乾くるみ



塔の断章






2004年3月10日 塔の断章


出版社:講談社(1999)

★名前の通り幾つもの場面が細切れにカットインするパズルの様な構成になっている。 この構成に囚われずに読んだ時(殺人のシーンはともかくとして)、どうなるのかな・という興味を抱いた。

 それにしても凄い話である。一人称の人間が割と淡々と語っているので理解し難いのだが、人間関係が複雑に絡み合っていて 正に昼ドラ。そんなテイストが嫌いじゃない私には楽しく読めました。
 本編の始まりのシーンで矢継ぎ早に人が出るのでちょっと判り難いのだが、追々わかってくるので心配は要らない。 しかし、この時の印象と後々の印象があそこまで変わるとは…。その辺りも楽しんで丁寧に読んで頂きたい。
 例えば天童さん、始めの方のシーンでキンキキッズ鼻歌で歌ってたりするんですよね…なんだかイメージが…(笑)。



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