伊藤恵嬢が登場。この演奏が素晴らしい。エキセントリックでトリッキィな曲目ですが、思い切ったタッチで
メリハリの効いた演奏が素敵。管楽器も変わった奏法をしているのか、変な音をさせていたりして、面白かったです。ここで気付いたのですが
後ろの方で地味にドラを叩いてるのが吉原すみれ嬢。あの人がスタンダードな楽器を演奏しているのがなんだか不思議な気がしました(笑)。
石田様も勿論切れ味の鋭い演奏。ちょっとスパークしすぎたのか、演奏の真っ最中にカマーバンドが外れると言うトラブルも。
しかし石田様はその部分の演奏を終え、何事も無かったかのようにカマーバンドを椅子の脇に置くと1曲弾き切ってしまいました。
沈着冷静でカッコいいなぁ。
続いてはツィゴイネルワイゼン。石田様の師匠の一人、徳永氏のソロで。石田様の師匠のはずなのですが、
音の方向性が微妙に違う。もしかしたらヴァイオリンが違うからか??徳永氏のヴァイオリンはストラディバリウスとの事で、
その辺が関係しているかも。渋味とか艶とかがある音でした。でもこれはやっぱり年齢の差が一番大きいかなぁ。
徳永氏はコンマスの石田様と音を合わせにいったり、中々の気遣いを見せていて、オケの方もそれに応えていました。
後半部分がやたら速く、ちょっとびっくりしました。全ての音をしっかり弾ききる訳ではなくて、大きな流れで演奏して居た様に感じました。
こう言うツィゴイネルワイゼンも有りかぁ。
カバレフスキーのギャロップは運動会でかかる曲ですね。吉原嬢のシロフォンが素晴らしかったです。
シロフォンって言うのは大きな木琴ですね。これがとってもクリアな音色でカッコイイ!!そうそう。吉原嬢には
こう言うのを期待している訳ですよ。この2曲が魅せ場満載だったのでとても嬉しかったです。
藤本氏のタンバリンも職人芸って感じでカッコ良かったし、こう言うパーカッションの元気の良い曲は好きです。我らが神奈フィル平尾氏も職人!って感じでカッコ良かったですし。
パーカッションってどうしても色んな楽器を扱うせいかプロフェッショナルって言う空気を感じますよね。
ここで休憩。朝岡氏は「年越しの瞬間に欠席しない様にトイレはちゃんと行っておいて下さい!!」との注意を。そのせいかトイレ混んでましたね〜(笑)。
実はこの時点で既にお腹いっぱい。だって楽しいんですもの!!石田様はカッコ良いし、演奏は素晴らしいし、言うことなし!!でもこの後石田様のソロが待ってるんです★
第2部は2005年に生誕130年のクライスラーの曲を5曲、5人のソリストと言う豪華なプログラミングで。
オケは人数を減らして小編成。チェロには神奈フィルの山本氏や村井將氏も居ますね〜(<石田様が居ないので他の所を見る余裕が出来た)。
飯森氏の指揮はソリストを気遣った指揮で、それでいてドハデなパフォーマンス。このスタンスがカッコ良いですね〜。
「愛の喜び」の漆原啓子嬢は漆原シスターズのお姉さん。張りのある音で、デリケートな感じを出しつつも音量自体はかなり大きい。
なんだか不思議なバランスですね。
一方の「愛の悲しみ」は妹の朝子嬢が。なんと彼女はヴァイオリン人生で初めてこの曲を舞台で演奏したのだとか。
とっても意外ですね〜。やっぱり有名すぎて避けてしまうんでしょうか。
そして3番目に我らが石田様が登場。やっぱり立ち姿からしてスっとしてカッコ良いですね。「美しきロスマリン」は確かに
甘い音が多く美しい曲ではありますが、超絶技巧とはちょっと縁が無い。なのでもう少しこう、ね!ほら!分かるでしょ!(笑)
矢部氏にばっかりおいしい所持って行かせないでよ!!と言うのが個人的な要望(笑<中国の太鼓がお好みらしい)。ちなみに矢部氏は肩の故障により
今日は欠番。藤原浜雄氏がソロを代わりました。
石田様の演奏は聴く側を問答無用でうっとりさせる、美しい演奏でした。なんでしょうね、石田様の演奏は音そのものがもの凄く美しいのですね。
これが他のヴァイオリニストとの決定的な違いだと思うのですが、どうでしょう(<誰に言ってる?)。
また、コンマスと二重奏の部分があり、そこの三度(だった?)がとーっても綺麗にピタァ!!と嵌って素晴らしかった!!もう、
二人の息がバッチリ合って、一人で弾いているかの如く嵌っていました。一瞬重音奏法かと思っちゃったくらいですから。しかも二人、
シンクロしすぎて動きまでバッチリ一緒。なんだかその画が可愛かったなー(<だから三十過ぎの男性に以下略)。
演奏後石田様は一度引っ込む物の、袖中のスタッフに追い出されるようにして(館風の席から下手袖中が見えた)舞台へ舞い戻った石田様。拍手に応え、まずはP席に挨拶。これには会場が意表を突かれて
空気が和みました。それからゆったりとセンター席に向かって挨拶。うーん、お辞儀まで優雅だ。
続いての「ウィーン奇相曲」は梅津美葉嬢。ゆったりとした部分と忙しい部分と両方のバランスが良く、聴いていて飽きない曲で、
ちょっと現代音楽ちっくな変な音の部分もまたアクセントになって面白い。梅津嬢の重音が美しく、良かった。
トリの「中国の太鼓」は肩の故障で出られなくなった矢部達哉氏に代わって読売日響のソロ・コンサートマスタの藤原浜雄氏がソロを演奏。
元々忙しい曲なのでかなり盛り上がっていたのですが、最後には弓の毛がプチっと切れるほどの盛り上がりよう。急遽ピンチヒッターをやったなんて
思えないほどの熱演でした。
実はこの後、オケのメンバーは一度はけて、ソリスト5人にそれぞれインタビューと言うのが有りました。でも正直
石田様の時しか覚えてない……(爆)。
朝岡氏は石田様に「3番目はどんな感じですか?」と効かれて「ちょうど真ん中でよいです。」と言うような事を
言っていました。確かに、トップバッタ程緊張しなくて済むし、ラストランナ程プレッシャを感じませんものね(笑)。
でも朝岡氏のインタビュー、石田様にもっと演奏の事を訊けばいいのに、と言う感じでファン的には不満。
だって髪型だってイヤカフだって趣味でやってるんだから(多分)それを突っ込まれてもなぁ。ファンは(少なくとも館風は)石田様がその曲にどう
向き合ったのかとかの方が興味有るよ。
第2部最後は初演100年を迎えるプッチーニのオペラ「蝶々夫人」よりアリアを2曲。澤畑嬢のソプラノは安定感があって、
彼女の歌声を何度か聴いているからかも知れませんが、落ち着いて聴けました。
佐野氏の歌声は初めて聴いたのですが、これが圧倒的な声量で、このパワーが何処から出て来ているのかとびっくりしました。
甘い歌いまわしも器用にこなし、情けない歌がとてもカッコ良い歌になっていました。プッチーニマジックと同時に佐野マジックもかかっていたに違いない。
今年のカウントダウンはオルフの「カルミナ・ブラーナ」の歌で。朝岡氏が始めに詩を朗読し、それから合唱。
そして、2曲目の詩を朗読した所で新年を迎え、迎えたと同時に2曲目が始まる・と言う趣向。これはモダンダンスも一緒に。
実はこの曲、全く聴いた事が無かったのですが、圧倒的な存在感を誇る曲で、とても私好みの曲でした。
あああ。神奈川フィルで話が来たときに歌っておけば良かったかも。でもなぁ。。。ジルヴェスタは全部見たいし。。。(あくまで石田ファン)。
ついでに言えば今年五月の神奈川フィルのカルミナ・ブラーナも公募した時に参加しておけば……ごほっ。
曲を聴いてぞくぞくしたのは久し振りかも知れません。これは曲勝ちかな・と言う感もあるけれど、とても素敵でした。
今年のベルリンフィルのジルヴェスタコンサートでもカルミナ・ブラーナは演奏されていたそうです。
ダンサーは前に出てきた5人は1曲目は銀の前下がりのおかっぱみたいな鬘を付け、まっ白な衣装で登場。
この衣装、なんと袖が隣の人と繋がっているのです。ダンス自体も神秘的で不思議なダンスでした。
そして、2曲目になるとバリッと胸から衣装を裂き、真っ赤な衣装にチェンジ。ライトが赤かったのでちょっと何色か分かり難かったのですが、真っ赤な衣装でした。
この頃になると前の5人も舞台から降りたり、客席の中からダンサーがでてきたり、かなり縦横無尽に会場を使っていました。そう言えば毎年こう言う会場じゅうを使った演出が有りますよね。
3階まで使えって言いませんから、せめて2階くらいにもダンサー出して欲しいなぁ。。。
それにしても、どんなに頭を振っても取れないあの鬘がどうなっているのか気になります(笑)。
さて、年を越しただけで終わらないのが横浜のジルヴェスタコンサート。
オッフェンバックのオペレッタ「天国と地獄」の序曲から。あの運動会で超有名なあの曲です。石田様は1stヴァイオリンの1プルト裏で
参加。おおお。珍しく譜めくりするお姿が!!裏で弾いている時の石田様は普段のコンマス時と違って、パフォーマンスは抑え気味で
コンマスのサポートに徹していました。あの派手なパフォーマンスは後ろの方のメンバにも曲想が伝わるようにって言う配慮だったのですね!
この曲、例の部分に至るまでに色々なパートのソロがあったり、ゆったりと美しいメロディがあったりと、かなり音楽はてんこもり。正に天国と地獄が同居する
面白い曲。チェロのソロやクラリネットのソロが有り、これがとても素敵なメロディ。石田様も他パートの音楽を楽しんでいるように見受けられました。
そして、例の部分は運動会の如く忙しいのですが、こんなにメリハリの効いたスパイシィな「天国と地獄」は初めて聴いたかもしれません。前半部を聴かないと
あの後半部も生かされてこないなぁ、と言うことも強く感じました。
第3部はオペレッタの曲目を演奏したのですが、ソプラノとテノールのソリスト二人が本当に素晴らしかった。佐野氏の堂々とした歌いっぷりも凄かったのですが、
澤畑嬢は日本語での演奏。日本語で歌うって思うより難しい物なんですよねぇ。そうそう、この曲ではピチカートが沢山あったのですが、
石田様はピチカートすら優雅。思わず見とれてしまうのです。
フィナーレは「メリー・ウィドウ」の"ワルツ"を客席と一緒に。と言っても澤畑嬢と佐野氏が歌う部分は指揮の飯森氏が押さえたりして、
中々器用に演奏。そう言えば、こう言うのでお決まりの「練習」が有りませんでしたね。この曲、知っているには知っているけどいきなり
歌え、と言われても難しいんじゃないかなぁ。。。後、最後いきなり音が上がるの反則(笑)。歌詞カード有るって言っても歌詞は歌詞でしかないから。
音符書いてないから!!と、これで分かるように館風はかなり頑張って歌ってきました。メロディしか分からないのでメロディ歌ってたら
明らかにソプラノ音域。。。歌える訳無いし(笑)。
でもこうやって参加できる部分がある・と言うのはとても嬉しいですね。
締めのアンコールはやっぱりこの曲「ラデツキー行進曲」。
この曲があると泣いても笑ってもラスト!と言う感じになりますよね。後腐れが無い終り方が出来てとても良いと思います。この曲を聴くと
「ようし、今年も頑張るか!!」と思えるのです。
毎年1年の最初と最後にこれだけ盛り沢山のコンサートを聴けると言うのはとても嬉しいです。来年も
石田様が乗ると良いのだけど。そしてもっとカッコイイソロが増えるといい。でも
コンマスもやってもらわないと一緒に年越しできないからそこの所は宜しく(笑)。池辺先生、次回も頼みましたよぅ!!(注:池辺晋一郎氏はこのコンサートの
音楽監督です)
2005年1月5日
神奈川フィル・ポップスオーケストラ
★ニューイヤー・ポップス2005★
〜藤野浩一 Shall we enjoy Musical?〜
場所:ミューザ川崎シンフォニーホール
指揮・司会:藤野浩一
ゲスト:石井一孝、シルビア・グラブ
オーケストラ:神奈川フィル・ポップスオーケストラ
コンサートマスタ:桑野聖
ドラム:そうる透
ベース:クリス・シルバースタイン
キーボード:斎藤聡
曲目:第1部
1.「コーラスライン」より One, I hope I get it, At the ballet, One
2.「キャッツ」より Memory
3.「オペラ座の怪人」より Music of the Night
4.「サウンド・オブ・ミュージック」メドレー The Sound of Music, The lonely goatherd,
My favorite things, Sixteen going in seventeen, Maria, Climb of every mountain
第2部
1.「ジプシー」よりEverything's going up roses
2.Entertainment Medley That's Entertainment(「バンドワゴン」より), Let me entertain you(「ジプシー」より),
That's no business like show business(「アニーよ銃を取れ」より)
3.「レ・ミゼラブル」より On my own
4.「レ・ミゼラブル」より Bring him home
5.「ミス・サイゴン」より I'd give my life for you
6.「ミス・サイゴン」より Why god way?
7.「ミス・サイゴン」より The last night of the world
アンコール
「In the svent of love」作曲:石井一孝
(アレンジは全て藤野浩一)
★久々の神奈川フィル「ポップス」オーケストラである。調べてみたら昨年の四月以来だった。
私は藤野先生が大好きなので神奈川フィルのポップスコンサートはなるべく足を運ぶようにしている。
オープニングは指揮者なしでカッコ良く始まり、アメリカンなDJのカッコイイ紹介で藤野先生登場。
赤い上着と相まってもうド派手なのである。このコンサートの良い所は、編曲も派手だけど、それに負けないくらい
ライティングも凝っていて、ド派手な所だ。とことんやってくれるのがとても嬉しい。しかも登場後
藤野先生が振りだしたのは「春の海」。流石ニューイヤーコンサート、やってくれます。
前半はインストゥルメンタルで「超」が付くほど有名なミュージカル曲を。それも選曲が良い。「サウンド・オブ・ミュージック」で
ド有名な曲2曲を外して演奏するなんて、心憎いじゃないですか。と言っても演奏した曲も
殆ど聞いた事がある(と言うより歌った事すらあるのでは)曲ばかり。
藤野先生のトークもいつも通り快調で、「コーラス・ライン」では「これを聴くとキリンビール飲みたく
なっちゃいますよね。」などと言っていました。確かに、あのCFは印象に残っていますよね。
こう聴くとミュージカルの曲って結構CFやBGMでテレビから流れているんですよね。あ、これだったのか、と思うことも。
後半は藤野先生イチオシの歌手石井一孝氏とシルビア・グラブ嬢をゲストに。ちなみに1曲目は序曲なので歌は無し。
2曲目はメドレーで、そのうちの「ジプシー」をシルビア嬢が一人で。前後2曲は二人でデュエットでした。
そのシルビア嬢が一人で歌った曲で藤野先生が指揮を振りながらお尻をプリプリと振ったのですが、それがコミカルでとても面白かったです。
と思ったらその曲は「ストリップ嬢」が歌う曲で、「ストリップ嬢の替わりに振ってみました」との事。
藤野先生のこう言う遊び心が大好きです。
石井氏とシルビア嬢の歌は藤野先生がイチオシ!との事だけあって、色があって艶があって素晴らしかったと思います。
石井氏はお喋りも面白く、会場を沸かせてくれました。
今日のオケはPA付だからか、迫力が有りました。桑野氏のコンマスソロも際立って聴こえましたし。
個人的には管楽器が頑張ったな!と言う感じ。弦楽器はPAのお陰で楽を出来たのではないでしょうか(笑)。
特に金管楽器のトランペットとトロンボーンが良かった。音がきつすぎず、ハーモニーがグッド。ホルンも中々に微妙な音程の部分を
きちんと決めてくれましたし、今日の管楽器は一味違いました。
今日のホールはオケ後ろのP席部分にお客さんを入れていなかったのですが、その部分を除いた客席全面がお客様で
埋って、かなりの賑わいでした。高校生はB席半額だけあって高校生も結構いましたしね。
「さいとーせんせい居たね。」等の会話も聴こえました。なるほどー、クラリネットの斎藤氏の生徒さんなのですね。
いい事だ。これを機会に神奈川フィルの定期にも来る様に(笑)。来年度は定期会員は700円なんだから(<1回分に割ると、の話。神奈川フィル、どうしたのだ)。
定期公演だけでなく、こう言った特別演奏会も賑わっているのを見ると一神奈川フィルファンの館風としては凄く嬉しいです。
今年も神奈川フィルを応援していきますよぅ!