場所:NHKホール
指揮:円光寺雅彦
司会:竹内陶子
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
合唱:東京放送児童合唱団
ピアノ:熊本マリ
ソプラノ:高橋薫子
テノール:福井敬
コンサートマスタ:石田泰尚
曲目:第1部
グリンカ
歌劇「ルスランとリュドミーラ」序曲
ビゼー/「アルルの女」第2組曲から
“メヌエット”“ファランドール”
ガーシュウィン/ラプソディー・イン・ブルー
「火祭の踊り」(ピアノソロ・作曲者は聞き逃しました)
エルガー
行進曲「威風堂々」第4番
第2部
ツィンマーマン/行進曲「錨をあげて」
イタリア民謡/「サンタ・ルチア」
イタリア民謡/「オー・ソレ・ミオ」
プッチーニ
歌劇「ラ・ボエーム」から“私の名はミミ”
歌劇「トゥーランドット」から“だれも寝てはならぬ”
ヴェルディ/歌劇「椿姫」から
乾杯の歌「友よ、さあ飲みあかそう」
海の歌メドレー
海の歌を歌おう〜海〜浜千鳥〜浦島太郎〜ソーラン節〜芭蕉布〜かもめの水兵さん
〜船乗りの夢〜ひょっこりひょうたん島〜うみ
チャイコフスキー/イタリア奇想曲
★これは日本船主協会主催の海の日イベント。全席御招待だったのかな?よくわかりませんが、とにかく私は招待でした。
今日は用事があった為に遅刻して行ったのですが、はっきり言って下らない用事で遅刻したのが悔しくてなりません。
おまけに、おねーさんの案内がわからず右往左往していたおかげで座席に着けないまま一曲聞いてしまったのですね。。。(涙)。そもそも2曲完全に
聴きそびれている訳です。ああくやしい。
で、私はガーシュウィンから聴いたのですが、これが存外良い。ちょっとオケ(と言うか金管)がイケイケすぎてピアノソロが沈むと言う
事態が起こったりしたのですが、それでもピアノはカッコイイ。そしてコンマスのソロがイイ(笑)。
私はその時席に着けず入口付近で聞いていたので双眼鏡を出せなかったのですね。なので結構「ふ〜ん。NHKホールってこんなんなんだ〜」とか、「金管元気がいいな〜」とか
思って聴いていた訳です。で、新日本フィルのコンマスはどんなんよ?とか思ってコンマスを見たわけです。そしたらキビキビした動きが石田様っぽい。ふーん、と思って
見ていたら、待機の姿が石田様そっくり。て言うかヴァイオリンを膝に伏せる人を私は石田様しか知りません。自分視力無いのによくぞ見分けたって感じですが。。。(笑)。
えーと、もし、ココを石田様が見ていらっしゃったら…単発でどこかに御出演する際は
E-quartetにメールで連絡お願い致します(笑)。聴きにいけるものは聴きに行きますから(<割と本気)。
そんなこんなで心臓ばくばく言わせて席に着いた館風ですが、2階席の奥の奥だった為、石田様は豆状態。仕方なしに双眼鏡を取り出して見ていたら、
隣の席の男性に「この人は何をそんなに見ているんだろう?」と言う目で見られました。仕方有りません。館風はこう言う人です(笑)。
エルガーの「威風堂々」って、第5番まであるそうです。そんな何番もあるなんて知りませんでした。私たちがよく耳にするのは第1番みたいですよ。
あの曲も結構好きですが、この第4番も本国イギリスでは結構演奏されるのだとか。中間部の勇壮なメロディが印象的です。他の曲も聴いてみたくなりました。
全曲入ったCDとかありそうですよね。。。
さて第2部。元気のいい「錨をあげて」私はなんとなく甲子園なイメージがしました。なんと言うか、野球の応援で使われてそうだなー、と(笑)。
これがまた元気でいいんですよ。きびきびしてて。
この曲の後にえーと、海洋大学?ちょっとよく聞き取れなかったのですが、そう言う大学の手旗信号やらロープワークやらを練習して子どもに教えたりするサークル(勿論サークルの
名称もありましたがメモって無いので忘れました。。。ごめんなさい。もし当事者の方が居たら教えて下さいね。そうしたら訂正します★)の学生が7人ほど出て来て手旗信号を披露してくれました。
皆で笛に合わせて手旗をやるのですが…間違えた生徒が居たのですね。もう会場が笑ってました。でもまぁ!オイシイと思えば!
で、学生たちに将来の夢は?と言う風に聞いて回ったのですが、その中のやり取りが面白く石田様も下向いて笑いを堪えていました。あー、やっぱ石田様は笑顔がいいねぇ(<ファン心理)。
そしてやっと出ました福井敬氏!昨年のトゥーランドット以来結構好きです。福井氏はお喋りも中々いけるタイプのようです。それにしても、
やっぱり上手い!なんと言えばいいのか、甘い歌声にうっとり。このイタリア民謡とアリアは全部知って居たのでとても楽しめました。やっぱり知っている曲は聞きやすくて良いですね。
海の歌メドレーは東京放送児童合唱団が出て来て。私は子どもたちがオケの前に出てくるのを見て青くなった。・・・「石田様が見えない」(<ファン心理)
まぁ、それはともかく(いや、実際全然見えなかったので由々しき問題だったのですが)、このメドレー、割と知らない曲もあるんですが。。。てことは来ていたお子さんの中には知らない人も居たんじゃないかって感じですよね。
ファミリーコンサートと考えすぎる余り最近の子どもは知らない曲になってしまう、なんか変な感じがしますね。まぁ、海の歌なんてそうそう無いので仕方ないかと。
ポップスを一曲くらい入れても良かったかな、とは思います。ここまでやっちゃうならいっそのこと、って感じですね。
それにしても、振り付けが付いていたのですが、これが割りと安易で揃ってて気持ち悪い。いっそのこと振り付けなしで子どもたちに伸び伸びと歌わせた方が良かったのでは?と
思ってしまいました。だって子どもたちが振り付けをするのが全然楽しそうじゃないんですもの。楽しくないのにムリヤリ乗る(むしろ乗っているように演技させる)のはどうですか?(<館風さん、機嫌悪い?辛辣ですね)
明らかに子どもたちは「ひょっこりひょうたん島」だけ本気で振り付けをしていました。あれだけとっても楽しそうだったんです。振り付けの動きも自然。
だから観客席もこれで終わりか、と思ってうっかり拍手をしてしまったわけですし(笑)。パンフにメドレー曲全部書いてあるのにうっかり拍手をする観客も観客ですが、
振り付けを考える方ももう少しラストじゃないようにつけるとか出来なかったんでしょうか。
おっと失礼。筆が滑りました。
合唱の方は子どもの素直な声でよかったです。いかんせんハモリが下に分かれるので人数が少なく目立たないので残念でしたが。。。
小学4年生から6年生らしいです。子どもってあんなに小さいんですね(<それはアナタが2階席の奥で聴いていたからでは?)。
久々に合唱が聴きたくなりました。東混のコンサートでも調べましょうか…
で、先日神奈フィルでも聞いたチャイコフスキーの「イタリア奇想曲」
うっかり心の中で較べてしまいますが、そう言う聞き方は自分の聞き方じゃないのでおいといて。
冒頭の金管が中々に良かったな〜って感じがしました。新日本フィルはかなり金管が元気なようです。ただ、たまに五月蝿いくらいになっちゃいますけどね。。。(苦笑)
どうも神奈フィルの時と較べて石田様は大人しい感じ。神奈フィルとの時はもっと大暴れだったように思うのですが。。。
私的には神奈フィルの時のようにもっと自分のやりたいようにやってる石田様が見たかったです。オケの特性に合わせて居るのでしょうか。。。
それにしても今日はホント、宝くじに当たった気分。ホント、嬉しかったです★
こう言う催しものって結構豪華なゲストとかを出してくださって嬉しいのですが、もう少し曲目に“本気”を入れて欲しいと思います。
オイシイ曲ばっかりでもいいのですが、むむむ。という感じです。
ですが石田様をコンマスに持ってくると言う事は偉過ぎです。
もしかしたら日本船主協会の会長さんとかが石田様のファンかもしれませんね(笑)。
8月16日 打楽器世界一周
場所:セシオン杉並
演奏:打楽器四重奏団
Shun-Ka-Shu-Toh
藤本隆文・平尾信幸
西川圭子・和田光代
曲目:第1部
アメリカン・トラディショナル・ビート
L.アンダーソン/フィドル・ファドル
J.ケージ/サード・コンストラクション
W.ヒラー/カタログW
リムスキー=コルサコフ/熊蜂の飛行
第2部
H.トマジ/ル・トンボー・ドゥ・ミレイユ
2003.8.16 SPECIAL
N.ウェストレイク
オンファロ・セントリック・レクチャー
池辺晋一郎/雨のむこうがわで
M.イストヴァン
ドールズハウス・ストーリー
中田喜直〜大中寅二
夏の思い出〜椰子の実
アンコール
Larry Spivack/Quartet for paperback
L.Anderson/Forgotten dreams
ジョージ・ハミルトン・グリーン
レインボー・リップル・ラグ
★神奈フィルが誇る面白打楽器隊(館風が勝手にそう思っているだけ。ちなみに褒めてます。)の
藤本氏と平尾っち(影でこう呼んでるだけです)が参加する打楽器四重奏団「Shun-Ka-Shu-Toh」のコンサート。打楽器オンリーの演奏会と言うのは
本当に珍しい。マリンバのリサイタルならたまに見かけるけれど、打楽器全般、と言うのは相当に珍しいといえるのでは
ないだろうか。
ちなみに館風は新聞のチケットプレゼントで「神奈フィル藤本隆文参加の…」と書いてあったので「見てみたいー!!!」
と思って即応募。運良く当たりました。主催者サマ有難う御座います。
さて、4人が鼓笛隊のような持ち運びながら演奏できる太鼓を下げて登場。
これが「アメリカン・トラディショナル・ビート」。アメリカのマーチなどの典型的リズムなのだとか。
じゃあ私の鼓笛隊って言う印象もあながち間違いではない訳か。。。こっれがまぁ、4人が寸分たがわぬリズムで叩くんです。
もう、4人の手首が綺麗に回って、どんどん速くなっていく。これだけで思い切り盛り上がりました。
打楽器の中でも音階が出るマリンバが全体的に重用されていました。フィドル・ファドルは先日題名のない音楽会でも
マリンバソロでありましたが、今回はマリンバと小太鼓のみ。柔らかいクレッシェンドやデクレッシェンドが浮かび上がってとても
良かったです。
今回は藤本氏が主にお喋り。パーカッションについてのお話がありました。オーケストラで弦楽器と言ったらヴァイオリンやチェロ、ヴィオラ、コンバスです。
管楽器と言ったらトランペット等の金管、フルートなどの木管。じゃあパーカッションは?パーカッションの守備範囲はそれ即ち「それ以外」。
つまり、明らかに「打楽器」じゃなくてもパーカッションの守備範囲になるんですね。今日は法螺貝なんかも出てきましたし、口に咥えてブーブカ吹くカズーなんかも
打楽器じゃない訳です。でも吹くからって管楽器の守備範囲にはならない訳で。パーカッションって
オケの何でも屋的な存在なのでしょうか。でもそんな「何でもアリ」な所が平尾氏や藤本氏の様な
「面白くさせてやる!」と言う感じを生み出すんでしょうね。
やっぱり今回はマリンバの柔らかく包み込むような音色が最高でした。それにグロッケンシュピールの
澄んだ音色が重なって響きあって面白い響きになる所が好きです。
第2部の始まりは平尾氏と西川嬢がカズーを咥え、手にはタンバリンの様な楽器(でもタンバリンではない)を持って登場。
観客との掛け合いを楽しんだ演奏でした。更に次の「2003.8.16 SPECIAL」は前日にワークショップに参加した子どもたちが
竹とやぎ皮で作ったオリジナルの太鼓で一緒に演奏。夏休みにこんな体験できる今の子どもたちはいいなぁ。。。私も参加したーい(笑)。
アンコール1曲目はタイトルから分かるように4人は大きさの違う紙袋で演奏。膨らして叩いたり、つぶしたまま叩いたり、
色々して面白い。そして勿論最後は膨らまして「パン!」と潰してしまいました。
演奏が終了すると4人は脱兎の如く退場。面白すぎでした。この打楽器四重奏団、なんだか癖になりそうですvv