小野不由美



くらのかみ






2004年6月29日 くらのかみ


出版社:講談社(2003)

★実は小野不由美を読むのは 初めてだったりして(笑)。ミステリーランド。

 本家に集められた親戚たち。大人が何やら話し合いをしているのをよそに、蔵座敷で 四人(しびと)ゲームをしていた子どもたちが、いつの間にか子どもが一人増えていることに気付く。 そんな時、話し合いをしていた大人たちに異変が。食事の中に毒物が混ざっていたらしい。
 子どもたちはその犯人と、紛れ込んだ「座敷童子」を探すために推理を開始した。

 実はこの本の直前にハリーポッターを読んでいたのだが、その翻訳文と文章の雰囲気が似ているなーと思った。 もしかしたらこれが一応子供向けとして書かれた物だからかもしれないが。そんな訳で、凄く読みやすい。 割と複雑な仕掛けが施してあるのだけれど、これだったら漢字が読めさえすれば小学生でも 理解できるだろう。
 ミステリーランドの凄い所は「子ども向け」と銘打っていてもミステリに手抜きの無い所だ。この作品も、 その辺りは抜かりない。座敷童子当ては結構びっくりだったけれど、面白かった。



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