3月12日 JCAA meets
Jerry Goldsmith
場所:東京芸術劇場
指揮:チャールズ・フォックス/服部克久/小六禮次郎/ボブ佐久間/宮川彬良
司会:ヒロコ・グレース
トランペット:エリック宮城
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
曲目:第1部
自由の大地(作曲・指揮:服部克久)
オーケストラの森(作曲・指揮:宮川彬良)
カット・トゥ・ザ・チェイス (作曲・指揮:チャールズ・フォックス)
交響組曲「SAKURA」(作曲・指揮:ボブ佐久間)
オーロラの下で(作曲・指揮:小六禮次郎)
第2部(指揮はすべてチャールズ・フォックス)
2001年9月11日(作曲:ジェリー・ゴールドスミス)
『スター・トレック』より《組曲》
(作曲:ジェリー・ゴールドスミス)
アンコール
やさしく愛して(作曲:チャールズ・フォックス)
★ジェリー・ゴールドスミス急病により、指揮者交替でチャールズ・フォックス。
と言う訳で当初入る予定のなかったチャールズ・フォックスの曲が追加されました。
それぞれの指揮者が自分の曲を思いのままに振る、と言う企画はかなりナイスだと思います。
やっぱ作曲者以上の理解って難しいと思いますし。
服部氏はJCAA会長らしく、ソツない演奏。いつもの黒詰襟で淡々と。分かりやすい音楽と言う印象だったなぁ。
パーカスに平尾氏がいない?!って思ってよく見るとピアノの脇にドラムセットがあってそこに座っているではありませんか★
良かった〜久々に見た気がする(笑)。
で、ドラムセットの脇にベースがいたのですが、あれ?あの人、神奈フィルのコンバスの人ではないの?よくよく見ると後の曲で舞台裏を通って
コンバスの所に戻っていました。あ、そう言えばあの人、バンドやってからコンバス始めたってHPに書いてあったような・・・(<記憶曖昧。。。)。
宮川氏は、オーケストラを森に仕立てて書いたと言う曲でした。小動物を表現したフルートがめちゃめちゃ可愛いのです。
でも、インパクトが一番強いのは宮川氏本人ですよ…。だって、髪の毛がおかっぱ前分けヒカルの碁ですよ?!(笑)。ヒカルの碁ってのは、前髪の一部だけ金髪で後黒髪って言う
髪形を指します(笑)。振ってる最中、金髪と黒髪が混ざり合ってすごい事になってました。面白かったのでオッケーです(笑)。
フォックス氏の曲は、映画音楽のサントラで追いかけっこの所ばかりを集めたメドレー。ちょっとせわしない感じの、運動会みたいな気分になりました(笑)。
佐久間氏は、これぞ現代音楽!って感じで、和と不協和音満載。でもあまり汚い音はしなかったと思う。結構綺麗に当たる音ばかり書いてあったのかな。
この演奏会用に特別に編集した版らしいです。ちょっと得した気分。
小六氏は、落ち着いた演奏で、じっくり聞けました。重厚な音楽が寒さを感じさせました。
第2部のジェリーの曲は、2001の方は、聞いた事がある人が少なかったのか、そこで曲が終り、と言うのが分かり辛く、
会場が拍手し損ねる、と言う事態が発生。曲が終ったと知った時には司会が出てきていました。あう。
原因としては、意外にも短い曲だった、と言うのが挙げられるでしょう。それにしてもどうして拍手が起こらなかったのか…結構謎です。
スター・トレックは最近なんか公式ガイドブックが出るとかでCMでよく流れていますよね。おお、聞いたことあるし、とか思って聞きました。
アンコールはネスカフェです(笑)。ネスカフェのCMでよく聴くあれです。
初めてオケで聞いたんだけど、うーん。。。どこまでがメロディかわかり難いです…(爆)。音がかなり厚いからでしょうね。
後、メロディラインはもっと主張してもいいと思います。ええ。
明日の演奏会は館風は演奏する側なので、あまり色々書けないと思うので、今日いっぱい書いて見ました(笑)。
でも、明日のプログラムはオール・ジェリー・ゴールドスミス・プログラムなんですよね。。。つまり、今日と明日は全く違う、と(笑)。
明日もお楽しみに〜
3月13日 ジェリー・ゴールドスミス
1 in JAPAN 2003
場所:みなとみらいホール 大ホール
指揮:チャールズ・フォックス
ソプラノ:サイ・イエングアン
司会:ヒロコ・グレース
トランペット:エリック宮城
合唱:神奈川フィル合唱団
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
曲目:作曲:ジェリー・ゴールドスミス
第1部
『ネメシス/S.T.X』
『スター・トレック』ファンファーレ作曲:アレクサンダー・カレッジ
『ラストキャッスル』より《組曲》
『トータル・フィアーズ』より《作戦》
『いれずみの男』より《メイン・タイトル》
『オーメン』
第2部
映画主題曲メドレー
『パットン大戦車軍団』より《組曲》
『ザ・ワイルド』より《メイン・タイトル》《フィナーレ》
『ソリアン・オーバー・カリフォルニア』
(ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーより)
★今回は神奈フィル合唱団の出番有り。しかし、1部だけ、と言う事なので、2部は御役御免で
聴くことは出来ず(涙)。そんなわけで、今回の感想は合唱団から見た第1部、と言う形になります。
1曲目から派手〜な曲で、聴衆の気持をバッチリゲット!って感じで、大編成のオケが暴れまくり。
とりあえず、第2部が聞けなかったのは始め2曲派手な曲が聞けたのでよしとします(笑)。
『トータル・フィアーズ』ではサイ嬢の美声が光りましたね。トゥーランドットの時よりいい感じだったな〜と
思ったのは私だけでしょうか。『いれずみの男』のソプラノ・ソロは、なんかあれ、歌うの大変そうな曲でしたね。
なんか現代音楽って言うか。。。流石ソリスト。きっちり歌いこなしてますからね〜。
第1部のラストは『オーメン』。合唱団の出番はこれで終りなので張り切っていきます(笑)。
始めの不協和音とか、中々良い滑り出しをしたものの…。
合唱団がかなり危うい部分があったのですが、そこはオケに助けられてなんとか持ち直し。尾花氏が必死に背中でオケに指示出してました。
あれを見て館風は「ここかっ!」っとかなり必死に入った記憶があります(笑)。尾花氏、流石です。凄いです。ありがとう!えっと、
見に来ていた人と神奈フィル関係者はココを読まないようにして下さい(笑)。
でも聴きに来ていた人に聞いたところ、合唱団が落ちたのとか、色々気付かなかったらしいんで、良いと思います(笑)。
ええ、実際合唱団、頑張ったと思いますよ!ホント、オケも合唱団も頑張りましたって!(笑)。
そんな訳でいつもと趣が違う日記になってしまいましたが…。
3月17日 保健福祉大学校歌録音
場所:かながわアートホール
曲目:保健福祉大学校歌
作曲:一柳慧
作詞:大岡信
指揮:藤野浩一
管弦楽:神奈川フィルハーモニ―管弦楽団
★これは、本来ならノーマル日記行きだったのだが、あえてこちらで書かせていただく。
え、何かって?コンマスが石田様だったんですよ!これ!もう、わけがわかりません。何故にこの
仕事に御大が出てきたのでしょうか?曲が一柳氏だったからか?もうこれは事務方の館風へのサーヴィスとしか思えません(笑←注:勿論冗談です。思ってません。)
そんなこんなで、AHに入る40mも前から「もしやあの青くて茶髪なのは石田様?!」と気付き、
勝手に心臓バクバクさせていた館風ですが、今日は合唱団としてのお仕事もきちんとこなします。
この保健福祉大学と言うのは今度できる大学らしく、それを神奈フィルに弾いてもらって、歌も合唱団に、と言う事らしい。
中々粋な事しますね。こういうお仕事があるのは合唱団員としても嬉しい限りです。
そして!念願の藤野先生と御対面!丁度2年ぶりになるでしょうか?嬉しくて、相方は舞い上がってました。
館風は思い余って(笑)手を振ってしまい、そうしたらなんと!藤野先生は気さくに声をかけてくれるじゃないですか!やっぱいい人だ〜(嬉)
おかげで相方は藤野先生に覚えてもらえたっぽいし、手も振ってみるもんですね(笑)。
お仕事は1回合唱だけで歌って、その後合わせ。いきなり録音開始です。
藤野先生は「○○の所がちょっと低いから高めにね。」と注意した次の合せでは、律儀にその所に来ると手でOKの形を作るのです。
きちんと聴いていてくれると言う安心感が歌いやすかったです。
それにしても、石田様が出張ってくるって知ってたら、気合入れて服も選んだし、化粧もしたのに。。。
普段着すっぴんだったよ。。。(涙)。まあ別にどーせ見てないからどうでもいいんですけど(笑)。
今日の石田様は短めの髪の毛をババッと立てて、エネルギッシュ。青と黒で切り替えの効いたトレーナに、いつも通りの黒ジャージでした。
きっとこれは仕事着って決めてるんですね。
今日休憩時間の石田様は絶えず煙草を吸っていたと思うんですが、演奏直前にはガムかんでるんですよね。。。いや、勿論演奏する直前に出してるんですけど。
問題は(<別に問題でもなんでもない)「いつガムを口に入れたのか?」って事で(笑)。
それにしても石田様、煙草吸いすぎです。健康には気をつけて下さいね。(<超絶おせっかい)
3月21日 第18回 丹沢音楽祭
場所:秦野市文化会館
指揮:堀 俊輔
ソプラノ:澤畑恵美
テノール:五郎部俊朗
バリトン:多田羅迪夫
チェンバロ:藤井美紀
管弦楽:神奈川フィルハーモニ―管弦楽団
合唱:丹沢音楽祭『四季』合唱団
曲目:第1部
丹沢讃歌
作詞/森一歩 作曲/加藤正二
第2部
オラトリオ『四季』 ハイドン
★実は、神奈フィル合唱団の方で歌っている方も結構居て、堀先生がチケットを下さったので遠路はるばる行ってきた。
たかだか170円をけちって秦野駅からホールまで歩くという暴挙を行ないつつも、なんとか時間までにホールに入る事が出来た。
開放感のあるホワイエに、広めのホール。市民会館にしては結構いい感じのホールです。
第1部の丹沢讃歌はどっしりとした男声合唱と、爽やかな女声合唱が交じり合って、いい具合になっていました。これはきっと
圧倒的な人数による効果が一番大きな物と思われますが、やっぱり下振りからずっと堀先生が振っているだけあって、まとまりが良いですね。
本指揮者と下振り指揮者とが一緒だとやっぱり利点は大きいと思います。
第2部のオラトリオは有名で派手な音楽の部分は勢いがとてもあってよかったのですが、しっとりしたところが何か、しっとり、と言うより元気がない、って感じに
なっちゃった感じがありました。あ、でも勢いがあるところも大暴走かましたパートがありましたね。。。(苦笑)。
特に私が気に入ったのは「夏」のラストと「秋」の狩りのシーンかな。狩りのシーンの掛け声が面白かったです。ホウ!ホウ!
本日のコンマスは。。。えっと、どなたでしょうか。どこかに書いてあったんですかね?ゲスト?取り合えず神奈フィルの人じゃないです。誰か教えて下さい(爆)。
そして、オケの方では久々に小宮氏をはっけーん!石田氏とセットじゃないのが悲しいですが、ちょっと嬉しかったです。
今日のナンバーワンはなんと言ってもティンパニ・藤本氏でしょう!すっごい眉根に皺寄せちゃってるんですが、叩き方はとっても楽しそう。
体だけはノリノリ。なのに顔はしかめっ面。そのギャップが見ていて面白かったです。あ、面白いってダメですかね?(笑)。館風的には褒めてるつもりなんでヨロスク(笑)。
3月26日 ヴィアマーレ・ファミリー・クラシックVol.2
ブルーアイランド氏の親子で楽しむゆかいなオーケストラU
場所:はまぎんホールヴィアマーレ
指揮・ピアノ・司会:青島広志
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
曲目:第1部
ブルーアイランド氏の「面白楽器図鑑」
モーツァルト/アイネ・クライネ・ナハトムジークより第一楽章
レオポルド・モーツァルト/おもちゃの交響曲より第一楽章
モーツァルト/きらきら星変奏曲(編曲/青島広志)
ポール・マッカートニー/オブラディ・オブラダによるコンサートロンド(編曲/青島広志)
スコット・ジョプリン/エンターテナー(木管五重奏)
ディズニーメドレー(金管五重奏)
第2部
オーケストラで世界一周!
ビゼー/「カルメン」組曲よりとレアドール
ヨナーソン/かっこうワルツ
リムスキー・コルサコフ/くまんばちの飛行
指揮者体験コーナー
ブラームス/ハンガリー舞曲第5番
みんなで歌おう!
ロジャース/ドレミの歌
ロッシーニ/歌曲「ウィリアム・テル」序曲〜スイス軍の行進
アンコール
ヨハン・シュトラウス/ラデツキー行進曲
★ すっごく安いからと言う理由で選んだこのコンサート、親子コンサートな為、周りは小学生かそれ以下の子ども達ばかり。
うを。ヤバイ。ヤバイぞ!浮きまくりだ(笑)。でも、浮こうが何しようが行って良かったです。
実は青島氏初体験の館風。青島氏のちょっと坂本ちゃん風味な語り(笑)で爆笑させられてしまいました。
おそらく子どもよりずっと笑ってました。と言うか、小学生にあのウィットはわかるのか?(笑)。
会場内は客ばかりか、楽団員まで巻き込んでの笑いがあたたかく、良い雰囲気でした。そんな感じで、トークがとても面白く、お得な感じがしたコンサートでした。
さて第1部。曲の前に解説をしてくれる上に、大抵聴いたことのある音楽なので、かなり楽しめます。
楽器を紹介するコーナーでは、それぞれの第一奏者のお名前も出して、一緒に紹介。演奏者にも興味を持って欲しい、と言う事でしょうか。
おもちゃの行進曲は、元の曲にハイドンが付けたおもちゃの楽器パートをつけての演奏。舞台向かって左から
太鼓、おもちゃのラッパ、トライアングル、ガラガラ(おそらくラチェット。ぐるぐる回すとバラバラバラバラ!と言う音がする)、水笛、鳩笛。これらの
楽器を普段は別の楽器をする人が演奏したんです。ガラガラは平尾氏の担当。コミカルな動作で演奏するのがピッタリ!でした。やっぱり見た目も考えて演奏してくださって面白いわ〜。
で!鳩笛担当になったヴィオラのももこさん(<と、青島氏が紹介したトップの方)。笛全体を手で覆って、手を開いたり閉じたりする事で音を変えるのですが、
楽器紹介のときに音がでない!スコースカースピー。みたいな(笑)。あまりに音が出ないので青島氏もあきれて「もういい!後でやりましょうね」と言って
先に行く始末(笑)。挙句の果てに置いてきぼりにしかけるし。戻ってきて吹かせてみてもあまりに貧弱な音で「・・・本番はちゃんと吹いて頂戴」と言われる始末。
そして本番・・・始めの方は割ときちんとした音で「カッコー」と吹いていたにも関わらず、何時の間にか「スコー」とか音程が変だったりとかしてしまって、
演奏終了が「かしなさい。私にも吹けるわよ」と言われて青島氏が実演。しっかり音が出ました(笑)。もう大爆笑。挙句の果てに笛を
最前列の子どもに手渡し「ほら、吹いてみて。吹けるから。・・・汚くないの!」(笑)。ああ〜。子どもが汚いから嫌って言ったのね〜(笑)。
もう、終始この調子で演奏会が続くわけです。いかに面白かったかわかるでしょう?もう、私はこの時青島氏のコンサートは次も絶対来ようと思ったのでした。
いかに子ども向けと言われようと、親しみやすい音楽を神奈フィルで聴けるわけですし(しかも格安!)、このチャンスを逃すテは無いわけですよ。
さて、第2部、どれもこれもドキドキするような演奏だったのですが、やっぱり目玉は指揮者体験コーナーでしょう!
ブラームスを始め、青島氏がきっちりと振り、次に観客に振らせる、と言う趣向。始めは70代の男性がいい!と主張する
青島氏でしたが、やっぱりそういう年代の方は出て行きたがらず、子どもを当てるハメに。出てきたのは8歳の男の子。「うーん。あと62年足りないねー。」と言われていました(笑)。
二人目は大人の女性が良い、と言う事だったのに、やっぱり出てこないので9歳の男の子とお母さんをセットで。この時館風がめちゃめちゃ手を挙げたい衝動に駆られたのは言うまでもありません(笑)。
いや、もちろんあげませんけど(笑)。そして3人目は女の子。
さて、この指揮者体験、何がすごいって、子ども達が振るわけなんですが、オケが子どもたちに超忠実に演奏するんです。子ども達のテンポのめちゃめちゃな指揮に
合わせて演奏するわけですから、めちゃめちゃゆっくりだったり、わけのわからんアッチェがかかってたりするわけです(笑)。それが忠実に演奏されるところに感動しました。
オケ、すごすぎ。神奈フィルの底力を見た気がします。
ドレミの歌は会場を二つに分けて合唱にしたり、中々に凝った事をやってくれました。子ども達も自分が参加する事でオケに親しみをもてたんじゃないでしょうか。
未来の神奈フィルファンを増やす、と言う意味でも、子ども達にいい音楽を提供する事のできる
環境がある、と言う事でも、良い取り組みだと思います。神奈フィルにはこういうコンサートも続けていって欲しいなあ。
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