11月1日 ★音楽の処方箋@ひまわりの郷
11月3日 ★神奈川文化賞・スポーツ賞贈呈式・祝賀音楽会@KH
11月10日 NECコミュニティコンサート@MMH
11月14日 ★神奈川フィル第200回定期演奏会@MMH
11月21日 ★SHONAN DAN CONCERT@よこすか芸術劇場
11月29日 茂木大輔の音楽ガイドブックVol.3@第一生命ホール
11月1日 音楽の処方箋場所:港南区民文化センター『ひまわりの郷』 ★今日のコンサートは音楽と心理学の関係を解説しつつ、音楽をしっかり聴く、と言うコンセプト。 さて、始めにYAMATOの4人が出て来てスッと演奏を始めた。2日前と同じハイドンの「ひばり」である。
今日も軽やかで、石田様のきびきびした動きがなんだかコミカルで可愛かった(<フィルタかかりまくり)。ホール正面の上には金色の小鳥が2羽停まっていて、
なんだか雰囲気もバッチリ。 「シンドラーのリスト」はピアノとヴァイオリンで。ヴァイオリンは浜野氏。一瞬でも「石田様がソロやらないかしら?」と思った館風が馬鹿でした。ごめんなさい(笑)。 ピアノの竹村嬢は黄色の爽やかなドレスで登場。ショパンは譜面台を外していたので音がバンバン飛んできて気持ちよい。弾く前に「す…」と一瞬下を向いて
手を膝の上で組んで精神統一。こういう所作がカッコよいですねぇ。大きな手がひらひらと鍵盤の上を舞って、視覚的にも素敵でした。
指も長いのですが、掌もおおきく、迫力の演奏でした。 休憩後のMCは富田氏と浜野氏と竹村嬢の3人で。ドビュッシーとバッハとパラディスを弾いて心理テスト。
「今はどの曲の気分ですか?」と言う質問で、そこから自分の性格・性質(かもしくは憧れる性質)がわかってしまうと言うもの。
でも「自分の性格・性質」と「憧れる性質」では大分違うと思うのですが…(笑)。
これ、演奏家2人のトークが面白かったです。 その次のピアソラと山田耕筰は弦楽四重奏で。ピアソラはやっぱりいいですね。でも2nd Vnがリズム担当なのは頂けないなぁ…まあ、魅せ場は
あったんですけど、あれだけじゃ満足できないって言うか…むにゃむにゃ。 MCに、最近の子どもは情緒的・感情的な音楽を聴くとイライラしたりパニックを起こしたりする、と言うのがあった。
きっと、そう言う音楽を聴いてこなかったのだろう。若者の音楽の傾向は基本的に「J-POP」が好きで、さらに突っ込んで聴いても
特定のアーティストの音楽しか聴いていなかったりするらしい。自分を振り返ってみても「J-POP」と言うジャンルではカリガリかイエモンしか聴かないと言う
偏った嗜好性があるし、この話はどうやら信憑性があるようである(<いや、嘘は言わんだろ...)。 アンコールは2日前にも演奏された「ソーラン節」。今日やっと編曲者が分かりました〜。幸松肇氏と言うらしい。
個人的には彼の編曲でYAMATOのCDを一枚出して欲しいと思います。それくらいこの「ソーラン節」の編曲は良い。 石田様は2日前の悪夢を思い出されたのか演奏前にちょっと自分で笑いを堪えていました。いや、ホント、思うよね。そりゃあ2日前に間違えた
事を思い出して苦笑いもしますがな。
そんでもってそれを見てクスクス笑ったのは2日前にもYAMATOを見に行った人だな(ニヤリ)。そんなプレッシャにも耐え(笑)ての演奏。
本当に、この曲はYAMATOの才能を引き出していてとっても素敵。これは耳で聴くだけでなくて目でも楽しまないと絶対損ですね。
石田様始めはソロだし(<やっぱりそこ)。 心理学と音楽を取り合わせて解説しながらの演奏会、と言う企画はとても面白かったと思います。文句を言うならそうですね…、1曲くらい石田様にソロを弾かせなさい!
って事でしょうか(笑)。まあ、後半のMCの部分は石田様は絶対にやりたがらないんでしょうけど…。それでも「シンドラーのリスト」くらい…と思ったのは私だけではないはず(笑)。 |
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11月3日 第52回 |
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11月14日神奈川フィルハーモニー管弦楽団 |
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11月21日 SHONAN DAN CONCERT 2003場所:よこすか芸術劇場 ★湘南信用金庫主催のこの企画、毎年行なわれているようです。ここ三年ほど、つまりSHONAN DAN CONCERTになってからは
石田様がソリストとして招かれているようです。湘南信用金庫理事長の服部眞司氏はかなりの石田ファンの模様。
こういう職権濫用(笑)は石田ファンとしてはうれしい所です。 なんだか前半の神奈フィルはいつもと雰囲気が違います。神奈フィル得意のエネルギッシュな演奏ではなく隅々まで丁寧に造り上げた
スタイリッシュな演奏。「こうもり」序曲が特にこの傾向が顕著でした。これはやっぱり現田氏のセンスなのかな。 前半の石田様は燕尾服で白のクロスタイ。タイピンって言うのかな?クロスタイを留めているやつがキラキラしていて、嵌っているのはダイヤかキュービックジルコニアかって感じの
宝石の輝き。今日はピアスもキラッと光って石田様光りまくり。ヴァイオリンにも赤い宝石が嵌ってますよね〜。あれは何なのかな?やっぱり石田様ってお洒落です。 前半のベストはエルガー。弦のまとまりがいつにもましてよく、石田様の気合も充分。細かく造りこんである上に神奈フィルのエナジィもノッて素晴らしい演奏でした。 後半最初のカルメン組曲は石田様ナシなので見る方(Not聴く方)はちょっと小休止。その時その時でソロを演奏するパートを中心に見ながら聴いていました。
殆どのソロパートと一緒に第一ヴァイオリンがメロディを弾いているのですが、意図的にかな?ちょっと影が薄め。きっとソロパートを目立たせる為でしょう。 そして本日の(館風的)メイン、ツィゴイネルワイゼン!この曲を石田様のソロでもう一度聴けるなんて嬉しいったらありません。ドレスダウンして出てきた石田様は[Vaiolin Appassionato]の
ドレスシャツ。最近アレがお気に入りのようです。私的に燕尾でスタンディングの演奏って言うのが結構好きなんですが…。あ、そう言えばコンマスの時とソロの時では違う弓になってました。コンマスの時は弓のお尻に付いているテープが青かったんですがソロの
時にはテープが赤になっていました。弓の形の違いなどは流石にわからなかったんですが、何かコンマスの時とソロの時とでは違う事が有るのでしょうか?きっと使う技術の傾向とかによって弓から変えたりするんでしょう。きっと色々あるんだろうなぁ(<自己完結)。 今回は始めの方はたっぷりと溜めた演奏。情感が籠った、1音1音を丁寧に扱った演奏です。もう音にぞくぞくしてしまって、石田様のソロの音しか耳に入ってきません。
その音以外はもうオマケなんですね。ソロを惹き立てるためのオマケ。耳に入ってはいてもソロが素晴らしくてそちらまで気が回りません。と言うか、ソロが耳を離させないんですね。
この求心力は石田様ならでは。何と言うか、音に重力が合ってそちらに引っ張られてしまう感じとでも言うんでしょうか。 最後のボレロに移る前に、なんと石田様は早着替えして出てきました。燕尾に戻ってます。いや、それならソロも燕尾で…(<燕尾服好き)。何故かネクタイが変わっていました。
ボレロはいつもの蝶ネクタイ。クロスタイもカッコ良かったんですが、何で変えちゃったんでしょう?気分?(笑) 始めのうちは静かに中央に配置された小太鼓が鳴っていて、段々と色んなパートが入っていくのですが、これが淡々としているのに変化に富んでいて面白い。ラヴェルはやっぱりいいですね。 アンコールは團伊玖磨氏の曲を2曲。「花の街」はプログラムに楽譜と歌詞が載っていて客席も一緒に合唱。
えーと、3部の楽譜が書いてありますけど…誰が歌えるんだろう(笑)。ちなみに私は途中まで下のパートを歌って挫折しました(爆)。
そうそう、現在高校二年生の友人を連れて行ったのですが(<勿論石田様を見せるため)、彼女はちゃんと音取れたみたいです。流石現役(笑)。
更に「花の街」を知らないと言っていました。私は中学の時に音楽の授業でやったんだけどな〜。5年やそこらでここまで世代差が出ているなんて…とちょっとせつなくなりました(笑)。 |
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11月29日
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