J.K.ローリング



ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団






2002年12月23日
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人


訳:松岡佑子
出版社:静山社(2001)

★再読。言わずと知れたハリー・ポッターシリーズの第3弾。先日映画「ハリー・ポッターと秘密の部屋」を 見たことからまた読みたいなあ、と思って再読した。うん。やっぱり3巻の方が好き。と言っても4巻はまだ読んでいないのですが。

 ストーリィはいつも通りハリーが従兄弟一家に虐められる夏休みから。これでもか!ってぐらいハリーに都合が悪く物語が展開します。
 しかも、凶悪な犯罪者ばかりが収監されているアズカバンからシリウス・ブラックと言う凶悪犯が脱走し、ハリーを狙っているらしい!そのおかげでハリーは楽しい外出も出来ない。 様々な事件と出来事が絡み合い、シリウスがハリーを狙う理由もあきらかに…。
 とにかくすべての事件、出来事が伏線になっているので、下手な事は書けません(汗)。

 ここから下はややネタバレを含むので未読の方はお気をつけ下さい。

 この話のすごいところは、最初から最後まで、どんな些細なことでも伏線になっている事。始めの方のハーマイオニーの言動が最後の謎解きシーンでの裏づけになっていたり、 他にも綿密に計算され尽くしています。子供向けと侮る無かれって感じですね。いや、すごい。
 最後の謎がどんどんとほどかれていくくだりはもうずうっと「なるほど!」と、思わされます。
 なので、内容に付いてはあまり触れられないんですよ。困った(笑)。

 館風が特に良かったな〜と思ったのはハリーを助ける秘密の地図の作成者たち。特に4人のうちの3人がカッコいい。そりゃあハリーのお父さんとその学友本がコミケで登場しちゃいますって(笑)。 それぐらいカッコイイ。お互いに信用しあってるのがいいのです。ハリーとロンとハーマイオニーもあんな仲の良い仲間になっていって欲しいなあ〜。

 それにしても、スネイプ先生はどうしてあそこまで根性が曲っているんでしょう?うーん??1巻では彼なりの美学があったりしてちょっとカッコ良かったのに。なんか2巻、3巻では1巻での彼の美学がどっかに行ってしまって いて、めちゃめちゃカッコ悪いんですけど。1巻はカッコ良かったと思ったのは館風の勘違いか?
 それにしてもスネイプ先生、くだらない事(と言っても死ぬかも知れなかったのだが)でずーっと根に持ってるんですね。それでハリーに当たってるんだったらそれもまた変な人だ。とりあえず、 当たるならシリウスに当たって下さい笑)。

 とにかくシリウス・ブラックがカッコイイー!!!描写はめちゃめちゃ怖いのに、何故かカッコ良く見えてしまうという。
 特に館風が気に入ったのは事件の真相を知ったハリーたちがシリウスと一緒にホグズミートから学校へ戻る途中のシーン。そこでシリウスはおずおずとハリーに一緒に住まないか、って提案するんですよ。これがもう! 感動!です!次の炎のゴブレットではハリーとシリウスは一緒に暮らすんでしょうか?くは。楽しみ★


2003年1月27日
ハリー・ポッターと炎のゴブレット


訳:松岡佑子
出版社:静山社(2001)

★前から読みたい読みたいと思っていたハリー・ポッターと炎のゴブレットがやっと読めた。
 そして、勿論期待を裏切らないくらい面白い本だった。
 ハリーの一年をつぶさに追う形で展開するのはいつもと同じ。しっかし「毎年寮対抗でクィディッチをする」と言う設定は何処へ行ったのだろう?ハリーが入学してから 何回まともに最後までやり終えた時があったのか(笑)。

 物語の始まりはやっぱり夏休みから。クイディッチのワールドカップに出かけた先で「例のあの人」ことヴォルデモートの復活の兆しが現れる。 そして、三大魔法学校対抗試合のホグワーツ代表に選ばれたハリー。そんな中、ハリーとロンの友情に亀裂が・・・・!!

 上下に分けてあるのに、ちゃーんと上巻の終りに盛り上がりや泣かせどころがあったり、かーなーり。練られています。
 おまけに、何度も起こる逆転劇!怖すぎです。私は読んでいて何度叫び声をあげた事か(笑)。奇声を上げながら読むので家の外では読めませんね。 まあ、持って行くのも嫌になるほど重いんですけど(笑)。

 そして今回も!ツボなキャラのオンパレード!
 私が今回イチオシ!なのはマッド・アイ・ムーディ。外見かなり怖いですが中身かなり良い感じです。前回のルーピン先生みたいな感じ。そう。 困った事に、私がツボるキャラはハリーのお父さん世代に多いです(笑)。

 一つ一つのエピソードが面白くて、細かい所細かい所がかなり気に入っちゃっているので、客観的な感想なんて書けませーん(爆)。<これ、レビューじゃないじゃん!


2004年9月9日
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団


訳:松岡佑子
出版社:静山社(2004)

★あー……読んでいる最中は面白いと思ったのだけれど……最後の最後で やってくれたよなぁ……。
 この物語は基本的に推理小説ではないし、普通の小説と違っていつもいつも ハリーが一年を過す様子を追うと言う形式を取っているのですけれど、 それゆえに物語が急展開するまでが恐ろしく長い。今回も下巻の最後の方まで延々と ハリーが手を換え品を換え迫害される 様子が続くのでちょっとげんなりしてしまう事もあるかも。

 で、私は今回もハリーのお父さん世代のキャラクタにツボってました〜。
 今回は1回出てこなかったシリウスとルーピンが始めの方から出て来てくれましたし、前回私のお気に入りに なったマッド・アイもバッチシ出てきましたし、何より1巻から良い人やーと思って居たスネイプ先生が やっぱり良い人でした。良かったー。うんうん。なんか、アレですね。このシリーズ、シリーズが進めば進むほど 脇役に魅力が出てきますね。
 いやぁ、スネイプ先生、なんか好きになりそうです。



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