場所:ゲートシティ大崎 アトリウム
ヴァイオリン:石田泰尚
司会・ピアノ:渡辺雄一
曲目:作曲は全て渡辺雄一
1回目
少年の9月の歌
Kona Winds
情熱のヴァイオリン
盲導犬クイールの一生〜愛の家(渡辺氏ソロ)
懐かしい浜辺
Winter Stars〜冬の星座
2回目
少年の9月の歌
情熱のヴァイオリン
盲導犬クイールの一生〜愛の家(渡辺氏ソロ)
懐かしい浜辺
Kona Winds
Winter Stars〜冬の星座
★待ちに待った石田様のソロアルバム発売である。今回のロビーコンサートはアルバム発売に合わせて(と言っても大分早いのだが)
行なわれた。なんとCDは先行発売するし、サイン&握手付き!写メールで一緒に写真を写していた方も居ました(<とてもうらやましい…)。
さて、ゲートシティ大崎はとても広く・綺麗。ロビーコンサートなので帰宅を急ぐサラリーマンの方が横を通ったりとか、いろんなお店の雑音とかが聴こえてきたりとか、結構賑やか。
その対策としてかヴァイオリンもピアノもマイクで音を拾っていました。1回目はピックアップマイクでヴァイオリンに直接付いていました。しかし、マイクの精度が良いのか、スピーカの音量が大きかったのか、大分音が割れてしまい
かなり残念な結果に。普段は聴こえないような雑音もマイクが拾ってしまったり、ピックアップマイクがズレると言うハプニングも起こり、2回目はスタンドマイクになっていました。
なので2回目の方がずっと音が柔らかく、ナチュラルに聞こえて2回目を聞いた人はラッキィ・という感じですね。
本日の石田様は光の当たり方によってチラチラと色が変わる生地のシャツ。これ、青から紫に変わる感じでえーと、合唱経験者にしか判らない例えでゴメンナサイなんですが、
よく一般団体の女性が着ているドレスの生地っぽいやつです(笑)。CDのジャケットと同じドレスシャツでした。
このドレスシャツ、絵では分かり難いんですが、両腕と背中、そして胸にスリットが入っていて肌が見えたり見えなかったり!なんですよ。所々止めてあるのでそうそうは見えないんですけど、微妙に腕とかお腹とかがチラっとみえるんですね。。。後ろ向いた時の
背中が一番凄かったけど…。
更に凄いのはこれがお母様のお手製(渡辺氏談)だと言う事!襟がピ!と立っている事からも判るように素人の手によるもんじゃないですよ。これ。
石田様はお母様まですごかった!
さて、曲目は全て渡辺雄一氏プロデュースの石田様のソロデビューアルバム「Vaiolin Appassionato」より。
はじめに演奏された「少年の9月の歌」は5月のピアノ・ベリッシモでも演奏されましたね。今回の方が弾き込んでいて音が深く、広くなっていたように
思いました。やっぱりレコーディングで弾きこんだからでしょうか?私はCDの中でもこの曲が一番好きです。
「Kona Winds」はCDではボサノヴァ調なのをアコースティックにアレンジして。これ、2回目は飛ばして後で演奏したんですがもしかして忘れただけデスカ。2回目だけを聞いた人は
お得感があっただろうなぁ…(<ココを見てがっくりしないでね…)。後で聞き比べて思ったのですが、かなり違う曲になってます。同じのメロディだけ?って感じに。渡辺氏のアレンジャーとしての能力が垣間見えました。
「情熱のヴァイオリン」はCDのタイトルにもなっている曲。出だしが男声合唱のような音の厚いピアノで始まって、ヴァイオリンのカッコ良いメロディ。ヴァイオリンの疾走感がとっても良いです。
これはマイクの事を割り引くと1回目の方が私は好きです。フィニッシュで弾き切る石田様がめちゃめちゃカッコよくて、渡辺氏とピタ!と合って。ただマイクが・ね。。。やっぱり生音で聞きたかったな・ってのはありますよね。
しかも、結局はピアニストの曲って感じなんですよね…。
渡辺氏のソロの2曲はNHKで放送されていたテレビドラマのサントラからそれぞれテーマ曲を。
これ、演奏に関係ないんですけど1回目に来ていた小学校低学年くらいの男の子が、この2曲の時にずーっと石田様の
CDのチラシ見てるんですよ。それまできちんと座って聴いていたのに。お母さんらしき人が「ちゃんと聴きなさい」みたいに言うのですが、ずっとチラシ見てました。
そのきもち!良く分かるよ!お姉さんもだよ!その子はきっとヴァイオリンを習ってて石田様に憧れてるんですね。いいヴァイオリニストになれよー。
「懐かしい浜辺」は中〜高音域の美しい曲。しっとりしてヴァイオリンが全面に押し出されていて石田ファン的に嬉しい曲でした。石田様の切ない音色に泣きそうになりました。
石田様の弾く切ない曲はもう反則技!ってぐらいに切なくなります。あー…。
ラストに弾いた「Winter Stars〜冬の星座」はアルバムでは2曲目。でも終曲に相応しい、落ち着いたしっとりとした曲でした。
それにしても30分程度のはずがそれよりももっとありましたよね?40分程?その間中癒されっぱなし(笑)。でもファン的には石田様に舞い上がってますから
癒されてるのかなんなのか(笑)。ダメファンです…。
そうそう。駄目ファンと言えば。今回CDを買えばサインしてくれるって言うんですものー!!買っちゃいますよね!私も買いました。
石田様の前に行くと何も喋れなくなる館風ですが、今回も例によって例の如くわけの判らない事を喋ってまいりました(爆)。今回は石田様のサインがカッコ良かったのを見て
「あ・もしかしてサイン変わりました?」とか普通に喋ってしまったのです(否…もっとフランクだったかも知れない…失礼致しました>石田様)。いくらなんでもいきなりすぎる発言ですね…そりゃあ石田様も戸惑って
「え??」とか言っちゃいますよ!!そんで遅ればせながら「しまった!!!」と思った自分は「あ。いえ、かっこいいです」とかわけの判んないこと言っちゃうんですよ!馬鹿です。馬鹿。…そっとして置いて下さい。
こほん。失礼致しました。
それでですね。ここからはCDについてです。本日は暴走が多いですがココから先更に増えると思われます。お気をつけ下さい。
ジャケットは演奏姿の石田様が。やっぱりカッコ良いですね(にんまり)。もうそれだけです。いかに自分の絵が似てないかを思い知ります(<どうでもいい)。
ただ、ブックレットこれだけ…まぁ。いいんですけど、全部インストゥルメンタルっちゃぁそうですから。でもあの文章を入れるなら石田様のコメントくらい入れて下さい。
川畠氏みたいに石田様が曲目コメント・とかはやらせてもらえないんでしょうか。クラシックならこれも良いのでは。次回はクラシックCDらしいですからね!今から楽しみデスネ!
そう。上にも書きましたが、やっぱりヒーリング音楽CDなんですよ。そうすると石田様が得意とする(と勝手に館風が思っている)高音部の超絶技巧とか出ないわけで。
やっぱファンならそういうのも聴きたいんですよね。そうなんです。コンサートで演ってるような「ポギーとベス」とか「シンドラーのリスト」とか、ああいうメジャーでクラシックじゃないやつから
がっつりクラシックまで、弾いて欲しいんですよ。
取りあえずこのCDはお休み前に聴く事にします。石田様と一緒におやすみなさぁい。・・・いいかも(笑)。
9月27日
東京二期会オペラ劇場公演
蝶々夫人 全三幕
場所:東京文化会館大ホール
指揮:小林研一郎
演出:栗山昌良
舞台美術:石黒紀夫
衣装:岸井克巳
照明:沢田祐二
舞台設計:荒田良
合唱指揮:松井和彦
舞台監督:菅原多敢弘
公演監督:栗林義信
公演監督補佐:直野資
キャスト
蝶々夫人:木下美穂子
スズキ:大林智子
ケート:柳澤涼子
ピンカートン:井上了吏
シャープレス:福島明也
ゴロー:松永国和
ヤマドリ:若林勉
ヤクシデ:小畑秀樹
神官:安藤常光
合唱:二期会合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー管弦楽団
曲目:Giacomo Puccini
蝶々夫人 全三幕
★今回のオペラは大学の芸術鑑賞会の企画の一つ。オペラは初めての試み。
4階正面の中々の席で聞く事が出来ました。残念ながらピットの中は良く見えず。コンマス席は見えません。
あ・その代わりに本日のチェロ首席は村井將氏。そうです。トリオ・アパッショナートの彼です。
行きに駅で見かけて「まさかこんな時間にホール入りなんて」と思っていたら本人でした。きっと忙しいのでしょう。
舞台にしだれ桜の木が立ってたり、派手な障子付きのセットがあったり、ライティングも凝ってて綺麗。オペラって
ホント贅沢ですねぇ。
私が予習にビデオで見ていたやつは外国人キャストだったのですが、
今回日本人キャストで見てしっくりきました。まず衣装が良い。変な和服じゃなくてきちんと和服な所が好感が持てます。
蝶々夫人とかスズキとかがしっかり帯をしているのに声がすぅーっと伸びていっていて、流石!と思ってしまいました。今回は
蝶々夫人とスズキが良かったです。いや、私の好みですが。
2幕の蝶々夫人のアリア「ある晴れた日に」も中々の好演。ピンカートンを信じて待つ蝶々夫人の感じが良かったです。
やっぱりピンカートンは悪ですな(笑)。
あ、あと子役の子が可愛かったです。金髪のかつらをかぶってめちゃめちゃ可愛いんですよ!てこてこ走ったりしてもうそっちが気になって(<ヲイ)。
「ママー!」と叫んで蝶々夫人に走り寄るんですが、それがもうめちゃめちゃ可愛い!!それに尽きる!(<尽きるな!)
小林氏の指揮はダイナミックでメリハリがありました。オケも小林氏の指揮にぶつかって行っていて好感が持てました。
あ、そうそう。やっぱり村井氏はオケの中でも光ってました。カッコ良かったです。3割位は村井氏見てました。…オペラ見ろよ(笑)。