場所:紀尾井ホール
ピアノ:渡辺雄一
ゲスト:石田泰尚(Vn)
演奏:オーケストラ ビアチェーレ
サックス:滝上典彦Kumamaru Hisanori
ドラム:Kumamaru Hisanori
曲目:第1部(基本的にpf+strg)
1:出逢い
2:Piano Bellissimo
NHKドラマ「盲導犬クイールの一生」より
3:子守歌
4:遊ぶクイール
5:人間とあたたかく信頼し合うクイール
6:初夏の散歩(Piano Solo)
7:夢の始まり(Piano & Cello)
8:別れのクイール
9:穏やかな日々のクイール
10:夜空を見上げるクイール
第2部(基本的にpf+strg)
1:少年の9月の歌(pf+Vn)
2:星降る海(pf+Vn)
3:Winter Piano(Piano Solo)
NHKドラマ「愛の家」より
4:七色の翼
5:ささやかな幸せ
6:Valentine's Memory
7:Road to Dream
8:夕映えの海
アンコール(基本はpf+strg+Dr)
1:ソレイユ(Sax Solo)
2:ラストキッス
3:情熱のヴァイオリン(Vn Solo)
4:Brave your Heart(Piano Ver.)
5:僕のピアノ(Piano Solo)
★今日は響きの良い紀尾井ホール。先日のロビコンは雑音が五月蝿かったし、
ヴァイオリンもピアノもマイクを通した音だったのでそれと較べると今回は天国のような環境で、
演奏もとても素晴らしかった。やはり音楽は生音が一番vv。
第1部は「盲導犬クイールの一生」をメインに。石田様はダブルのスーツに黒のクロスタイ。チーフは赤でキラキラ光るバッジをつけてました。
左手首にクリスタルの、右手首に極彩色の数珠ブレスレットをしていました。あー、久々にこんな所までチェックした気が(笑)。
髪は先日見たときよりも短くなっていました。それに全体的に茶色くなってるし。金髪石田様復活?(笑)
ストリングスはオケと言うか石田様含めヴァイオリン5、ビオラ1、チェロ2の8人編成のアンサンブル。
このオーケストラ ビアチェーレはあれでしょうか。石田様のCDで弾いている方々と一緒なのでしょうか。ちょっとその辺プログラムにも載っていないのでわかりません。
一曲目が始まってすぐに思ったことはやはり石田様は別格だと言う事。うーん。アンサンブルの中で演奏すると石田様の音の良さが際立ちますね。
ピアノソロの曲が始まると石田様はすっと目を瞑って待機。存在感を無くして風景の一部に溶け込むようにしていました。ああ、そんな姿もカッコ良い…(<駄目ファン)
第2部は石田様のソロから!!衣装も先日と同じスラッシュの入ったシャツ。だからそれは背中とかお腹とかチラ見えするから気になって仕方ないんだってば!今日はサスペンダ付き。CDのジャケットと同じ服装って事ですね。
「少年の9月の歌」も「星降る海」も石田様のCDに収録されている曲。CDで聞いていたら分からなかったのですが、石田様のボウイングの素晴らしさに感動。
ロングトーンで手首を返しても音が全くブレず、滑らかに音が続くのは目で見ていたから返しに気付いたけど、音で聞いていただけでは全く分からない。もしかしたらあたり前のことなのかもしれないけれど、
とても感動しました。すごいなぁ・・と。
あ・それと「少年の9月の歌」はかなりゆっくりめに弾き始めました。じっくり1音1音確かめるように、踏みしめるような弾きだし。全体的にゆったりとした暖かな雰囲気だったと思います。
「星降る海」も石田様が入る所でかなり溜めましたし、綿密な打ち合わせの上での演奏だったのだと思います。やっぱりライヴじゃないとわからない間がありますよねぇ。このヴァージョンはライヴじゃないと
分からない良さがあると思います。生だけの特権ですね。
後半は渡辺氏も衣装替え。いつもの白の丸首シャツに黒ジャケット。ピアノソロの後に出てきた石田様はソロの時と同じ格好でした。
第2部の始めからでていたドラムセット。やはり活躍はアンコールからでした(笑)。
えーと、サックスとドラムのゲストの方のお名前が定かではありません。多分。と言うレベル。でも今までやってきた人と一緒でしょう。と言う事でかなり予想で書いてます。ごめんなさい。
なんだかアンコールに入ってから石田様の演奏する姿勢がなんだか変わったんですけど?それまでの癒し系〜なゆったりとした演奏からきびきびしたカッコ良い弾き方に変わりましたよね?
これはやっぱりドラムが入ってポップになったからでしょうか。なんだか石田様も活き活きしている気がします。伸び伸び演ってる石田様を見るのはこちらとしても気持ちがいいです。
3番目に石田様の「情熱のヴァイオリン」を演奏したのですが、ドラム付きなので石田様もピックアップマイクで演奏。これが素晴らしい演奏で、やはり石田様はこれでなくては!
もうくらくらするような演奏で、今日はこれに4000円出したと言っても過言ではないくらい。素晴らしい!この演奏でこの後CDを買おうって気になった人も多いのでは。
この演奏直後石田様は自分でも納得の出来栄えだったのかまたしてもくるっとヴァイオリンを回しました。でも今日はマイクが付いてるからちょっと控えめ(笑)。
でも、この演奏は本当に素晴らしかった。石田様はその後渡辺氏と握手をするとさっさと舞台袖にはけてしまいました。しかしその後1曲あったんですが…良かったのでしょうか(笑)。
渡辺氏も戸惑いながら見送っていました。そう言えば3曲目に石田様を紹介した時も石田様ったら全然気付いてなくて渡辺氏に「あの、スタンバイお願いします…」とか言われてスタンバイしてました。
なんかマイペースな感じが石田様らしいですね(笑)。
今回も演奏終了後、渡辺氏のCDと一緒に石田様のCDも先行発売されていて、その脇でやっぱりサイン会してました。いいな〜。私がとてもお金持ちだったらもう一枚CD買うんだけど…。と思いながら見ていたら
4枚買ってるお姉さまが居ました。流石!きっと配るんだね!流石石田ファン!石田様も4枚全部にサインして、4枚眺めて「やりとげた!」って表情でした。いや、でもすごいでしょ。。。それは。。。(<本当は羨ましいんです…)
でもなんか石田ファンのお姉さま方の熱気に押されてさっさと帰ってきてしまいました。まあ、CDも買わないし、サインしている所見てても仕方ないのですが(笑)。いやぁ、でも石田様はサインしててもカッコ良かったなぁ(<ファンですから…)
今回のコンサートはCDの良いプロモートになったと思います。やっぱりいい演奏を魅せる事が一番のプロモートなんでしょうねぇ。頑張れ石田様!次のCDも期待してますから!(<気が早いよ!)
10月3日 アジア
オーケストラ ウィーク2003
モンゴル国立
フィルハーモニック交響楽団
場所:東京オペラシティ コンサートホール
管弦楽:モンゴル国立フィルハーモニック交響楽団
指揮:ナムスライジャヴ・ブテンバヤル
1 山下一史
ソプラノ:ザヤート・オユーンビレグ
バリトン:プレブジャヴ・ガンバット
馬頭琴:デルゲルサイハン・トブシンサイハン
曲目:
ナスライジャヴ・ツェグメデ
「草原の祭り」(1971)
ソプラノ
1 G.プッチーニ「蝶々夫人」より
「ある晴れた日に」
1 ドナイエフスキー「春」
「乾杯の歌」
ビャンバスレン・シャラフ
馬頭琴協奏曲(1991)
馬頭琴アンコール(ソロ)
「輝く草原」
バリトン
1 G.ロッシーニ「セビリャの理髪師」より
「私は街の何でも屋」
1 ビゼー「カルメン」より
「闘牛士の歌」
R.ワーグナー
歌劇「リエンツィ」序曲(指揮:山下一史)
歌劇「タンホイザー」序曲
アンコール
ナツァグドルジ「白鳥山」(ソプラノ)
チンゾリグ「ふるさとの川の流れ」(バリトン)
チョローン バレエ「オラン・ハス」より
"ワルツ"
★今回も有り難い事に招待券。入口でもらった立派なパンフレットには全公演の解説や紹介が書いてありました。
あ。三善晃氏が言葉を寄せてらっしゃる。
モンゴル国立フィルは男性は普通なのですが、女性も黒のパンツスーツに白い開襟シャツ。全員揃いの制服のようです。
珍しい事に1stヴァイオリンが左、2ndヴァイオリンが右の対称配置。これは正面の席で聞きたい…と瞬間的に思いました。残念ながら席はライトの2階席。
なので足元から低音が直接響いてきました。
一曲目の「草原の祭り」は草レースみたいな可愛いメロディと一転して落ち着きのある中間部との対比が良い。その後のお祭りのような軽やかなメロディもどれもモンゴルの民俗音楽の雰囲気が
出ていてとても良かったです。派手な締めで掴みは◎。
ソプラノの方は結構しっかりしたソプラノで、迫・力!「乾杯の歌」がとてもGood。この人の声によく合った曲だったと思います。やっぱり声に合うかどうかって言うのは大切だなぁ。
ちなみに衣装は金色に黒で地模様の入った裾の広いドレス。
馬頭琴協奏曲は馬頭琴2本を使い分けていました。スタンドマイクが付いていました。
馬頭琴は色んな音色が出せる楽器で、低音と高音では魅力の違う音が出ます。始まりは見事な現代音楽でしたが、全体的に民俗音楽を表現したもののようです。
激しい場面の音の細かさ、うねり、民族楽器特有の音のゆがみはとても面白みがありました。馬頭琴としてはアンコールのソロ曲の方が特徴を活かしていた感じ。
バリトンのプレブジャヴ氏は1曲目の「私は街の何でも屋」が歯切れの良い演奏で、好演でした。
「リエンツィ」は後半の派手な部分の金管楽器が健闘。特にボーンの音が柔らかく良かったです。指揮者が変わったのですが、
指揮者の傾向が一緒だった感じがしますね。思い切りの良い振り方を見てそう思いました。
アンコールではソプラノのザヤート嬢が衣装替えをしてきました。と言っても先ほどの金のドレスにグリーンのサテンの長い上着を着ただけ。
これが裾が4つに分かれていて中の金色のスカートが見えてとても綺麗。
また、アンコールの「オラン・ハス」はモンゴルでは有名な曲のようで、始まった瞬間に拍手が起こりました。モンゴルの関係者が多かった様です。
そう言えば朝青龍も来ていました。会場の雰囲気がとても暖かく、拍手も暖かかったと思います。良い演奏会でした。