2003年演奏会日記-5月〜6月

5月5日 ★渡辺雄一ピアノ ベリッシモ@パルテノン多摩
5月8日 ★題名のない音楽会21公開録画@文京シビック
5月25日 コーラスとオーケストラの調べ@川崎市教育文化会館
5月30日 ★神奈川フィル第196回定期演奏会@MMH
6月14日 国立音大モーツァルト・シリーズ「魔笛」@国立音大大講堂
6月20日 ウィーンの風にのって@LL教室
6月28日 ★神奈川フィル第197回定期演奏会@MMH







5月5日 渡辺雄一
 ピアノ・ベリッシモ


場所:パルテノン多摩大ホール
ピアノ:渡辺雄一
ゲスト
 Vn:石田泰尚
 G:鈴木大介
 Vc:前田健治
 Sax:相浦恵 滝上紀彦
Strings:ミューズ管弦楽団
 コンサートマスター:栗井まどか
曲目:作曲:渡辺雄一
第1部
 出逢い(pf・strings)
 Valentin's Memory(pf・strings)
 夕映えの海(pf・strings)
 海辺のピアノ(pf・strings)
 少年の9月の歌(pf・Vn)
 遠い鐘の音(pf・Vn)
 懐かしい浜辺(pf)
 Piano Bllissimo(pf・strings)
第2部
 Waltz Nocturne(pf)
 After the rein(pf・G)
 せつなさ〜Sentimental Scale(pf・G)
 Ocean Breeze(pf・G・Sax)
 One Autumun day(pf・Vc)
 Slow Life Piano(pf)
 Portrait(pf・strings)
 Berceuse(子守唄)(pf・strings)
 Road to dream(pf・strings)
アンコール
 (pf・Sax・Dr・strings)すみません。タイトルを確認するのを忘れました…(爆)。
 Brave Your Heart(pf・Vn・Dr・strings)
 僕のピアノ(pf)

★久し振りのコンサートです。それも石田様のソロ付!やっぱり コンサートは石田様が出ているものに限りますねぇ。
 このコンサート、ピアニストの渡辺雄一氏のセルフプロデュースCDからの曲目を演奏するという企画。 CDを買っていない館風にとって、全ての曲が初体験でした。ピアノと弦楽と言う組み合わせはスタンダードで聞きやすいですね。 渡辺氏がロマンチストなのか、曲はロマンチックな曲が多かったように感じます。う〜ん。気持ちよくなる音楽ですね。

 そしてやっと(爆)石田様登場!どちらもソロ扱い。くはー。久々にスタンディング演奏ですね〜。
 1曲目の少年の9月の歌は、始めの方で石田様がちょっと固かったのか、いつもよりビブラが多め。曲が進んで高音部になればなるほど音がノッてきて、 いつものスカーンと抜ける、気持ちいい音をさせてくれました。ちょっと安心。

 本日の石田様は髪の毛が短くなっていて(って4月半ばと較べてだから、切っててあたり前か)、ばりばりっと真上に立ててました。 あれ?なんかいつもと違って髪の毛根元が黒いままですね。いつもしっかり根元から染め直してると思ってたんですが。。。もしかして どっかから「そろそろ勘弁して下さい」って言われたんでしょうか(笑)。金髪の石田様も好きなんですけどね。
 そうそう。アンコールではドラムスが付く為、ヴァイオリンにマイクが付きました。マイクから伸びたコードはするするっと石田様の首元から腰の右後ろへ。 気になるのか何度かコードをどかしたり色々していましたね。結局ぐいっと挟み込んだまま演奏していましたが。
 しかし、今回アンコール、ちょっとドラムが五月蝿かったですね。むうぅ。もっとバランスを考えてほしかったなぁ。

 しかしそんなこんながありつつもアンコール2曲目「Brave Your Heart」は石田マジック炸裂。それまでの曲が前座に聞こえましたね(爆)。
 なんて言うんですか?ここ、関係者が読まないことを願って書きますけど(爆)、 石田様、周りの出演者全員飲んでました。まっさっにっ!石田様が主役!!石田様ファンの館風的にはそれでもいいんですがね。。。

 石田様をゲストに呼ぶって言うのは、かなり難しい事なのかもしれないなぁ、と思ってしまいました。確実に周りの演奏者を飲みますからね。 石田様に対抗できる演奏者じゃないと石田様は呼べないと思いますよ〜。
 (ああ〜今日はかなり踏み込んだ事を書いてしまった〜。関係者各位はサラッと流して下さいませね〜)





















5月8日 題名のない音楽会21公開録画


場所:文京シビックホール 大ホール
司会:羽田健太郎 村上祐子
指揮:藤野浩一 羽田健太郎
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
ゲスト:岩崎宏美
 エリック宮城(Tp)
 中川英二郎(Tb)
 城ヶ崎祐子(朗読)
 アナスタシア・チェボタリョーワ(Vn)

曲目
第1部
和製ボストン・ポップスの魅力
第2部
ハネケンのチャイコフスキー物語

★当たって良かった題名のない音楽会21公開録画!マジ当たってよかった! 10枚葉書出した甲斐があったよー(笑)。そう。館風の喜びようを見て分かるように、コンマスは石田様だったのです。
 今日も曲目は省かせて頂きますね。本放送をお楽しみに!

 題名のない音楽会21は、どうやらどの管弦楽団がやっても白ジャケットを着せるらしく、今日の石田様も白ジャケット!ん?でも 他の人とちょっと色の感じが違うなぁ。渋い色な気がします。それからチーフが黒で、木製(?)のヴァイオリンのバッジが付いてます。相変わらず芸が細かいですねぇ。お洒落。 タイは黒のクロスタイで、カマーが黒に白でぐしゃぐしゃっとした模様が入ったみたいなものでした。いつもとちょっと違う感じがまたステキです。

 さて先ずは第1部。
 この「和製ボストン・ポップス」と言うのは、ボストン交響楽団がやっているように、同じメンバーでポップスをやっている神奈川フィルのことを指しています。 と言う訳でポップスディレクターの藤野浩一氏にインタビューがたくさんありました。そっれにしても藤野氏と羽田氏の二人が揃うと すんごいオヤジギャグが満載になりますね…。それでいいのかテレ朝(笑)。
 全ての曲が藤野氏の編曲で、派手派手しく豪華な仕上がりになっていました。で、今回すごいな!と思ったのがトロンボーンの中川氏の演奏。
 リムスキーコルサコフの「熊蜂の飛行」があったのですが、その飛行音パートをトロンボーンでやったのです。これ、すごいなんてもんじゃありません。 あんなトロンボーンを聞いたのは初めてでした。ほぁー。これ、本放送を見逃さない方がいいです。

 演奏中の石田様はポップスのリズムに体を揺すったりして演奏を楽しんでいる様子。石田様が楽しんで演奏しているとこっちも楽しくなりますね。

 岩崎宏美嬢は今回ある曲を歌ったところで「ごめんなさいっ」って言って曲を止めてしまいました。しかし何が不満で止めたか分からなかったです。何を失敗したんでしょう?
 しかし、今回一番やり直しをやったのはいつも通り(笑)村上祐子嬢でしょう。いや。彼女はあれがいいんですけど(笑)。

 そして第2部。
 神奈フィルのチャイコフスキーは本当にいい演奏をするのでとても楽しみでした。ちょっと残念だったのは曲目にクルミの「花のワルツ」がなかった事ですかね〜。 神奈フィルのチャイコフスキーはホント、華があっていいんですよ〜。
 第2部はいつもと趣が違ってなんと羽田氏がチャイコフスキーに扮して登場。アナウンサーの城ヶ崎嬢はチャイコフスキーのパトロンのメック夫人に扮して登場。 二人が書簡を朗読する間に曲が入る、と言う構成。現代語バリバリでチャイコフスキーが携帯メールを打ってたりするのが笑えます。
 チャイコフスキーのコスプレの羽田氏が出てきて、会場にひとしきり笑いを振り撒いた後、石田様のほうへ寄っていって「みてみて」と言わんばかりに自分を示していました。 ああ〜見て欲しかったのね〜(笑)。石田様も苦笑い。一緒に行った石田様初体験の友人は「ほらほら、あんなだから絡まれてんじゃん」とコメントしていました(笑)。 いや、羽田氏は石田様の外見が派手だからからんだんじゃなくて一緒にお仕事してるからかまって欲しかっただけなんだよ。。。(苦笑)

 白鳥の湖があったんですけど、何を思ったか、ダンスが付いてるんですね。バレエちっくな。どーせならバレエ見せて欲しかったですが。まぁ、仕方ないっちゃあ仕方ないですね。
 でもね。でもね。何であの踊り?。。。その後の朗読で意図はわかったんですが。。。明らかにやりすぎでしょう。何を言いたいのかは本放送を見ればわかります。途中から 館風はオペラグラスで石田様だけ見てました。だって見てらんないんだもん。。。

 曲自体はやっぱり第2部の方が良かった感じがしますね。石田様、こっちの方がノリノリな感じだったし。
 全ての演奏終了後、オケが立ち上がってこっちを向いた時の石田様の満足げな表情が忘れられません。いい演奏をしてくれた時は勿論ですが、 演奏後に石田様が笑顔だと(演奏中は曲に入り込んでいるので必ずしも笑顔ではないので…)嬉しくなるんです。演奏者が楽しんでいるっていうのはやっぱり 大事な事ですよね。




5月25日
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
特別演奏会
コーラスとオーケストラの調べVol.X


場所:川崎市教育文化会館大ホール
指揮:堀俊輔
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
コンサートマスター:清水大貴
ソプラノ:佐竹由美
メゾ・ソプラノ:山下牧子
テノール:吉田浩之
バリトン:上江法明
チェンバロ:藤井美紀
オルガン:室住素子
合唱指揮:岩本達明
合唱:川崎市合唱連盟合唱団「アニモ」
曲目:ヘンデル
オラトリオ メサイア(全曲演奏)

★この公演は、私は合唱団として参加しました。ここに来るまで半年間練習してきた物が全て出るわけです。 しかし、その前二日の練習がきつくて、ちょっと疲れ気味。しかし、それが程よく力を抜けさせてくれた感じで、 軽い雰囲気が出たと思います。ゲネプロや前日のリハよりもずっと軽くなっていて、本番は力が抜けてよかったんじゃないかな。 気合入れるところ(ハレルヤとか最後2曲とか)はかなり気合入っていつも通りだったし、良かった。。。のかな?歌ってると分からんです。 こっちがわだと色々見えますからね。。。えぇ。

 今回の注目は(って館風が勝手に注目しているだけなんだけど)、やっぱりコントラバスの黒木氏。かっこカッコイイんですよ〜。 がしがしとコンバスを弾く後姿がステキ〜。ソロもいっぱいだし、派手な飛ばしがかっこいいんですね〜。いやぁ、面白かった。
 それと、前と変わったな〜って思ったのが、トランペット!これ、前より良くなったと思うんですけど。。。 以前聞いたときより音が明るくて、抜けるような音でした。そう言えばこの前の題名のない音楽会の時の4トランペットが凄かったんですよね。。。 カッコイイトランペットに感動でした。

 あ。今回のソリストは、内声がヒットでした。山下嬢なんて上手かったですね〜。いや、本当に。ああいうアルトの声はステキだと思います。テナーの 吉田氏は写真より今の方がちょっとカッコイイ?って感じでした。写真の時より断然痩せましたね(ニヤリ)。

 それにしても、メサイア、長すぎです。長すぎなんですよ。休憩20分で3時間強って!!!長い!いい曲なんだけど長いなぁ。。。

























5月30日
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
第196回定期演奏会
『宇宙への響き〜その無限の広がり


場所:みなとみらいホール
指揮:ハンス・マルティン・シュナイト
ピアノ:小川典子
ソロ・コンサートマスター:石田泰尚
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
曲目:
ワーグナー/ジークフリート牧歌
リスト/ピアノ協奏曲 第2番イ長調
ブルックナー/
交響曲 第7番ホ長調(ノヴァーク版)

★お久し振りです石田様!丁度22日振りですね(<何が丁度なのだ)。
 久し振りの石田様はなんだか髪の毛が伸びて、茶色と黒のツートンな髪色に。それでも全部立ててる石田様。カッコ良すぎです。 そうか、下ろさなければプリンにならないし、立ててればそれも気にならないんですね。
 それにしても、石田様、髪の毛黒くするおつもりなんでしょうか?最近染めてないみたいですし。金髪の石田様、結構好きなんですけどね。 まぁ、黒髪になるとどんな風になるのか見た事が無いのでそれはそれで楽しみではありますが。。。

 さて、今日はシュナイト氏のブルックナー再び。石田様がお好きだと言うブルックナーを石田様の演奏で聞けるなんて、今日みなとみらいに来ていた人は幸せですね。
 そして、その「好きだ」って言うのは演奏にも表れていたと思います。

 始めのワーグナーはなんだか小編成。そこまで小編成ではないんですけど、並べてある椅子に対して座っている人が少なかったのでそう感じました。
 木管のメロディとか、きゃらきゃらした感じがなんとなく印象に残りましたね。

 リストは、シュナイト氏がピアノとコンタクトを取る為か、ピアノと指揮台の配置が見慣れない形に。シュナイト氏、狭そう(笑)。
 チェロのソロがたんまりあって、低めの芳醇な響きがとても良かったです(<ピアノは?)。

 さて、今日はコレを書かなければなりますまい。
 本日のメイン、ブルックナーで石田様大爆発!始めから気合の入りが違ったように感じます。
 冒頭は静かなトレモロ(?ビブラ?何?ピアノで言うトリルみたいなの。済みません。ただの勉強不足です)なのですが、それが、弓がキラキラ光る事でやっと右手が小刻みに動いているのがわかるくらい、 細かい動きなのです。そんな風に動いてないみたい!って思うくらい右手が細かな動きをしていたのは石田様だけ。 いつだったか、山部陽子さんのピアノを間近で見たときを思い出しました。トリルはまるで手を動かしていないように見えるのです。 手の動きがこまやかで速すぎていっそ止まっているように見える、そんな感じ。今日の石田様もそうでしたね〜。
 第二楽章は、葬送音楽風のメロディ、とあったのですが、暗いだけじゃなかったりして、なんかいいなーと思いました。

 この曲、「ワーグナーテューバ」なるものが使われています。オーボエの横、金管隊の前辺りに4本居ました。 見た目はユーフォニウムをちょっとチンして柔らかくして引っ張って伸ばした感じ(<どんなんじゃ!)。これが中々に柔らかい音を出して、雰囲気をまぁるくしていましたね。

 そしてそして、石田様は第四楽章でスパーク(<嘘です。第一楽章からスパークしてました)。
 決然としたメロディを弾く姿は勇ましくて本当にカッコイイ!ぎゅ!っと弾く所とか、すごく好きですね。アップボウよりもダウンボウの方が好きだなぁ(<何だそれ)。いや、 くっと体をねじって弾くアップボウもたまらなく格好良いんですが、その後の思い切ったダウンボウとか格好良くて好きですね。
 見られているのを意識する男、石田泰尚。それでこそ舞台人の正しい姿です。音も画も極まってる演奏者なんて、完璧じゃないですか?石田様はその道をいってますよね。

 後、おそらく見ている人みんなが思ったであろうと勝手に館風が考えたのは「頭振りすぎだろ?!」です。
 いえ、私は批判してません。むしろそんな石田様が好きです。石田様だけです。あそこまで曲に入り込んで音楽するのは。
 でも、確実にビジュアル系バンドのライブより頭振ってました(笑)。しかも早い。くらくらしたりしないんですかね?その辺は気になる所です。 と言う訳で館風的頭を振る石田様、なんてのも描いてみたりしちゃいました(笑)。

 そうそう、ブルックナーの後に石田様はシュナイト氏と握手していたのですが、その表情はなんだか苦笑い。きっと拍手が早すぎた事とかを目で会話していたんでしょうね。 あれはいくらなんでも早すぎましたから(ノーマル日記参照)。
 シュナイト氏もなんだかやるせない感じで棒を握ったまま譜面台に向かっていましたからねぇ。館風もあれは悔しかったです。シュナイト氏や演奏していた学団員達はもっと悔しかったんじゃないかなぁ。
 観客としての自分をもう一度考え直したいなぁと思いました。はい。取りあえず、指揮者が棒下ろすまでは拍手しません。あい。




6月14日 国立音楽大学
モーツァルト・シリーズ2003「魔笛」


場所:国立音大大講堂
指揮:金 聖響
演出:栗山昌良
管弦楽:Kunitachi Philharmoniker
合唱:くにたちフィルハーモニー合唱団
チェレスタ:森内 剛
合唱・副指揮:奥村哲也・藤本潤
キャスト:
ザラストロ:矢田部一弘
タミーノ:小林祐太郎
弁者:鹿又 透
僧侶1:福山 出
僧侶2:吉見佳晃
夜の女王:齋藤路津紀
パミーナ:柳沢里穂子
侍女1:悦田比呂子
侍女2:田口由美
侍女3:沼田香奈
パパゲーノ:山下浩司
パパゲーナ:虎谷亜希子
モノスタートス:青蜻f晴
童子1:柴山晴美
童子2:瀧上美保
童子3:前田真木子
武士1:渡邉具晃
武士2:斉木健詞
曲目:オペラ<魔笛>
 K.620 全2幕(原語上演・日本語字幕つき)
台本:E.シカネーダー
作曲:W.A.モーツァルト

★:学校の企画とは言え、この内容で3000円は絶対安いですね〜。と言うのが感想です。 だって、衣装やセットだってすごい凝っていて、格好いいんですよ。
 正直、「魔笛」のストーリィは意味不明。と言うか「そんな事言うやつぁアタシが張っ倒しちゃる!」って 感じのセリフを吐く人が多くて。。。何と言うか、歌舞伎を見ている気分になりました。なるほど、今とは文化が違うわけね。
 だからまぁ、実際館風としては音楽ばかりを楽しんだ感じです。やはりモーツァルトはどこを聞いてもモーツァルトって感じがして、面白かったです。 色んな技法を使っているのにやっぱりモーツァルトなんですよねぇ。不思議。

 オーケストラはピットに居たのでよく見えず。しかも今日はオペラグラスを忘れたので後ろのほうで全体を見ていました。
 やっぱり耳に残ったのは「パパパの二重唱」かなぁ。。。あの曲ってあんなに最後なんですね。全曲を聞いたのは初めてだったので、初めて知りました。
 パパゲーナの衣装が、プリプリしてて可愛かったですね。一番可愛かったんじゃないかなぁ。。。(衣装はね…)膝丈っぽい膨らんだスカートで、腰の後ろに飾りがついてるんですよ。 全体的にピンクっぽい白で、フリフリしてて可愛かったです。
 衣装や舞台装置が面白くて、見ていて飽きなかったです。舞台装置は手摺も何も無いのに高さ2〜3mの所に立って横滑りして舞台に入ってくるんですよね。 あれ、動いている最中はいいけど、動き始める所とか、止まる時とかは怖いんだろうなぁ。

 オペラって言うのは、見るのも演るのも結構大変って事がわかりました。まぁ、自分が演る側にまわるって事は有り得ないけどね…。また見に行きたいけどなぁ。 オペラはやっぱり高いしなぁ。。。これから先こういう事でしか見に行かないかもしれないなぁ。。。んー、残念(笑)。




6月20日 ウィーンの風にのって
 ヴァイオリン&トークの夕べ


場所:某大学LL教室
ヴァイオリン:気賀栄
ピアノ:松本美都子
曲目:
モーツァルト/
 ヴァイオリンソナタ第25番ト長調
ドヴォルザーク/
 ソナチネト長調 第一楽章
クライスラー/
 「美しきロスマリン」「中国の太鼓」
 「愛のよろこび」
レハール/「メリーウィドウ」より
ジーツィンスキー/
「ウィーン わが夢の街」
モンティ/チャールダーシュ
アンコール
エルガー/愛の挨拶

★場所が伏せられているのはお察しの通りうちの大学だからです(笑)。
 うちの大学にある「映像言語メディアラボ」なるものの公開講座。公開講座でも生演奏を呼んで来るのは初めての取り組みらしく、先生たちはヤキモキしていた模様。 ちなみに普通に授業を行なう比較的狭いメディア教室での演奏。なんと舞台が貧弱すぎてピアノが乗せられないらしく、ピアノは電子ピアノ。これはかなりかわいそうでした。
 それにしても、開演10分前までガラガラだったのですが、開演には80ほどの席がいっぱいになっていました。そうか、その前の授業が開演前10分に終わるのか。

 気賀嬢は16歳で、松本嬢は19歳でウィーンに渡り、どちらもウィーン国立音大をでて同大学院修士課程修了後、国内外で演奏活動をしているらしいです。 また、二人ともピアノ三重奏フラウエン・トリオのメンバーとの事。
 今回は演奏のほかにもウィーンの写真のスライドを使ってのトークも有りました。ウィーンのシュテファン大寺院やら、国立オペラ座やらの写真がでましたね。あっちは普通の町並みが クラシカルで素敵ですねぇ。。。ほう。

 さて演奏の方はと言うと、上を見てわかるようにメジャー曲ばっかり!キャッチーですねぇ(笑)。
 安定した低音と力強い高音。速弾きが得意の模様です。特に良かったのは「中国の太鼓」ですね。この曲は館風も大好きなのでとても面白かったです。

 トークはウィーンに留学していた時の話など。特に心に残った一言は「ウィーンに滞在した事で偉大な作曲家たちは時代は違えど同じ人間なのだと実感して、 その曲の書かれた土壌を感じる事が出来ました。」と言う一言。やっぱりいい演奏には譜面以上のことを感じ取る事が大切なんですね。


























6月28日
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
 第197回定期演奏会
 『イタリアへの憧れ』


場所:神奈川県民ホール
指揮:広上淳一
ヴィオラ:清水直子
曲目:
チャイコフスキー
 イタリア奇想曲 op.45
メンデルスゾーン
 交響曲 第4番 イ長調 op.90
 「イタリア」
ベルリオーズ
 交響曲「イタリアのハロルド」op.16

★約1か月ぶりの石田様★そりゃあ、その間にテレビ放送はありましたが、やっぱり生が一番でしょう。
 本日の石田様はなんと髪の毛を染め直し、短い髪は全体的にダークブラウン。おお。なんか逆に若々しい感じですね。

 始めのチャイコフスキーはなんだか不思議な音がいっぱいする派手な曲でした。チャイコフスキーらしい空間全部をかき回すような 勢いがあって良かったです。演奏終了と同時に巻き起こる拍手。すかさず「ブラボー!」の声。今日も演奏終了すぐに拍手が入りましたけど、 曲の構成もあってそんなに気にならなかったですね。いや、多分広上氏がさっと振り向いたってのもあるでしょうが。

 そう。その広上氏。結構背の低い人なのですが、指揮をする背中がカワイイ!かなり踊るタイプの指揮者なのですが、それがなんかぷりぷりしていて、 見ていて面白いのです。何と言うか、曲を、演奏を楽しんでいるのがよく分かります。ああいう指揮者は好きですね。

 ベルリオーズはソロの清水嬢がすごかったです。ヴィオラ単品の音って言うのをまじまじと聞いたのはもしかしたら初めて?って感じだったのですが、 ヴァイオリンと全然音の感じが違うんですね。響きの太さが全然違います。ヴァイオリンがちょっと大きくなっただけと思っていたので改めなきゃです(<馬鹿) ヴィオラの音は響きがかなり深く、高い音でも深みのある幅の広い響きが失われません。声で言うなら高い声も出るタイプのアルトって感じでしょうか。

 清水嬢の演奏は、流石ベルリンフィル首席奏者と言う感じの迫力の演奏。特にアップボウの処理が印象的でした。弓全部を使って弾ききる感じなのですが、 とにかくラストが派手。そして当然の事ながら音がそれと一緒にぱぁん!ってはじけるみたいに響いてカッコイイのです。

 本日の石田様はなんだか盛り上がりまくり?気温が高くライトが当たっていたのもあったでしょうが、ヴァイオリンの顎当てを無造作に膝にグイと押し付けて 汗を拭く事もしばしば。顎自体も肩口で拭っていましたし、とにかく暑かったのでしょう。でも気温が高かっただけじゃないはず。じゃないとあの良い演奏は出来なかったでしょう。
 1曲目のチャイコフスキーの後から、石田様は始終笑顔。何と言うか、満足そうな笑みでしたね。きっと思い通りの演奏が出来たのでしょうね。 く〜。石田様が笑顔だとファンも嬉しくなりますよ〜。

 あ。これは書いておかなければ、と思ったんだった。
 今日のベルリオーズでボーンが目立つシーンがかなりあったのですが、それがかなり良かったです。和音もピタ!っとハマめてきましたし、タンギングのキレもかなり良かったです。 何時の間にかすごく上手くなったって感じがします。あ、ペットも良かったですね。管の演奏はキレが命と思っている館風なので、ああいう見せ場をキッチリ魅せてくれる演奏は大好きです。

 今日の演奏会は全体的に安定していて、それでいて前に進む勢いのある演奏会だと思いました。次の定期演奏会は9月。 それまで何とかして石田様のコンサートと神奈フィルの演奏会を見つけなくては。。。






















クラシック日記のトップに戻る

日記のトップに戻る

トップページに戻る


アクセス解析 SEO/SEO対策