2002年演奏会日記-11月(2)

11月11日★ JFC作曲賞コンクールコンサート@すみだトリフォニ−小ホール
11月16日 お茶大管弦楽団@かつしかシンフォーニーヒルズ
11月17日 エストニア・フィルハーモニック室内合唱団@タケミツメモリアル
11月28日 スウェーデン国立エーテボリ交響楽団@タケミツメモリアル






11月11日
 第2回JFC作曲賞コンクールコンサート


場所:すみだトリフォニー 小ホール
出演者:ヴァイオリン:山田百子(1.4.7)
   1  チェロ:苅田雅治(4.6)
 1   1  山本裕康(6)
 1  1  田草川亮太(6)
 1  フルート:千葉純子(6.7)
 1  クラリネット:草刈麻紀(4)
 1  ピアノ:小坂圭太(2.4)
 1  1  佐藤ローデン千恵(6.7)
 1  チェレスタ:児嶋一江(2)
 1  打楽器:稲野珠緒(2.4)
 1  1  佐々木啓恵(2)
 1  弦楽四重奏:浜野考史(Vn)
 1 1  1 石田泰尚(Vn)
1  1  1  榎戸崇浩(Va)
 1  1  高麗正史(Vc)
 1 指揮:佐藤紀雄(4.6)
曲目:板倉ひろみ/無伴奏ヴァイオリンのための「ソリロック」
 野田憲太郎/五つの精霊
 鹿野草平/絃楽四重奏のためのハード・テクノ
 清水健太郎/「輪華」クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ヴィブラフォン、ピアノのための
 金井勇/弦楽四重奏曲
植田彰/5人の奏者の為の”エンプティ・バランス”
足本憲治/停止した事象と記憶〜Fl,Vl,Pfの為の〜

★これは日本作曲家協議会が主催する第2回JFC作曲賞コンクールの本選会。書類審査を通過した7曲が実際に演奏され、 その中から大賞を決めるらしい。私は結果発表の前に帰ってきてしまったので結果は後日どこかにアップしますね★

 1曲目。無伴奏ヴァイオリンのための「ソリロック」。
 ヴァイオリンのみ。これ、現代音楽を全く知らずに聞いたらびっくりするであろうメロディ(なんかあるのか)。 同行者の後輩はビックリした様子。
 館風の感想はヴァイオリンソロってかなり上手く作曲しないと難しいんじゃないだろうか、と言う事。せっかくなんだから和音が充実した曲が聞きたかった。

2曲目。五つの精霊。
 ピアノ、チェレスタ、グロッケンシュピール、クロタレス(サンバル・アンティーク)による演奏。
これ、チェレスタの音が全然聞こえない。いいのかなあ。。。たまに他の楽器の音と明らかに違う音がしてたから、もしかしたらあの音?館風、チェレスタってよくよく聴いた事無かったから聴いてみたかったんだけどな。
 このクロタレス、以前一ノ瀬響様の新作初演で聴いたアンティークシンバルですね。ふうん。クロタレスって名前も持っているのね。あの時は真後ろにアンティークシンバルがいて、なかなか音を楽しめなかったのですが、 今回はきちんと響きを楽しめました。この楽器私大好きかも。叩いた初めの音はグロッケンシュピールと似たような感じなんだけど、最後のほうでふいぃぃぃいんってビブラみたいにかかるのがカッコイイ。 もしかして響さまの印象のせいか?(<んなわけない)
 全体的に幻想的な音で館風はまあまあ好き。アンティークシンバル効果かも(笑)。

3曲目。絃楽四重奏のためのハード・テクノ。
 館風が一番楽しみにしていた曲。石田様が弾くし、なにより弦楽四重奏でハードテクノってなに?!って思ったのです。
 そして結果は期待通り!もう大いに楽しみました。
 これ、弦楽。。。
弦楽四重奏。。。。???(笑)
 多分、全部の弦を押さえて力いっぱい弓を引いて「ぎゅいん!ぎゅいん!」って音をさせているのですが、全編その音ばかり。はっきり言って、弦の素敵な深みのある音★はしない(笑)。
 石田氏はかなり真剣な表情。笑っている暇はない。演奏者はかなり必死。始め、口をへの字にしていたのですが、暫くするとゆるんでいました。
 作曲者が「演奏者は、この音の洪水にたちむかい、ひたすら楽器をかき鳴らしていく」、と書いている通り、ひたすら弾く!弾く!弾く!すごい。 最後にはヴィオラ、チェロ、2ndヴァイオリン、1stヴァイオリン、と言う順番で足をドン!ドン!ドン!と舞台へ叩きつけていく。足が跳ね上がっています。びっくりして視線はもう舞台に釘付け。
 館風はとりあえず演奏終了後、バレないようにかなり笑いました。もう笑うっきゃないって感じです。きっと作曲者もこんな感情を持ながら作曲したのではないでしょうか。

4曲目。「輪華」。  クラリネット、ヴァイオリン、ピアノ、チェロ、ヴィブラホン。
 これ、クラリネットがすごい音。ほら、シアトリカル・ミュージック・ナイトの主催者の草刈麻紀さんです。 迫力の演奏。力強くて派手。これ、クラが主役・・・だと思ったんだけど、詳しい事は現代音楽だけにわからん(笑)。
 ヴィブラフォンが素敵な音。チェロは、周りの音が派手すぎてなじんで聴こえなかった感じが・・・。もっと聴こえてもいいはず。
 ヴィブラフォンのおねーさんが素敵でした。

5曲目。弦楽四重奏曲。
 これがわかりやすいメロディ・・・らしきものがあった(笑)。まあ、現代音楽なんてこんなものでしょう。
 3曲目の石田氏は2ndヴァイオリンで、浜野氏の譜面台と石田氏の譜面台が邪魔で全然見えなかったのですが(しかも石田氏、激しい所へ行くと石田氏から譜面台のほうへ突っ込んでしまうので 全く見えなくなる)、5曲目は何故か石田氏が1stヴァイオリン。3曲目の後に「石田氏に1st弾かせればいいのに」と言っていただけに嬉しい限り。
 石田氏はまたしてもきゅうっと口をへの字にして眉をちょっと寄せて弾き始める。途中でぺろっと唇を舐めたりして結構シビアな演奏だったみたい。
 曲が終ると石田氏は作曲者を呼ぼうと思って、人差し指で客席をぐるぐる〜っと探す。か、かわいい・・・。しかも、作曲者が来て4人と握手をしたのですが、 石田氏はお辞儀をしながらにっこり笑って握手。うわあ。やっさしいんだぁvv。

 6曲目。5人の奏者の為の”エンプティ・バランス”。
 フルートとピアノとチェロが3本。
チェロの苅田雅治氏が上手い。先の4曲目では分からなかったんだけど、深くていい音が出てた。
 チェロは指版がないところまで押さえて、すっごく変な音出したり、チェロ三本がそれぞれ少しづつずれた事をやったりして視覚的にも面白かった。
 フルートは曲自体がかなり派手。先日も書いたけど、以外にもフルートが大きな音でちょっとびっくり。
 ピアノの佐藤嬢がすごく派手で上手い。弾いているだけですごい存在感。

 7曲目。停止した事象と記憶〜Fl,Vl,Pfの為の〜。
 フルート(ピッコロ持ち替え)、ピアノ、ヴァイオリン。
 ピアノが全部蓋が閉ってたにしてはすっごい音量。しかも、きちんと音が立ってる。やっぱりこういうピアニストはいいなあ。バンバン音が飛んで行って気持ちいい。
 この曲は中々まとまっていて良かったかも。メロディらしきものもあったから、印象にも残った。
 ピッコロの音が鋭くてちょっとびっくり。フルートに続いてのびっくりです。オケの中のものしか知らないから、何でも単品で聞くと面白いのかも。

 館風はそもそも現代音楽が大好きで、結構楽しめたんだけど、同行した後輩なんかは「この曲怖かった」と言う曲がほとんど。でもまあ、良い経験(笑)になったんじゃないでしょうか。 確かに、100年後残っているのは現在クラシックと呼ばれる音楽だと思うんです。でも、だからこそ今この「現代音楽」ってジャンルを聴いておかないと勿体ないかな、とも 思ってしまって(笑)。

 さて、どの曲がグランプリを取ったんでしょう。一応他に2本佳作が出るみたいです。
 今日つくづく思ったのは、演奏者に左右されるな、と言う事。まあ、ファンの欲目ですが、 石田氏が出た曲が良く聞こえましたもん(笑)。演奏者はコンクール結果に大いに影響すると思います。
 グランプリは石田氏が弾いたやつだといいな★

★JFC作曲賞コンクールの結果がわかりました。
☆JFC作曲賞:清水健太郎「輪華」
クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ヴィブラフォン、ピアノのための
☆佳作:2名
 鹿野草平「絃楽四重奏の為のハード・テクノ」
 植田 彰「5人の奏者の為の”エンプティ・バランス”」

 やっぱり私的にも印象が良かったやつが通った感じですね。それに、全体的に編成が面白い物が通っていますね。その辺にもオリジナリティがないといけないのか・・・。
 佳作に石田様が弾いた「ハード・テクノ」が入っているのが嬉しい限り。






















11月16日お茶の水管弦楽団第71回定期演奏会


場所:かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
出演者:お茶の水管弦楽団
1 指揮:時任康文
1 カルメン:西けい子
1 ホセ:望月哲也
1 ミカエラ:松原有奈
曲目:ヴェルディ/歌劇「ナブッコ」序曲
1 ビゼー/歌劇「カルメン」より抜粋
1 ドヴォルジャーク/交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」

★これはTERRESTRIAL ODYSSEYのKEN君にタダチケットをもらったので行ってみた。実は館風、大学オケを聴くのは初めて。 もう興味が偏りまくっているのがわかりますね(笑)。
 このかつしかシンフォニーヒルズ、前にはモーツァルト像が建ってたりしてなかなかオシャレ。しかし、周囲に何もないのにはびっくり。 せめてコンビニくらい・・・(涙)。

 演奏の方はクラシックを全然知らなくても「あ、どっかで聴いた事あるかも」と言う感じの曲ばかり。カルメンなんかは超有名どころばかり の演奏で、聴いていてかなり楽しめました。

 この管弦楽団はもちろん大学生と、多少のOBで構成されているので、小さい頃から楽器をやっていた人 ばかりじゃ無いと思うのですが、結構いい演奏をしたんじゃないかなぁ、と思います。
 ビックリしたのは、プログラムの後ろについている楽団員の所属大学。見ると気が遠くなるくらい頭が宜しい学校の方ばっかり。ひい、お勉強もできて音楽が趣味なんて完璧じゃないっすか(<どの辺が完璧なのだろう・笑)

 コンマスの男性が面白い方で、もう「ゆらゆらくん2号」!って感じでした。あ、1号はもちろん石田様です(どうやら過去(新星日時代?)、そう言う呼び名があったようです。もちろん本人は知らないだろうけど・・・)。
 指揮者に食いついていく姿は前へ後ろへかなり激しかったです。どうやら楽団の中でも有名らしく、コンマス紹介はかなり面白かったです。

 しっかーし!今回の演奏会で館風が一番気になったのは指揮者の時任氏。
 最早指揮を振っていると言うよりダンスを踊っているみたい。それもクラシカルなダンスじゃなくて軽くて華やかなモダンダンス。飛んだり跳ねたり大暴れ! 重点を置きたいパートの方へ近付いていったりするのは現田氏と一緒。時任氏はなんだか楽団員と一緒に音楽を楽しんで創って行っているように見えて、 好感が持てました。ああいう人と一緒に音楽をやるのは楽しいでしょうね。




11月17日 エストニア・フィルハーモニック室内合唱団


場所:東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアル
出演者:エストニア・フィルハーモニック室内合唱団
1 指揮:ポール・ヒリアー
1 東京フィルハーモニー交響楽団
曲目:リゲティ/ルクス・エテルナ[永遠の光]
1 マーラー(ゴットヴァルト編曲)/きみの碧き二つの瞳
 1 ―《さすらう若人の歌》より
1 ブリテン/聖チェチリア讃歌
1 スケンプトン/Rise up,my love(song of songs)
1 ティペット/5つの黒人霊歌
 1 ―オラトリオ《我らが時代の子》より
1 ・・・・・・
1 ペルト/リタニ[連祷]
アンコール
1 ブラームス/7つのリートop.62より 森の夜

★合唱王国エストニア(なんと全人口の6割が合唱人口!)が誇る世界トップレベルの合唱団(と、書いてあった)。 でもそれも納得。本当に音程が良い!更に声が深くていい響き!発音が深すぎず、しかし浅くなく、心地よい響き!聴いていると気持ちよくなってきちゃう感じの演奏でした。

 館風は1曲目のリゲティなんかが気に入りました。もう響きに命をかけた作曲をしていますね。テクストはほとんど意味を成していません。だけどその浮遊感とか幻想的な感じとかが大好きです。

 この合唱団は見たところ年齢層がなかなか高めの混声合唱団のようです。やっぱり歳を重ねた方がいい声になりますね。それ以上に骨格の差はあると思いましたが。
 とにかく音の密度が高いのです。声がみっちり詰まっている感じ。最終曲のペルトだけ東京フィルと一緒だったのですが、完全にオケを圧倒していました。 音の密度が全然違う。存在感がとても大きかったです。

 前半にペルト以外の全曲をやって、そこで20分休憩だったのですが、前半はなんと1時間。聞いているこちらとしてはそんなに長い時間聞いている気がしませんでした。 曲が終って時計を見たら1時間経っていて、そんなに歌ってた?!という感じでびっくりしました。やっぱりヨーロッパの方は時間の流れ方が違うわ〜。 やっぱりこういうのって音楽性にもでるんでしょうかねえ。
 とってもゆったりとして心地よい時間を過ごさせて頂きました。




11月28日スウェーデン国立エーテボリ交響楽団


場所:東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル
出演者:スウェーデン国立エーテボリ交響楽団
1 pf:中村紘子
1 指揮者:ネーメ・ヤルヴィ
曲目:マルティンソン/A.S.の追憶〜シェーンベルクの浄夜に寄せて
1 グリーグ/ピアノ協奏曲イ短調op.16
1 マーラー/交響曲第1番ニ短調《巨人》

★今日の館風は疲れていた。とある事情で1日中立ちっぱなしだったから。でもでも、行ってきました初台まで! タケミツメモリアルは館風の大好きなホール。最近はどうもタケミツメモリアル付いてますね。嬉しい限り★

 1曲目の「A.S.の追憶」はシェーンベルクの追悼の意を込めて作られた曲。直接引用されている部分もあるらしいのですが、館風は元の曲を知らないのでわかりませんでした。 でも、純粋に弦楽曲としてかなり楽しめました。不思議な雰囲気の曲で、元の「浄夜」が1899年作曲で、この「A.S.の追憶」が1999年作曲。あ、そうか。現代曲なのか。これ。 なるほど通りで。館風好みの曲だと思った(笑)。

 2曲目のグリーグは冒頭だけ聞き覚えがあったのだが、後は全然知らなかった・・。でも何であそこだけ知っているんだ?有名ですよね?
 中村紘子嬢はとってもちっちゃくてカワイイ!しかしそのちっさな体からでる音はすごいパワー!音がバンバン後ろに飛んでいくのです。 館風は招待券だったのですっごい前のほうだったため、ピアノの音はあまり聞こえず。後ろの方を振り返ると音が降って来るのがわかるんですよ。 ぐあー。勿体ない!しかもライトだった為、肝心の手が!見えない!ピアノの蓋に映る手を見ようと思ったけど、角度が悪くてその手も見えない。華麗に動く手が見られなかったのはかなり残念。。。

 3曲目は館風のお気に入りのマーラーの第1番。これは図らずも予習バッチリ(石田様がマーラーとブルックナーが好きだとおっしゃっているのでとりあえず聞いてみるか!と買ってみた)だった為、オケと一体になって楽しめました。 実は生オケで聴くのは初めてで、予想以上の迫力とクオリティの高さに感動!そりゃ演奏後にブラボーの声が飛びますって!なんか、石田様がマーラー好きって言うのが分かった気がします。 イイですよ。マーラー。ちょっと他の交響曲も聞かなきゃ。

 ライトの席だった為、すぐ近くにコントラバスがいました。そのおかげか、かなりベースの効いた演奏に聴こえたのですが、それがまた重量感があって良い。コントラバスのソロではソロを弾いた首席奏者の方(?・ともかく1プルのオモテの人ですよ) がとってもステキでした。演奏後に指揮者に紹介された時、「え?俺も?いいよそんなの。」みたいにちょっとテレている感じでとても可愛らしかったです。

 それと、金管がとても良い。安心して聴ける演奏で良かったです。なんと言うか、オケが良かったと思わせるのは実は金管なのかも。金管は失敗すると一発でバレますからね。そう考えると、今日のエーテボリの金管は完璧。 第4楽章の金管が総出のファンファーレ(って言っていいのかな?)が超カッコイイ!もう盛り上がりがスゴイ!そう言えばそろそろ〜っと金管が入ってきていたな。あれで人数増やしていたのですね。
 第1楽章の遠くからのファンファーレは扉の中。扉が全部閉っていてよく指揮が見えるな、と思ったのですが、タイミングもきちっと決まっているし、音量も丁度いい具合に調節されている。 これはもう演奏者の能力の高さゆえ。音の柔らかさに感動しました。はー、トロンボーンの音ってやっぱり好きだなー。

 曲も良かったのですが、館風が注目したのはコンマス!
 コンマスのお兄さん(と言っても35は過ぎてるだろうという年頃の人)と、その隣で1プルの裏で弾いている女の子(20代かな?ハタチくらいに見えたけど、そんな事は無いだろうし…) がめちゃめちゃイイんです!
 コンマスは背が高くて、座っても館風の位置からバッチリ見えるし、弾き方ものびのびとしていてステキ。女の子はこれがもうまさに美少女!って感じ。安室奈美恵の若い時(ここポイント)みたいにとってもキュート。 ストレートの茶髪をきゅっと脇にやっておでこを出しているのできりっとした印象。でもホント美少女なんだよ〜。ほそっこい腕できゃらきゃら弾いていくのですが、心なしかテクニックや激しい演奏を求められるところの方が活き活きしている気が…(笑)。

 何箇所かのソリでは、メインはコンマスが弾いて、音に厚みを出させる為か、部分部分を一緒に女の子も被せて弾いていきます。 それがまた、2人の息が合っていて良い。2人してタイミングを合わせる時に女の子が笑うのが微笑ましい。ソロの部分じゃなくても、女の子は度々コンマスのほうへくうっと寄って行って顔を見合わせては「にっ」と笑って、その表情がまた可愛らしい。後半はもうこの2人に釘付けでした。

 そう言えばこの交響楽団、楽団員同士の仲の良さがとっても表れていたと思います。そう言えば演奏がすべて終了したら隣同士の楽団員同士、又は前後で弾いていた楽団員同士が握手していたし。 有難う、今日もお疲れ様、みたいな感じで。そんな雰囲気がまた良かったです。やっぱり音楽って人間が出ちゃうんだわ。



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